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#017 シェアタイズ

 ソーアとシュリは本部屋内にある休憩所に来ていた。

 休憩所には騎士がほとんどなのだろうか身体は巨体の筋骨隆々とした人でにぎわっていた。


 「なあ、ソーア」


 左に座っていたシュリが何やら心配そうにうつむいている。


 「何?」

 「私、あの時変な声が聞こえたの? ソーアにも聞こえたよね、ね?」


 突然、僕と目があったかと思えば、過度に顔を近づけて威圧的に言ってくる。


 「ちょっ、落ち着いて。ああ、僕にも聞こえた」


 シュリは不安から解放されたのか、胸を撫で下ろした。

 仲間が一人いると気が楽になるものだ。


 「でも、なんなんだろうあの感覚。自分が自分でなくなるような――」


†数時間前†


 「悪く思うなよ」

 「やめてー‼︎」


 『両者の脳内電波信号確認

 共有の絆(シェアタイズ)システム起動

 任務成功確率九十七パーセント

 慎重かつ迅速に任務に当たって下さい』


 二人のペンダントが淡く光り、謎の声が聞こえた。

 ソーアの目は朱色に、シュリの目は蒼く光り輝やいた。

 瞬間、身体は羽が生えたかのように軽やかに、神速の速さで弾を避ける。

 まるでダンスをするかのようにシエルに近づき、両者共々、同タイミングで首筋に手刀をぶっ叩いていた。


 「うぉーーすごいねっ! すごいとしか言いようがないよ! あの百発百中と名高いシエルの弾丸を二人とも交わすなんて」


 イグニスがおもちゃを買ってもらえる子供の様に興奮している。

 アマランスは極度の緊張が解けてへなへなと座り込んでしまった。


 「大丈夫ですか」


 さっきの門番の騎士が倒れているシエルを見つけ走り寄ってきた。


 「あー大丈夫です。気を失ってるだけなんで、医務室にでもぶちこんどいて下さい」

 「了解しました。ルビー様」


 門番は二人がかりでシエルを医務室に運び込んでいった。


†数時間後†


 「シェアタイズシステムって何だ?」

 「いやその前に両者の脳内電波信号ってなんだ? 両者って言うことは僕たちの事だと仮定して……その後が全く分からない」

 「ソーア君、シュリちゃん。シエルが話があるらしいから来てくれへん?」


 アマランスが近づいてきた。


 「えー嫌だよ。また殺そうとしてくるかもしれないじゃん」

 「その時は私が今度こそ守るから。お願い」


 顔の前で手を合わせて頼むアマランスに押しの弱いソーアに断れるはずはなく不承不承了解した。ただし、とソーアは続ける。


 「あの銃を、僕らに渡してもらった上でアマさんもその間、武装した状態でっていうことならいいですよ」

 「ん、ん〜……ええよ」


 アマランスは一瞬考えたが承知した。


 

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