プロローグ1 神さまはハゲ!
真っ暗な空間…光すらないその中で水に浮かぶ感覚がしている。
暗闇の中で自分の感覚では既に1日は過ぎていた…、誰一人としていない中で自分は声に出して自問自答を辞めるつもりで言う。
[なんでこうなった!とっちゃ〜〜ん]
え、なんで?あれ?確か公園から帰る道中
子犬が飛び出して来て俺にぶつかって来て車が横から来て…あ、死んだ?死んじゃった?
あの子犬ーー!
道連れか…やるなぁ〜〜てちげえよ!
やべー、独り言激しいな…辞めるつもりで声を発した筈なのに。やべえよ、マジパネェッス。あの子犬の度胸を賞賛するべきか、[クソが!俺の右手の力があればぁッこんなことには…]とか言ってみるか?ついに頭逝かれるぞ俺!
そもそも俺は名前はなんだ?名前は、*****だ。ん?名前が言えない…いや思い出せない!?自分は誰だ、子犬は分かる。住んでいるのはジャパーン!!普通の町の普通のアパート暮らしの学生だ、家族はいる。だが名前は分からない…とっちゃーん=父さんはいる。母さんもいる、弟、妹もいる。
マッドサイエンティストの姉もいる、よく(なぁ、***実験台になってくんない?)
とか澄ました顔で言って来やがる…とんでもないバケモンだぜアイツは…
友達もいた。公園で遊んだりもした。
だが名前がわからない…
自分の性別は?ワタシハオカマ?NO NOアイム女の子大好きー、OK?
俺と言ってるから性別は男。うむ…その他がわからない…身長、体重もwhat!?だし、さっぱりさっぱりである。
悩んでもしかねーか、寝よう!
と、その時であった。
『やぁ、こんにちわ人間の子よ。』
ん?いつの間にか明るい青空に海のように広がる空間。透き通る水に光が反射してなかなか幻想的であるだがしかし!!一つ問題がある。それは
目の前にはハゲがいる…。
『誰がハゲじゃ!』
[え?ハゲってなんでわかった?心読んだな!このハゲ!]
『老人に対して口が酷くないかの?だいたいパニックになってない時点で異質じゃの…』
[なんだよ爺さん。ここどこだよ!てかあんた誰!]
『やっと爺さんと読んだの、儂は神と呼ばれるものじゃ!そなたは死んだのだ!あとハゲてないわい!若造には分かるまい…見上げた頭にはもう髪がないという事を…』
[知るか!ハゲはハゲだしならハゲ神でいいな!『ちょ、儂のはな[割り込むな!てかハゲ神なんで浮いてるんだ?]
『は、ハゲ神じゃと…まぁ、良いわい。そんなことはどうでもよいのじゃ!!』
『そなたは死んだのじゃ!』