黒烏
今
僕が大切にしてるもの
誰にも譲れないもの
誰にも渡せない事
独り悲しくても 押し通したいもの
醜く 思われて
哀れだと 蔑まれ
それでも守りたい
僕は黒烏
「穢い」 「近づかないで」
そんな風に思われたくないよ
僕は僕らしく
生きていたいだけ
あなたと共に居たいだけ
烏って聞くだけで
顰める人間達
僕は嫌われ者 黒烏
本当はもっともっと
話したいのあなたと
守りたいの 本当だよ
どれだけ 遠く旅立っても
誰も居ないの だって僕は黒烏
それでも 助けたい
馬鹿な黒烏でも
そんな顔で 僕を見ないで
僕が壊れてしまうから
助けたいけど 汚らわしい烏
どれだけ 自分を
憎んでも 変わりやしない
あなたが大切にしてるもの
誰にも譲れないもの
誰にも渡せない事
独り悲しくても 押し通したいもの
まだ気付かない
気づけられない
とても素晴らしい 事なんだと
穢い 近づかないで
そんな風に思われたくないよ
僕は僕らしく
生きていたいだけ
あなたと共に居たいだけ
そんな顔で 僕を見ないで
僕が壊れてしまうから
だけど信じてたいんだ
大事なものを 譲れないものを
渡せない事を
僕は穢い黒烏だけど
それでも
あなたと共に居たいと
思ってしまうんだ




