表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の戦争  作者: メグル
5/30

兄と姉の会話。

集が家を出た直後、リビングに兄の伊吹が二階から降りてくる。

妹の優を見つけて、声をかける。


「今日は休み?」

「うん。なんと三連休!」


右手の指を3本立てて、嬉しそうに言う。


「羨ましいって、久々の休みだもんな」

「そう、だから思いっきりダラダラしようと思ってるんだ」


嬉しそうにいう優につられて、伊吹も笑みを浮かべる。

と、そこで伊吹はなにかを思いつく。


「もしかして、集がいないのって――」

「お使いに行ってもらった〜」

「行かせたんだろ」

「えへへ」


呆れたように伊吹がいえば、優は誤魔化すように笑って、少しだけ目を伏せる。


「あたしさ、ホワイトスターに拾われてなかったら、あの子と同じになってたと思うんだ」

「うん」

「だから、つい」


伊吹は優しく微笑む。


「外に出て欲しくてか」

「集が嫌がらない範囲での気分転換ならいいのかなって」


あまり踏み込めば、きっと、自分の部屋からも出てこなくなる。自分だけの世界に閉じこもってしまうだろうから。


関わり方も難しいなと、小さくため息をつく二人だった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ