僕の戦争

求人広告

　何度やっても上手くいかないゲームに、少しだけ休憩しようと誰もいないリビングに下りる。

　自分のコップに麦茶を注いで、ソファに横になると手の届く場所に昨日の新聞があったので手に取る。

　テレビ欄は昨日だから見る気がしなくて、挟まっていた広告を見ていく。

　スーパーと買取の店のが多いけど、それに混じって求人広告があった。

　避けては通れないものなんだと思いながら、ざっと目を通してみる。

　ほとんどは介護で、そうじゃなくても今の俺にはちょっとハードルが高いものばかりだ。

　スーパーもこの前ので働く気になれないし、何より勤務地的にちょっと難しい。

　しょっちゅう混んだ乗り物に乗るのは多分、精神的に苦痛になるから、大学も自転車で行けるとこにしたくらいだし。

　別に働く気がないわけでもないけど、条件があると難しそうだな。