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僕の戦争  作者: メグル
29/30

問答無用とか

「集、頼みがある!」


 珍しく早く帰ってきたと思えば、姉ちゃんは開口一番にそんなことを言った。


「何、またなんか買い忘れたの?」

「またって私がいつ、何を買い忘れたのよ」


 物忘れ甚だしいな。


「一昨日、楽しみ〜とか言ってた食玩」

「な、なんで知ってんのよ」


 赤面する姉ちゃんから重い一撃を食らう。容赦なさすぎんだろ。


 これ以上暴力は食らいたくないので話を進める。


「じゃ何?」

「うちの事務所の書類整理。スキャンと文字の打ち込みだけなんだけど」


 今までのデザイン画が溜まりすぎてるからデータ化しようと話になったらしいけど、人手が足りないらしい。


 それでどれくらい期間がかかるかも分からず、常に暇している俺に声をかけたとのことだ。


「時給1,500円、事務所の隅、そんで私の送迎付きでどうだ⁈」

「いや、それ本気?」


 時給とか割と破格だと思うんだけど。


「本気よ。時給は社長が言い出したことだし、スキャナーとかはもともと隅に置かれてる。残業したら定時のあんたには待っててもらう必要があるけど、車くらい出すわよ。電車だと(人に)酔うでしょあんた」

「それは、まぁ」


 条件としては悪くないっていうか、かなり気を使われてる感じ。


「ていうか、明日一緒に来い!見てから決めろ」


 あの紙を束を早くなくしたいと、強制的に話が進められた。まぁ、いいけど。

ありがとうございました。

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