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第十六話


 りゅうとがいなくなって、私には何も気にする事がなくなり、これで竜也くんと結婚出来ると思い嬉しかった。


 バイトは無断欠勤が続いててすごく怒られたけど、竜也くんがフォローしてくれたお陰でクビにならずに済んだ。


 それから私たちは無事結婚した。

 私は16歳で人妻になった。


 竜也くんとの結婚生活はそれはそれは楽しかった、最初の方は。


 

 私はバイト、竜也くんは正社員で、働く時間も竜也くんの方が長い為、必然的に私は暇な時間が出来る。同じ家に住んでいるのに、竜也くんはどんどん休みもなくなり一緒に過ごす時間が減っていった。


 私は魔がさした。

 

 こうきに連絡してしまったのだ。



 私はつくづく馬鹿だと思った。

 こうきもノコノコきやがって、クズ人間しかいない私の周りには。


 いや、私がクズにしてるのか?私が1番のゴミなのか?


 クズのボスのゴミなのか?

 


 もちろん竜也くんにはバレないように連絡を取っていたし、私は正直こうきに体の関係は求めてなかった。こうきは下手だったから。それでも何故か惹かれるものがあり、本当理屈じゃないんだなと思った。

 

 こうきはというと、会えば速攻やるし、やったらすぐ帰るしで、最初から私の事なんか好きじゃなかったって事なんだろう。

 

 そんな生活を続けていれば当然どこかで綻びが生じるわけで、竜也くんの友達にこうきといる所を目撃されていたらしく、問い詰められた。


「れい、どうゆう事か説明してくれる?」


「ごめん、つい寂しくて」


「寂しくて、なに?」


「だって竜也くん、最近全然相手してくれないから」


「こっちは社員になって忙しくなって、結婚もしたし、れいに楽させてあげようと必死なのに、相手してくれないだと?」


 竜也くんの目の色が変わるのがわかった。

 

 あぁ、見たことあるような表情だ。


 その瞬間ドスンッという鈍い音と共に私は倒れた。


 竜也くんがまさか私に手を上げるとは思ってもいなかった。いつもニコニコしていて優しくて、喧嘩だってした事なかったのに、どうして。


 りゅうとの事で、もう暴力だけは嫌だと思って選んだ人。


 ほんと、見る目がないんだろうな。

 私は絶望していた。


 それから私の地獄の生活が始まった。

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