4 完
◆ 翌日 異世界
リュー「これが、魔王の一撃に耐えられるオモチャか」
竜神のリューさんこと、赤竜なリュー・セキメンさんがプロトを見て言う
神鳥「ですよ、魔王女様の為に作られました。」
リュー「あぁー、悪いんだが他の神から過度な干渉じゃないかと苦情がきての、排除の方向で…」
申し訳なさそうにしているリューさん
神鳥「ちなみに私の子供でもあるお」
リュー「そうかそうか… 引き受けてくれるか・・・ ・・・ え?」
神鳥「デュフフ 私の子供ですが… 何かお…?」
リュー「あぁ・・・ いや・・・ そのぉ・・・」
神鳥「手を出すならば… わかってますね・・・?デュフフフのフ」
ニコニコとアルカイックスマイルを浮かべながら威圧感を放つ
リュー「落ち着き給え ・・・ わかった わかった
はぁ・・・ そのように伝えておこう
貴方様に喧嘩を売りたくないからの」
凄まじい滝汗をかいている あわれリューさん
神鳥「すごく落ち着きました ありがとうございますお。あなたも大変ですねぇ…」
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◆異世界 魔王城
舞台は緊迫した空気に包まれていた
魔王「あぁ~ 、 うん ええとだな・・・」
ほったらかしにしてしまって ふてくされてしまっている魔王女様の前では魔王は無力である。
魔王女「何… お父様…?」
ぷっくぅ~ と ほっぺを膨らませて 黒髪ツインテール幼女は拗ねて睨んでいる。
魔王「あぁ… うん お前に・・・ 土産というか プレゼントがあるんだ」
魔王女「…へ?」
魔王「もらってぇ・・・ くれる・・・か・・・?」
部下のダークエルフちゃんも緊張しながら事を見守っている
魔王女「うん… もらってあげます」
魔王「この子なんだが…」
そういって プロトを見せた
魔王女「か・・・かわいい・・・ おっきぃぃぃぃ!!?」
嬉しそうにギュッと抱きしめる魔王女様
プロト「ピ~♪」
魔王の(一撃にも耐える)オモチャはその頑丈さの割にとてもモフモフしていた
こうして
魔王の(娘の)オモチャとなりました。
こうして皆は末永く平和に暮らしましたとさ
めでたし めでたし
おしまい