数年前のエゴサ
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●Retrojiってどこでダウンロードできるんですか?
└❖R(Retroji公式)
この時点では、まだクラファン段階です。現在はApp storeで~
○この中古車販売店どこですか?行きたい
└❏覆面配信者
俺じゃダメʕꈍᴥꈍʔ?
●ここ俺の地元なんだが? 主さん営業熱心すぎ
└❏覆面配信者
どこまでも行くよ。案件おまちしてま~す
○テンションおかしくて草 でもちゃんとしてるから許す
└❏覆面配信者♥️
●モテ期とかww
└❏覆面配信者
モテちゃって困る
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数年前。取引先の高級自動車ディーラーにて。
S・四郎は世間話中。DDオート社長夫人にして副社長・Bとの何気ない会話から、話題にのぼったのは、アプリRetrojiの案件動画。
それを見て、S・四郎は思わず歯ぎしりした。
(C、誰なんだこの女はァァァ(╯°□°)╯︵┻━┻!?
C、配信者如きに色目などつかうな─=≡Σ(╯°□°)╯︵┻┻
あゝでも、久方ぶりにCの笑顔ッ✧\(>o<)ノ✧(˘⌣˘)♥!!)
「へえ~……お宅に前いたC君、高級自動車ディーラーから中古車販売店経営に鞍替えしたと思ったら、今度はアプリ開発に関与? ハッ、節操のないことで」
「ええ…でも、彼にも色々事情がありますし。私共も、少しでも助けになればと思いまして。僅かながら支援致しました。…22万円」
(なんだB? それは自慢か? 俺ならもっと出せる!!)
しかしクラファンはとっくに終了し、地味にヒット。
iOS版アプリまでリリースされていた。
四郎はさっそくアプリをダウンロードしながら、S家雑用係のO太へ架電。
O太は法務局で、Retrojiの登記事項証明書を取り寄せ、内容を確認した。
役員には、Cの名前。会社住所も、Cの中古車販売店と全く同じ。
四郎は身悶える。
「ぐぬぬ…この俺を出し抜くとは」
Cは母子家庭出身。
うつ病既往歴の母と、12歳差の弟。
弟の世話があるから、迷わず有名私立を蹴って、地元私立大学へ進学。
遊ぶ暇もなく、バイト三昧。
就職は多少ブラックだろうが地元就職。
ダークトライアド社長の理不尽要求も我慢して、弟の学費稼ぎ。
だから独身。気楽な学生時代ならともかく、社会人でそんな面倒背景持ちと付き合いたがる女など、恋愛市場ではSOLDOUT。よって絶滅危惧種か、メンタルに問題ありだ。先に病院受診が適切だろう。
「四乃はいったいなにをしていた!?」
O太は歳下の四郎にひるみながらも、おずおずと答える。
「なにって……Cと楽しくバドミントンでは? あの2人、どう見てもそういう仲じゃありませんよ。だから四郎様も、四乃様の会員制スポーツクラブ通いを、お許しになっていたのでは?」




