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1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

依存

作者: 行世長旅

私の価値は、どこにありますか?


私を認めてくれる人は、どこにいますか?


私は何故、努力しているのでしょうか?


意味が欲しい。


私が頑張り続けるのに足る、意味が欲しい。


悪い癖だと分かっている。


誰かに依存しなければ、何かに理由を押し付けなければ、私は私を駄目にしてしまう。


相手の気持ちを伺っているようで、そのじつ自分の願望を叶えたいだけ。


何度も繰り返してきた。


けれど、治る癖ではなかった。


私は自分の為には頑張れない。私に認めてもらいたい訳じゃない。私は、私以外の誰かに認めてもらいたい。


そのせいで、いつも失敗する。


ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。私はもう、あなたに迷惑をかけません。


ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。


私はもうすでに、手遅れだということに気付けない。

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