地獄の終了!?
練習後 ようやく奈良原監督がグラウンドに降りてきた。
「キャプテン今日の反省は」
「打撃面では下半身を意識したスイングを意識し、実行することができました。
守備面では、内外野の連携を中心にノックができました。
また、初練習の1年生もポール間などで汗を流せていました。以上です。」
「チームで共通の課題を持つことは大事だ。今ある課題を完璧にして、明日からもプレーをしよう。1年生もまずは基礎体力を中心の走りのメニューを入れていく。しっかり着いてこれるように。じゃあ解散しよう、しっかり疲れをとるように。」
「はあーーー。人生で1番疲れたかもしれない。」
大地はの足は既にパンパンになっていて、明日には筋肉痛になるだろう。
「元春はいいなぁ、走りのメニューがなかったなら。」
「こっちも大変だったからな。1時間ずっとマスク被ってたし、ノックとかバッティングとかも出来ないし。」
「そんなの楽勝だろぉ」
翌日も翌々日も、2週間に渡ってこのメニューは、続いた。
大地の足も最初は、毎日のようになった筋肉痛も今ではすっかり慣れてしまい、大地も最初に比べて大分このメニューに慣れてきたようだ。
そして今日、監督から大地の目を輝かせるような一言が飛び出した。
「明日から1年生も少しづつメニューに入れていこうと思う。早速だが明日希望ポジションを聞く、しっかり準備しておくように。」
大地は嬉しさのあまり飛び上がりそうになった。ようやく野球が出来る、ようやくアピールが出来る。それと同時にやっとこの地獄から抜け出せるそう思った。
まさかこの後、大地の心を大きく落胆させることがあるなど夢にも思わず
とりあえず次に1度登場人物を整理します。