もしゲームの世界だったら2
今回は山賊あたりの話。ゆっくりしていってね。
「待て。」
山から声が聞こえ、振り向くとそこにはいかにも山賊ーーー。というような服装をした男たちが複数来てメロスは囲まれてしまった。「いいや、待てぬ。私は今から王の元へ殺されに行くのだ。そのための後しかここにはないのだ。見逃してはくれぬだろうか」「ならぬ。」
メロスは返答を聞いた途端に「アクセル」と唱えた。次第にメロスの体は何か異質な雰囲気を纏い、メロスは加速した。山賊は「クイック」を唱え、さらなる速度で先回りし、「コンストレイント(拘束)」を唱えた。途端にメロスの体は縛りあげられ、身動きが取れないようにされてしまった。「ええい、なぜ動かぬのだ。動け」メロスは必死に抵抗した。
その時不思議なことが起こった。拘束を唱えた山賊が倒れたのだ。
「誰だか知らぬがありがたい。ここを通らせてもらおう」
前と後にはまだ一人ずついるのだが、能天気なメロスのことだ。きっとどうにかなるに違いないと思っているだろう。確かにそれは正解だ。普段ならば。メロスは川を泳いで消耗してしまった。この状況で普段の力を出すというのはあまりにも酷なことだろう。メロスは走った。山賊は逃すまいと魔法で牽制をしてくる。時には土を盛り上げ、時には土砂崩れを起こして。メロスはその全てを避け切ったのだ。そして、山の麓に着いた。山賊は忌々しそうにメロスを見たが、これ以上追うことはできなかった。これ以上は他の介入がある可能性があるからだ。メロスは既に山には目もくれず走っていた。そこに最後とばかりに火魔法を放った。何も知らないメロスはそのまま一直線にくる魔法に気づかずに当たり、倒れてしまった。山賊は山に引き摺り込み、見ぐるみを剥いでさっていった。
その後、水の音で目が覚め、メロスは復活することになるのだが、それは別の話、そしてさらに言うならば、川に泳いだメロスはバカだろう。魔法使えば泳がない方法もあったはずだ
あー、メロスの物語作ろうと思ってアイデア出したら2日ぐらいでなんやかんや40個ぐらいできてしまった。形にするのが難しいのだが。まあ、これは息抜きで描くやつだからね。そこまで気にしなくていいか。