表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/75

#049 照れ隠し

「じゃあ、改めて。会議をはじめんで。まず、ダーリャはどうなったん?」


 腕を組んだアマランスはライに視線を移す。そいえば、ダーリャとあのゴーストの女性。二人を処理したのはライだったな。


 「ダーリャは今も医務室で眠っている。あと、ゴーストの方は結局名前を割らなかった。そして、ソーア、シュリ。君達と面会したいらしい」


 双眸を二人に向けながらあまりの予想だにしないことに疑問符が浮かぶ。


 「どうしてですか?」

 「なんでも、君たちになら重大情報を提供するとかなんとか」

 

 重大情報とは一体なんなのだろうか。カラフル騎士団にも入団していないのに……


 「おい。確か明日だったよな」

 「あー! 忘れとった!」


 シエルの言葉で思い出し、アマランスは弾かれたようにイスから立ち上がった。

 そして、ソーアとシュリに視線を移した。


 「明日、正式にカラフル騎士団に入団が決まったから」

 「「へ?」」


 唐突すぎる話に二人ともついて行けなかった。また二人の頭に疑問符が浮かぶ。


 「ま〜た、大事なこと忘れてたの〜?」

 

 イグニスの言い草だと、アマランスはよく大事なことを忘れるクセがあるらしい。

 

 「えへへ。面目ない」


 恥ずかしそうに笑いながら右手で頭をかいた。照れ隠しだ。


 「あと、ソーアは大丈夫だと思うが、おいシュリ!」

 「なんだよ」


 ぶっきらぼうにそっぽを向くと、シエルは指差して、


 「それだよ! その言葉使いが危険なんだ。ダイヤモンド女王に対して敬語を絶対使えよ! 絶対に!」

 「だいやもんどぉ?」

 「この国の女王様やね。私たちは女王に絶対服従や。もし、逆らったりしたら〜……」


 両手で指をうようよさせながら、「オバケが出るぞ〜」とからかうような顔で徐々に近づいてくるアマランスに恐ろしさを感じたのか、

 「うぇぇぇぇっ!」とシュリは変な奇声を上げ、ソーアの後ろに回り込んだ。

 ガタガタ震えながら、ソーアを盾とし、ジト目で「にゃははは」と笑うアマランスを睨みつける。

 昔からオバケとかそういう系には苦手だった。


 「はぁ〜」


 ソーアは深くため息をついた。

 ときどきどっちが年上か分からなくなる。と、いっても数分しか変わらないが。

 後ろにいるシュリに向き直る。

 

 「とりあえず、極力しゃべらなければいいんだよ。もし話しかけられたら、なるべく綺麗な言葉を使って」

 「わかったよ」


 フグのように頬を少し膨張させてふてくされたように言った後、下を向いた。

 場の全員が照れ隠しだと一眼で分かった。


 


 


 


 


 


 


 


 


 

 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ