表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/75

#011 訓練準備

 セルビアの体に、おおいかぶさるようにアマランスは弟の死体に抱きついたまま涙を流しながら眠ってしまっていた。

 腐食化が始まっていたのか、匂いが漂い始めている。

 かなり遠くまで休憩無しで飛んできたセルビアは西の街の入口に降りたった。

  


 「その後、私のおじいちゃんに修行してもらい。現在に至るということや」


 ソーアとシュリは静かに話が終わるのを黙って聞いていた。

 というか、重すぎて話を切り出せなかった。

 シュリにの下には水溜りができるほど号泣していた。


 いや、泣きすぎだろ。


 「……ん? もしかして、おじいちゃんってあのバッチをつけた人?」


 ふと思ったことを呟いた。


 「えっ! 当たりソーアくんめっちゃ勘ええやん。そうやで」


 ソーアの呟きに「わお」とわざとらしく(おどろ)いた。

 アマランスは時計を見ると「おそっ」と呟いて立ち上がった。


 「さあさあ、もう寝る時間やで。二階に姉ちゃんの部屋があるからそこ使って」

 「えっこいつと同じ部屋?」


 シュリはソーアに指をさして、あからさまに嫌そうな顔をする。

 

 「弟を『こいつ』呼ばわりすんな」


 軽く手刀でしばいてやろうと振りかざした瞬間――

 シュリは前を向いたままソーアの手刀を素早く掴んだ。

 流石にこれには自分も目を見張った。

 というか怖かった……


 「そこしかないねん。お願い」


 アマランスは胸の前でお願いポーズをした。

 

 「まあいいけど」

 「いいのかよ」


 さっきと同じ状況がリピートされた。


 「さ、さあ上に行こう」


 怖いが一緒に寝るしかない


 階段を登ろうと一段目に足をかけたその時あっそうだと後ろからアマランスが振り返った。

 

 「明日は訓練やからよろしく!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ