表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者の脇役生活  作者: 優。
第一章 ――俺の蚊帳の外で起きていたこの世界の物語――
6/6

第02話 『事情と進行』

前話書き足しました。

 のですが、今回の話の長さが足りなくなってしまいました。ので、後でこの話も付け足すかもわかりません。

 先程この事態に大げさに反応したものの、対処法はしっかりとある。実は。

 力技になってしまうがね。

 ようは爆発させなきゃ良いんだから、俺の魔法であの魔力が収束している球体を消し飛ばすか、オドの魔力を用いてあの魔力を包んでこううまい具合に不発させるか。

 つまり、現在立ち向かっている少年が白衣のおねーさんの犯行を阻止できなかったとしても、まあなんとなるのだ。

 このまま放っておいても、なんとななる。

 俺が困っているのは、『どう介入すべきか』その一点に限る。

 普通に友好的な姿勢を見せて少年に近づいてもいいんだけども。ここで内なる俺が言う。俺にそんなコミュ力があるのか――?


「あるわ!こちとら異世界で知っている人一人しかいない中頑張ってきたんんじゃい!」

「ふえ?どうしたの。証君?」


 でもなんというか。

 あの少年から香るリア充臭。それが、俺にハードルを想像させる。


「ああ――……えっとあそこにいる少年は何者なのだろうかとね」

「ああ、でもぼくはそれよりも、あのお姫様みたいな女の子のほうが気になるかな?」

「惚れたのか?」

「ええ!?なんでそうなるの!」

「冗談だ。で?」

「あの人、魔力がないよ。それにあの白衣のひとも、魔力が……ほぼない?」

「ああ、そういうことね。わかるわかる」


 あのお姫様みたいな人から魔力を感じることができないのだ。

 それは、全くということである。

 通常誰しもオドを持っているはずなのだが。

 そしてまた、あの白衣の女性からもオドを感じない。ただ異常と思うのが、通常どんな物質にも含まれる魔力という力が、お姫様みたいな人の体から、全く感じないということだ。


「また変な事情がありそうだな……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ