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《人類領域》

 人類がフォモールに脅かされず、比較的安全に暮らしうる大陸がこう呼称されている。


《人類領域に存在する国名》


“パーソラン公国”


 大陸北東部に領土を持つ雪と氷に閉ざされた国、その代わり鉱物資源に富む。

 公国という割に国土面積は広い



“クェーサル連合王国”


 大陸中央山脈北部から南方平原に広く領土を持つ。

 南方平原にてフィル・ボルグと接している、東部海岸側に興った四つの王国からなる連合王国。

 広大な穀倉地帯を持ち、人類領域の穀物庫とされている。

 朴訥とした国民性の穀倉国ヴァン、連合首都を置くクェーサル、漁業国フィンタン、酪農国バンバの四カ国からなる。



“ネミディア連邦”


 大陸中央山脈から北西部

 面積は北側が大陸西部の八割を占める程に広く、南に行くに連れ狭くなる連邦国家。

大樹林“ケルヌンノス・ヘルシニア”の大部分が領土になっている。

 幾つかの州に分かれている議会制民主主義国。州議会と連邦議会が存在するが、州議会の権勢が強く州毎に憲法も違う。フォモール進行時の連邦政府の失策もあり、近年は中央ではフィル・ボルグ回帰主義者が増えつつある。

 後述の宗教都市国家がネミディアの連邦首都の程近くにあるが、ダーナ主教国を意識して連邦首都が後から築かれた。

 元々フィル・ボルグ帝政国の領土だったが五十年程前に、反乱によって独立した。

 フィル・ボルグと国境を接している州では、国境侵犯を繰り返す帝国により反フィル・ボルグの意識が強い。

 現在はフォモールにより北部領土のとある州が食い込まれている。



“トゥアハ・ディ・ダナーン主教国”


 ネミディア領北部の中央よりに存在する都市国家。

大樹林“ケルヌンノス・ヘルシニア”とも接している。

 主母神ダーナを祀る人類領域の主流宗教ダナーン主教の総本山、楽園ティル・ナ・ノーグへの入り口が在るとされ、聖地認定もされており、信仰に篤いものは大陸全土から集まってくる。

 近年はフォモールの進行から逃れてきた難民が増え、スラム化する難民キャンプが問題になって来ている。

 トゥアハ・ディ・ダナーン主教国は、同心円上に四つの壁により区分けされている。円の中心から近い順に、中央に建立されているダーナ大神殿のみを囲む第一守護壁、教団上層部を含む上流階級の居住区を囲む第二街壁、中層階級居住区と商業区を囲む第三街壁、下層階級居住区と神殿騎士団の施設、農場を囲む都市外壁からなり、大神殿から四方に十字の大路が真っ直ぐに延びている。



“フィル・ボルグ帝政国”


 大陸中央山脈南端に広がる南方平原から西部海岸までを領土とするネミディアと対になるような形をした国家。

 帝政をしいて皇帝主権となっており、帝国国民はネミディア連邦全土を自分たちの領土であると主張し、ダナーン主教国以外の全てのネミディアの国民を下層民として見ている。

 以前からネミディア領への国境侵犯を繰り返している。



“群島国家連合”

 大陸東部海岸沖に浮かぶ東方諸島の他、幾つもの島々に興った国々が連合して出来た国家。水産業が盛んだが、漁場での魚類型フォモールによる被害も多く、他にこれといった産業も無いため、なかなか国力を上げられずにいる。




“暗黒領域”


甲殻魔獣種フォモールが蔓延る人類にとって危険な領域。

 この世界の人類の文明は全て、源流がただ一つの古代超文明に端を発する。

 世界には現代では、未だ確認されていない大陸を含め、人類領域大陸を囲んで、後五つの大陸があるとされているが、確認済の四つの大陸はその全てがフォモールが蔓延る土地となっている。

 それでも隠れ住むようにして人間が集落を築いている大陸も、幾らかは存在しているが、その多くは文明が人類領域のそれより退行してしまっている。

 人類領域大陸の北端部は、既にフォモールによって領土を奪われてしまっており、人類は危急存亡を賭けて対処すべき事態となっている。

 けれど、国家間の思惑によりその対処は遅々として進んでいない。

 この世界の人類は例え天敵が迫っていても一つに纏まることが出来ずにいる。

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