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第005話 情報

活動報告に上げたものを清書しなおしてこちらにあげているのに誤字脱字が次から次に…

文を書く才能うんぬんの前に漢字の書き取りのほうが先なような気がしてきた。

もう一度小学校からやり直すか?(-_-*;ウーン

「おぅ、なかなかきれいな倒し方だな、1匹につき銀貨1枚でどうだ?」

“銀貨1枚と半銀貨5枚!”

「いやいや王都ならともかくここでその金額はボッタクリすぎだろう。」

“なら銀1の半銀6!”

「増えてるがな!!」


翌日この村に行商に来た行商人とランは狼の価格について交渉した。

30分ほど粘った結果、フォレストウルフ1匹につき銀貨1枚・半銀貨2枚で売ることになり2匹を売った。

なお、魔弾でボロボロになった狼はきれいに解体して奥さんのアンヌさんに提供した。

とりあえず解体して四次元バックに保管してある7匹分に関しては念のために自分で保管しておくことにした。


「お嬢ちゃん、交渉強いな。

お父さんに頼まれての交渉かい?」

“うん?いや昨日、自分で倒した獲物を売っただけですけど?”

「こんな小さなお嬢ちゃんが狼2匹も?」

“一応これでも16なんですが…”

「「「「「うそ???」」」」」


行商人どころか周りの村人達にも驚かれた。


“一応聞きますが…皆さんから見て私はいくつに見えるんですか?”

「高めに見て12~13才くらい?」

「そうだな普通なら10歳くらいにしか見えないな…」

「んだんだ…」


いくら150cmちょいしかないといっても10才は無いと思うのだが…


「身長はともかくまだ顔立ちが幼いからそのくらいだと思ってだよ。」


そうですか…身長じゃなく顔立ちですか…

この体のデザインしたやつらどうしてくれようか…

次に帰ったとき取りあえず…絞めておこう…

こう、首を、ギュッと…


黒い炎を上げてるランを見て皆さん1歩後退。

怖いもんね…わかります…


その時黒い炎がいきなり消えてランが振り向いて行商人に尋ねた。


“そういや、おっちゃん、この行商って定期的にこの村に来るの?”


実はこの村半年前の魔獣騒ぎの折、店という店が全部つぶれて今は宿屋どころか雑貨店ひとつも無い。


「あ、ああ、あの事件以降うちの商会が3日ごとにこの村に訪れるようになっているよ。」


なんでも聞くと王都と港町を結ぶ行商の途中によるらしい。

他の商人が西の道を利用しているのになぜこちらを使うのか聞くとこちらのほうが早くつくらしい。

馬車で5時間ほど、徒歩だと丸1日違うそうだ。


「それに商売のコツは人とは違うことをすることだよ。」


そう言って照れてるおじさんを見ると確かに人とは違うことしてもうけているのもあるだろうが基本的にこの村を見捨てられなかったのだろうと思う。


“ならおっちゃんはまた3日後にここに来るんだね?”

「ああ、アルシダの仕入れの帰りにまた寄ることになるよ。」

“なら、この村の近辺で取れるもので王都でよく売れる物って何かある?”


おっちゃんは少し驚いたような感じだったが教えてくれた。


「動物ではムーン・ベアーの毛皮がこれからの季節よく売れるようになるな。

それとできればフォレストウルフの毛皮も出来るだけ数が欲しい。

あとはお嬢ちゃんには無理だろうけど『魔石』かな?」

“魔石?”

「ああ、正確には『魔核』のことだ。

魔物には必ず『魔核』が存在する。

この魔核はこれくらいの小さなものでも銀2枚で取引されている。」


そういって5cmぐらいの大きさを指で示した。


「『魔核』は大きければ大きいほど高くなる。

さらに同じ大きさなら色が濃いほど高くなる。

一応ランクというものがあってな買い取り値段はこのようになっている。」


そういって馬車の内壁の一部を指差した。

そこにはSS~Fランクまでの魔核の値段とランクの見分け方が細かく書かれていた。


“ふ~ん…魔物って迷宮以外にもいるの?”

「こういった山や森などの『魔素』の強いところには必ずいる。

お嬢ちゃんじゃ絶対勝てないからもし魔物を見かけたら見つからないようにそっとその場を離れてある程度はなれたら全力で逃げるんだぞ。」

“うん、わかった、ありがとうね。”


そう受け答えしながらも魔物退治をする気満々だった。

理由はある程度まとまったお金が必要だからだ。

錬金で貴金属を作ってもいいがでどこを探られるのも面倒なためでどこのしっかりしたものを作るつもりだった。

この村に活動拠点を置くにしても一度は王都に行かないとまずい。

冒険者の登録はどうも王都にある冒険者ギルドなる場所でしないといけないらしいしこちらの世界での装備もこの村だと調達が不可能みたいなので一度は王都に行ったほうがよさそうだと昨夜、カールド夫婦と話した結果決めていた。


(まぁ、その前にこの村の状況何とかとないとね…)


実は行商人と話て気がついたことがある。

今彼らが使っている西の道もこの村がある東の道も盗賊や動物に襲われる確率はたいして変わらない。

彼らが恐れているのはまた山に迷宮からの穴が開いて彼らがこの村で滞在中にこの村が襲われることだった。

怖い思いするなら山から離れた道を使い野宿のほうが安心できるらしい。

ならばこの村全体を防御できるように柵でも作ればいい。

いや、いっそうのこと城壁並みの壁で囲むようにに作り変えてしまうか…

実はランにはゲーム内といえコボルト村を難攻不落の要塞村に作り変えた実績があった。

その時に使ったスキルは健在である。


(そうだよな…『土魔法』と『錬金魔法』つかえば外壁なんて簡単に作れるしな…

そうなると…一度熊悟郎さんに相談したほうが良いか…)


カールド…君の名前はランにとっては心の中だとは言え『熊悟郎』で完全に定着してしまったようだ。

南無~…


こうしてランによるエルシア村城塞化計画は密かにランの心の中で練られ始めた。

さて主人公のランさん…

しょっぱなから自制する気まったく無しで暴走する気満々。

はたとてどんな風になるやら…


ちなみにOWOのコボルト村は谷の中にあるため両入り口がが外側の第一の門が木製、第二の門が石材を組んで作った門で作られており他のプレイヤーの町より丈夫な作りの城壁が存在します。

しかも中は現在の日本風の家がきれいに立ち並び道は石の路面。

また下水道も完備され奥の池の周りは米や小麦が大量に作付けされているある意味プレイヤー達より裕福な村と化しています。


主にランのスキル訓練をかねた暴走のせいでこうなりました。

ただしこの話は現在未発表です。

というか閑話として突入できるタイミングを探しているところだったりする(笑)


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