#018 アルブム
医務室の扉が開けらた。
「二人を連れてきたで」
そう言ったアマランスは何故か杖を持ち、武装している。
シエルは怪訝な表情を浮かべる。
「誰もいないが……」
それもそのはずアマランスの後ろには誰も居ず、扉を開け放ったまま一人で部屋に入ってきたのだった。
「シエルさん。僕たちはあなたを信じることができません。なので僕たちと戦う意思がないとして、銃器のわたして下さい」
医務室の扉に張り付いているのか、外からソーアの声が聞こえる。
「おいおい。俺は全然戦おうとしていない」
両手を広げて「丸腰だ」と叫ぶ。
「では、アマさん銃を」
シエルの手元にあった銃を廊下に持って行った。
「ありがとうございます」
ソーアは廊下に銃を置き、床に滑らせ奥へやった。
一通り済んだのかソーアとシュリはやっと部屋に入室した。
「それで話って何?」
シュリは早速本題に入った。
「先ほどの愚行、すまなかった。ここは、取り引きしないか」
「取り引きとは?」
ソーアは訝しみながら聞き返す。
「君たちの目的を教えてくれ、こちらは白ローブ達の情報をあげよう」
二人の目は大きく見開かれ、敏感に反応した。
「いいでしょう」
ソーアは声を震わせながら続ける。
「僕たちの目的は、母親の救出です」
「アルブムに乗り込むと言うのかっ」
身を乗り出して聞いた。
「アルブムって言うのはよくわからないけど、僕たちの目的は言いましたよ」
「その白ローブは地下にいる奴らに似ている。その名をゴーストと呼ぶ」
「ゴースト……」
シュリはその名を反すうした。
「そのゴーストを束ねている組織――」
「それがアルブムだよ〜」
シエルが言おうとした事を横からまたイグニスがいいとこ取りをした。




