もしゲームの世界だったら1
1ってありますが世界観が同じってだけなので気にしないでください
私を思いっきり殴れメロスはそう言った。セリヌンティウスは思いっきり殴った。クリティカル!メロスは力尽きた。
「メ、メロスーー。」
群衆はどよめきだした。まさかこの瞬間にクリティカルが出てくるとは思いもしなかったのだからクリティカル確率脅威の1%である。群衆はメロスが真っ裸のままで倒れていることへの嘲笑と、クリティカルをだしたセリヌンティウスに対する拍手喝采が送られていた。
王は、これを見ていた。王がそこに来た瞬間、それまであった騒がしさ、喧しさ(やかましさ)、姦しさ(かしましさ)が消え、王の言動を見守っていた。王は群衆を睨んだ後、叱責した。「ここまで来た勇者に対する反応がこれか、疲れ果て、ようやくの思いでやってきたやつを嘲笑するとは、これだから人というのは信じられんのだ。」そして未だ、メロスに回復魔法をかけているセリヌンティウスに優しく諭すように言った。「お前だけは、お前だけは違うのだな。こいつはもう死んでおる。だが、安心するといい。王家にのみ伝わる蘇生魔法でかならずやメロスを生き返らせて見せよう。」セリヌンティウスに希望の光が灯った。王はセリヌンティウスにメロスを持たせて、「ついてこい」とだけいい、群衆がついていこうとするのを兵士たちに止めさせた。怒り狂った群衆は王に向けて炎の魔法を繰り出した。炎は王に一直線に飛んでいき、服に当たって消えた。王はその群衆の一人を睨み「この服は魔法に対する絶対防御だ。あとで自分が何をしたか、思い起こし反省するがいい。其奴を捕えろ。武力行使でかまわん」そういい城に戻って行った。
城の中は豪華絢爛だった。至る所に装飾が施され、どこに行っても地面にはふかふかなカーペットが敷いてあった。その城の一室にある石造の部屋にセリヌンティウスは案内された。そこは何やら清潔そうな雰囲気が漂っていた。王はセリヌンティウスにメロスを置くように指示し、王は詠唱を開始した。
一体、どれだけ時間が経っただろうか。セリヌンティウスは願い続け、王には疲れの色が感じられる。群衆は我が物見たさに城に堂々と不法侵入し、まともだったのは少女が兵士に、メロスへとマントを差し入れしたぐらいだろうか。そしてようやく詠唱が終わり、魔法が行使された。
メロスは生き返った。そして、てと足の感触を確かめた後、言った。「ここは?」と。王は満を持して答えた。「ああ、勇者よ。死んでしまうとは情けない」
1000字って気楽でいいね。これからこっちをしばらくやってようかな?忘れそうだし。、、、すでにほとんど忘れてたわ。




