表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

プロローグ(巻き舌)

ヒャッハー!

 おうおう、みなさんおそろいで!


 俺ぁ『七渡ななわたり』っつう転生者なんですわ!

 名前? いやこの俺『七渡(ドラゴン)』のキラキラネームを世間様に公表するのぁ気が引けるな!

 まあなんもないところだがゆっくりしていってくれ。

 茶ぁくらいなら出すよ。

 え? なぜゆえにこんな人里離れた山の奥になんで住んでるのかって?


 ……俺、モノホンのドラゴンに転生したんだよ。

 『人を自由に操れる』なんてカッケー能力授かっておきながら、人の天敵である龍に転生しちまったんだぜ?

 転生直後とか悲惨でさあ、タマゴから産まれた時なんざぁ悲鳴上げたからな!

 今は大丈夫だ! 開き直った! この龍であることにも利点はあるんだ!

 口から火ぃ吹いたり、爪がめっちゃキラキラしてたりな!


 ……ま、まあ龍にとっちゃあ普通なんだがな。

 そんでもって今は人も龍も使える『魔法』っつうスペシャル異世界系な能力を練習してんのよ!

 こいつぁメチャやべぇ! 半端ねえ!

 まだ子供だったときに龍同士の喧嘩を見たんだが、びっくらこいて口ポカーンだったからな!

 マジモンの魔法戦、爪で体を抉る戦い。

 あれが死闘ってんだろうな。

 実は一匹が俺を狙ってきてた龍で、もう一匹は俺の親だったらしい。

 後から聞いた話だけどな。


 おっと脱線してしまって申し訳ない、魔法の話だ。

 『魔法』ってのは便利なもんで、人間に変身できたりするらしい。

 つまり俺が変身すれば……後はわかるな?

 人里に降りて、人間を操り放題ってわけだぁ!


 さあ! 今日も魔法の練習に励むぜ!

 指導は俺の親であり、ここら一帯では最強の龍!

 階級は『龍将』!


 グレートドラゴンさんだぁ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ