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狩猟民族に転生した私はインテリな彼を手に入れてみせる  作者: 腹黒兎


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10/13

10.都合の良い夢を見てみよう


眠りにつくような落ちる意識から目が覚めたのは脳に衝撃がきたからだ。

目から星が出たって比喩じゃ無いのね。星というより火花って感じだったけど。


「ユーリーっ!!ユーリー!!」


バチン!バチン!と音がする。

うっすらと目を開けると泣き顔のリロイが見えた。

やば。泣き顔も可愛い。好き。

じゃなくて、頬が痛い。


「ユーリーっ」


目が合うとリロイは更にぼろぼろと涙を流して、私をぎゅっと抱きしめた。

……抱きしめた。

え?

やば。うそ。リロイに抱きしめられてる。

え?ちょっと待って。私、返り血で汚れてる。いや、水に落ちたから流れ落ちてるはず。そうじゃなきゃ困る。全身血まみれだったもん。

いやいや、そんな事より、今のこのリロイを堪能しよう。

リロイの胸の中。あったかい。ひろい。

やばい、マジで好き。

これ現実?もしかして、走馬灯?

いやいや、そんな記憶ないから。


「もう、そ…」


もしくは、夢。

やばい。幸せすぎる。これで告白されたら、思い残すこと………たくさんあるけど、ありすぎるけど、嬉しいなぁ。


「りろい、すき…」

「バカ。こんな時に何言ってるんだよ」

「りろいも、すき…?」


バカじゃないもん。

最期の夢なら「好き」って言ってよ。


「好きだよ。大好きだよっ」


やった。

嬉しい。大好きだって。


「…うれ、し……」


心残りあるけど、でもちょっと満足。

えへへへ。嬉しい。

幸せな気分で、私の意識はまた遠くなった。


お読みくださりありがとうございます。


次話は本日18時です。

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