コザトノツヨシン
人の話は壮大で 己の過去は落第で
淡々と過ごして 段々と落ちて行く
そんなことは簡単 出来なくて感嘆
トントン拍子だなんて どんどん遠ざかる
蝋で固めた鳥の羽 パンで示した帰り道
舞い揚げられた時間が
取り残された感情が
崩れ落ちた夢が
あとに残るはなんだっけ
孤高と孤独をかき混ぜて
落ち着きと臆病をすり替える
消え去る心に
変わらぬ動きに
濁った世界に
何を僕は感じるか
芝生が青くないならば
玉を光らせたいならば
もうわかっているんだろう
悲劇のヒロインはなにも残さない