等速直線運動
ええ。あれです。中学の後半あたりに習う運動エネルギー関連のやつです。いやー理科も学べるなんてメロスは万能だな〜◎
ちなみに当たり前のことだけれど別方向のエネルギーを加えたらかわるから今回のは等速直線運動ににたなにかです。
メロスは激怒していた。かの邪智暴虐な魔王を必ずや殺さねばならぬと。
明日は妹の結婚式!るんるんな気分で山越え谷越え結構離れた隣街にまでやってきた。山?谷?そんなもの突っ切ってきましたよ。なんせ止まれないからね。あ、団長ではない。(止まるんじゃねえぞ)
よし。色々買って、、、て商品受け取れなかったー!!
店主「お客さん商品商品!」
幸いなことに店主が届けてくれたため受け取ることができた。でも活気がないな。そこの爺さん。なんで夕方なのに活気がないんだ?いつもはもっと元気だったろ?
おじいさん「王が人を殺す。不信で。って話は止まって聞け。」
メロス「止まれないんだよ。わかった。王様は生かしてはおけぬ。ちょうど方向的に王城あるしサクッとやってくる。」
メロスは単純な男だった。だからそんな言葉に乗せられて王城に向かった。
門番「何者だ。身分証と要件をいえ。」
メロス「王様をサクッとやりにきた。」
門番「そんなことをさせるわけないだろ。こいつを捕えろ!!」
そうしてメロスは数人がかりでのしかかられ、それでも一定の速度で進む。持ち物確認をした結果ナイフが入っていたため大騒ぎになった。そして押されても一定の速度でしか動かなかったが王様のところについた。
王様「ワシを殺しにきたのか。残念だったなお前はこれから死ぬのだ。最後に命乞いくらいならば聞いてやるぞ、、、止まれ!王を前にしてなぜ動く!」
メロス「止まれないんだって。そうそう。問題ないけど妹の結婚式あるから3日後にしてくれ。来なかったらセリヌンティウスを代わりにしていい。」
王城の壁がメロスがぶつかった衝撃で崩れる。
王様「・・・別に置いていってもいいんだぞ?わしはわかってるんだ。お前が友人を犠牲にすることくらい。」
メロス「そんなわけないだろー!!」
すでに大分遠くなっているメロスは王に向かって叫んだ。
メロスは焦った。どんなに焦っても走る速度は変わらないのだが。ちょうど山あたりで妹の婿にあった。なんとか説得して今日開催にしてもらった。
メロス「マジかよ。こっちの方が近道だった。今まで遠回りしてたんだ。」
なんと村が目の前にあったのだった。ぐるっと回っていたのである。そこからは止まれないなりに婿と妹を激励し、街に向かった。
メロス「ああ、行きに貫通した山だ。ちょうどその穴のとこから入るとは。今度から逆から行こう。いけるかわかんないけど。」
そして街についた。
メロス「王様ー!!約束どうり処刑されにきたぞー!!」
王様「それ明日だぞ?」
やべえ。まあ止まれないから仕方ないんだけど。
王様「まあきたことに免じて許してやるから帰った帰った。」
そうして家に帰らされた。




