表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
病町へようこそ  作者: 亜鶴間時間暁
PR
1/10

病町1

      1


「珍しいこともあるもんだな。こないだの薬は飲んだんだろ」

「ああ。おかげで熱は下がったんだが、今度はどうも忘れっぽくなっちまって。検査結果はどうだった」

「どれも異常なし」

「だけど、約束の時間を忘れたり、今日が何曜日かわからなかったり、ひどいときは何で自分がここにいるのかわからなくなったりするんだぜ、これは絶対普通じゃないだろう?」

「まあな」

「おまけに頭痛もするし」

「…アルツハイマー」

「へ?」

「若年性アルツハイマーかもしれんな」

「なにそれ」

「認知症って知ってるか?比較的高齢者に多いものなんだが、もっと若いときになることもあるんだ。お前の場合その可能性が高い」

「そんな。こんな急になるもんなのか。」

「とにかく精密検査はしたほうがよさそうだ。さっきのは簡易的なものだから。とりあえず今日のところは頭痛止めだけ処方箋かいといてやるから。また来週にでも来いよ。」

「…うん」

「まあまだ決まったわけではないから、もしそうだとしたら、ゆっくりつきあっていけばいいよ」

「はあ、こんなことになるとは。」

「なに、かかりつけ医の俺にまかしとけよ」

「ホント、友達にお医者様がいて助かったよ。この手のことはわかんないからな。世話になるよ」

「らしくないこと言うな。じゃあこれ処方箋な。ここに来るのは忘れるなよ」

「自信無いな」

「はい次の方どうぞ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ