女の子の為に
いつの日の記憶だろう。
彼が私にくれたお守り。
練習して作ってくれたんだって聞いて嬉しかったり。
青い綺麗な澄んだ色。
呪いを打ち消す祝福が掛かってるんだって。
遠いい遠いいおとぎ話みたい。
もう見えないのに。
手を伸ばせば届きそうで。
なのに、手は空を着る。
青空見たいな、綺麗な幸福の色。
濁った色と触れようとしたから、幸福が不にかわる。
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運命の糸は、綺麗な銀色の糸だった。
でもね、でもね触っちゃいけないんだって。複雑にできてるから。
だけど約束を破って触っちゃったの。
だから、もとに戻しなさいって怒られた。
だから、強制的にもとに戻そうとしたの。
でも女の子はいつも泣いてた。
感情のない、私はわからないけど。
分からないけど、こういう時はオルゴールを流して上げると良いんだって。
落ち着くって#$!%-#(が言ってたから。
私はお約束を守るの。
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殿下がくれたお守り、いつからおかしくなってたんだろう。
いや、いつもおかしかった。
私を罵る姉。
見てみぬふりして、無理難題押し付ける父
私の心の拠り所は、死んでしまった母だけだった。
私が生まれたから母が死んでしまったんだって。
毎日泣いてたの。
そんな時にあのオルゴールの音がしてくる。
今思えば、あれは破滅への音だった。