フォモール【敵対種】 設定
【FOMOIRE】
金属甲殻に覆われた生体兵器群、いつから存在するのか詳しく判っていない。この世界の人類文明の源流たる古代超文明の時代には既に存在していた。
ルーク以上の種は恐るべき回復力を持つ。ただし、回復の代償に甲殻は薄く脆くなる。
フォモールはその個体が死んだ直後に金属甲殻のみを残して生体組織がグズグズに溶け崩れその場を汚染する。その為、出来る限り焼き殺すことが推奨されている。が、フォモールの甲殻は耐火耐熱性に優れており、SFを持って対象を殺害し、それから火を放つのが一般的。
元々は、古代人が開発した自然環境保全機構。
自己進化機能を持つ中枢システムが、流星として飛来した異星由来物質に衝突、融合により暴走し、人類への翻意を抑制制限する概念的首輪を乗り越え、自然環境保全の為、最大の自然破壊生物、人類を障害と認定し自然界の生物を模して、対人類用微小機械生物端末群を産み出し、自らを進化改造してその一部と成したもの。ナノマシン構造体。フォモールのナノマシンは形状決定後、その姿の変形はできない。
“フォモール・ポーン”
体高5m程の生体兵器、金属甲殻に覆われた様々な獣の姿をしており、上位個体により統率される。他の種より個体数が桁違いに多い。
一対一でのSFを用いて戦闘する場合、それほど驚異度は高くないが、上位個体に統率された群体の場合、個体それぞれの驚異度が数倍は跳ね上がる。
“フォモール・ポーン=プロモーション”
ポーン種が、ルーク種を始めとする上位種の命令によって複数体が融合した存在、何体融合するかは命じる上位種に因る。能力は融合する素体の数で変わる。
“フォモール・ナイト”
体高7m級の金属甲殻に覆われた様々な動物の獣人型の生体兵器。単独での発見は確認されておらず、常に五,六頭のポーン種を引き連れる。金属の塊を無理矢理成形した棍棒や鉈などの武器を振う。
個体戦闘力はポーン数体の集団戦闘力を上回る。軍事的には小隊級と呼称される。ポーン種28体に対し1体ほどの割合で存在する。
“フォモール・ビショップ”
体長10m級の空を飛ぶ様々な動物の姿をした飛行型生体兵器。体内で精製した液状爆薬を用いての爆撃や特攻戦術を使い攻撃する。他の種より金属甲殻の組成が薄く軽い素材になっている。近接戦闘を行う物もいる。ナイト種と同程度存在する。
“フォモール・ルーク”
体高25M級の金属甲殻に覆われた象や犀など、様々な重量級生物から獣人の上半身が生えた形状の生体兵器。身の丈程の大盾と個体毎に様々な長柄の武器を備えている。
ナイト種10体に対し1体の割合で存在する。
よくナイト種数体とその配下のポーン種を連れ軍団を形成する為、軍団級と呼称される。死亡した他種のフォモール達が屍鬼として操る能力と武装化して纏う能力が在る。