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義妹に虐められていても婚約者である彼さえ味方でいてくれれば大丈夫、そう思っていたのですが……。  作者: 四季


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22話「ふふふ」

 ロロルレニアが亡くなった――そんな情報が耳に飛び込んできたのは、なんてことのない平凡なある朝だった。


 ガインスと上手くいかずいつの間にか彼を落命させていたと聞いてかなり驚いた。

 まさかそこまでだったとは、と。

 だがそういう意味ではやはり彼女とは離れておいて良かったのかもしれないと心の底から思う。


 命まで奪われるなんて、そんなことになったら……さすがに辛いから。


 大切な人を奪われても。

 大事な物を奪われても。


 それでも人間は何とか生きてはいける。


 けれど命を奪われてしまったらもうどうしようもない。


 命だけは一つ。誰もがそうだ。もちろん私も。それゆえその命を叩き壊されてしまえばその先のあらゆる可能性は一瞬にして消滅する。希望も、未来も、なくなってしまう。失ったものを取り戻す、ということは、大抵は可能なことなのだけれど、命に関してだけは一度失ってしまえばどうしようもない。


「まさかそこまでとは……」


 自室にて、思わず呟いた。


「信じられない……」


 誰に対してでもない呟き。

 自分の中で生まれ自分の中で流れるだけの言葉。


 離れていて良かった――今は強くそう思う。


 けれど、これでもう、ロロルレニアはこの世界から消滅した。


 二度と会うことはない。

 二度と絡まれることもない。


 そう思うと嬉しくて、思わず笑みが滲んできてしまう。


「でも、嬉しい」


 これで真の意味で解放だ。


「……もう自由ね!」


 嬉しさが今になってじんわりと広がってくる。


「ふふ、ふふふ……!」


 悪女みたいな笑い方をしてしまって、自分で自分に突っ込みを入れるけれど、だからといって笑みが止まるわけもなくて。

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