Boy of black blood
こんにちは。白鷺と申します!
前々から書こうと思っていた黒の村の小説を書かせていただきたいと思います!
まだまだ拙い、文章力に乏しい者ですが、精一杯読みやすい文章にできるよう努めますので是非よろしくお願いします!
prologue
……お、こんな所に人がいるなんて珍しいね。
あ~ちょっと、別に怪しいもんじゃないからさ、安心してよ。
それにしても君、こんな森の奥にひとりで何の用?
知らないの?この森の噂。
否、森と言うよりは村、と言うのかな。
ほら、君もお母さんに聞かされなかった?
森の奥にある、呪われた村の話。
……へぇ、最近はそんな話薄れかけてるんだねぇ。
意外なもんだ、人ってのは噂話を伝承しようと思わないもんかね。
…あぁ、気にしないで、こっちの話さ。
うんうん、まぁどちらにしろここは危険だからね。
お兄さんが君のおうちまで送っていってあげるよ。
君、家はどこ?
……ふぅん、森を抜けた先の小さな村ね。
りょーかい、そこならまぁ数時間とかからずつくだろうよ。
あぁそうだ。
それじゃあそのあいだ、お兄さんが君に面白い話を聞かせてあげようか。
あの呪われた村で起こった、まぁほんの数日間の話さ。
大丈夫大丈夫、そんな恐ろしいもんじゃないよ、……多分、ね。
そうだなぁ、ねぇ君、吸血鬼って知ってる?
ほら、人の血をすって生きるっていう、あの。
……そうそう、そうだね、場所によってはヴァンパイアとも言うのかな。
これはね、とある少年と吸血鬼と、それから狼の話。
複雑で、悲しくて苦しくて、そしてとっても…面白い話。
今回はプロローグということで短めの文章となりましたが、次回からは本編に入っていきたいと思います。
今回の語り手は謎の人と捉えておいていただければ幸いです(笑)
次回からは、基本的には主人公目線で書いていきます!
ご閲覧、ありがとうございました!
白鷺