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自宅〜〜コンビニまで道。
家からコンビニまでは歩いて約5分。
行きは坂道なので、僅かながら帰りよりも時間がかかる。
「なんか着てくればよかった」
日差しが暖かいといえど、吹く風は冷たい。
ひとりごちて、坂を登る。
「集兄ちゃん!」
突然名前を呼ばれて、思い切り肩が跳ねる。
驚きすぎて心臓がバクバクしている。
呼んできたのは近所の小学生だった。
「樹か」
「うん、これから遊びにいくんだ」
「そっか。気をつけて行ってこいよ」
「うん!またね」
手を振って樹と別れる。
驚いたのはバレてなさそうだ一安心だ。
たったそれだけのことでビクつくとか、情けねーな。