~星屑の少年たち~
君は、機械のことをどう思うか?また、なぜ戦争は絶えないのか?ある者は、自分の名誉のため、ある者は、自分の金銭のため。また、ある者は、己の正義のために武器を取る。正義と正義がぶつかり合ったとき、戦争は生まれる。果たして、この少年に「休み」はあったのだろうか。
「ハァ、ハァ」アーカラは、走っていた。元々、建物「だったはず」の壁を盾にして。何かから逃げているのか、何かを追いかけているのか、譲れない理由があると顔が語っていた。放送から漏れてくるサイレンが、やかましい。「怪物」としかいえない戦車が、キャタピラの上に上半身を乗っけて、動き回っていた。すぐ近くの壁が吹き飛んで、怪物の横にしか動かない一つ目が、こちらを覗いた。アーカラは、壁に密着すると、背中にまわしてあったマシンガンを、両手で持って準備した。結局、怪物は、そのままどこかへと消えていった。アーカラは、自分が極限であることを、そのとき知った。近くに、少女の頭が、崩れたがれきの下にあるのが見えた。アーカラは、そっとよっていった。
「ハプッ。ハプッ。」少女の肉を食む音が、やたら大きく聞こえた。水を求めて、それも無いと分かると、血を飲んだ。放送の声が、耳を通り過ぎる。「この戦争に生まれ、この戦争に生き、この戦争に死ぬことで、我々は、真の神の加護を授かる。決して、異端者を許す出ない。繰り返す。この・・・」もう、完全に暗唱できるほど聞いたこの言葉。
ーこの世界に、神なんていない。
アーカラは、また、走り出したが、すぐ止まった。壁が消えたのだ。数十メートルも間がある。アーカラは、銃を握り直すと、呼吸を整え、ウサギのように飛び出した。マシンガンの音が鳴る。怪物は、銃弾を浴び続けた。「やったか?」怪物の眼が、こちらを向いた。「!」焦って、そしてこけた。大砲の弾が飛んでくる。ーこの世界に、神なんていない。いるなら、いるのなら!「何一つ救わないわけがあるかぁぁぁぁぁぁ!!!」ヂュン!ピンクの柱が一瞬立って、砲弾が爆発した。次々と、怪物達が死んでいく。そのとき、「神」を見た気がした。「これが、神だ。」そう思ったのは、ほぼ直感である。
イノさん参上の3乗!エッグがえぐれてエッグ!わーっはっはっはっはっ88六十四!こんな作品作ってちゃ、食事も喉を通らないと思ったけど、大好きな目玉焼きで余裕で通ってしまった(;・w・;)汗