メロス以外がムキムキだったら?1
この作品は前から書こうと思っていたものを書いた寄せ集め作品です。メロスだけじゃなく童話の人物とかも書くと思います。そしてにゃんこ転生が五十話にいった記念に息抜きとして書こうというコンセプトのギャグ漫画風の単発物語です多分。長いやつはいくらかに分けるけど。最初だから、走れメロスを見て書くからめっちゃ長いよ。
それでも良い方はゆっくりしていってね。
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊に跳ね飛ばされて暮らしてきた。けれど邪悪に対しては、人一倍敏感だった。今日の朝方メロスは村を出発し、野を越え山越えめっちゃ離れたシラクスの街にやって来た。メロスに父も母もおらず妹と二人暮らしでせいかつしている。16の可愛い可愛い妹と。そんな妹も村の牧人を花婿として迎えることになっていた。メロスは花嫁の衣装やらを買いにやって来たのだ。メロスには親友がいた。セリヌンティウスだ。石工をしているそいつに会いに行こうとしているのだ。めっちゃたのしみである。ただ街がすごく静かだ。活気がない前来た時はワイワイやってたというのに筋肉パーティを。人に聞いてみたが断られたからムキムキなおじいさんに刃物で脅し、、ではなく質問した。おじいさんはものすごい低音ボイスで答えた。
「王様は、人を殺します」
「なぜ殺すのだ。」
「筋トレをしている、というのですが、誰もそんな筋トレなどしてはおりませぬ」
「たくさんの人を殺したのか。」
「はい、初めは王様の妹婿様の胸筋を。それからご自身のお世継ぎの背筋をを。それから妹様の腹筋を。それから妹様のお子様は筋肉が少なかったから殺されておられませぬが皇后様の上腕二頭筋を。それから賢臣のアキレス腱を」
「ちょっと待て、殺されたのではないのか?それと最後筋肉ではないぞ」
「いえ、筋肉を殺されてしまったのです」
「国王は頭がおかしいのか。」
「いいえ、頭がおかしいわけではございませぬ。狂ってはおられるg、ゲフンゲフン、人の筋肉を信ずることができぬ、というのです。この頃は、臣下の心をもお疑いになり、少し派手な筋肉をしているものには、人質を1人ずつ差し出すことを命じております。ご命令を拒めば王様の筋肉にプレスされて殺されます。今日は6人の筋肉が殺されました。」
聞いて、メロスは激怒した。「呆れた王だいかしておけぬ。、、派手な筋肉ってなんだ。」
メロスは脳筋であった。買い物を背負ったままで、のそのそと王城に入っていった。王城に入る前に、門番の筋肉によって弾かれた。門番は一歩も動かずに捕まえて、調べられて、メロスの中からダンベルが見つかったので、騒ぎが大きくなってしまった。
「このダンベルで何をするつもりであったか。いえ!」暴君ディオニスはしg静かに、けれども威厳を持って問い詰めた。その王の顔は蒼白で眉間のしわは刻み込まれたように深かった。
「これでお前を殴るんだよ」
「wow率直。」
「街を暴君から救うのだ。」とメロスは悪びれずに言った。
「町を街と間違えているお前がか?」王は、憫笑した「仕方ないやつじゃ。街と間違えるお前には、わしの孤独がわからぬ。」
「言うな!」とメロスは、いじられたことも含めていきり立って反駁した。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、たみの中世さえ疑っておられる」
「忠誠を間違えておるぞ。それに裏切る方が悪い。警戒させたのはお前たちだ。人はもともと筋肉の塊さ。信じてはならぬ。」暴君は落ち着いて呟き、ほっとため息をついた。「わしだって、筋肉を望んでいるのだが。鍛えても鍛えても筋肉がつかぬ。」と腕だけでメロスの胴ほどの太さがある筋肉でいう。
「なんのための平和だ自分の筋肉を守るためのか」今度はメロスがちょうしょうした。「罪のない人を殺して、何が平和だ。」
「黙れ。」王はさっと顔を上げて報いた。「ワシは筋肉しか殺しておらぬ。それに口ではどんなことでも言える。わしには腹筋の奥底が見え透いてならぬ。お前だって、今に、プレスされてから泣いて詫びたって聞かぬぞ」
「なんだ透視ができるのか」
「比喩じゃよ」
「ああ、王は利口だ。自惚れているが良い。私はちゃんと死ぬ覚悟がって人は殺しておらぬのか」
「筋肉しか殺しておらぬ」
一瞬の沈黙の後メロスは呆然としたを向いてから瞬時ためらい、「ただ、私に情けをかけたいつもりなら、処刑まで3日の期限が欲しい。たった1人の妹のために亭主を持たせてやりたいのです。3日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここに戻って来ます。」
「バカな。」と暴君はしわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘を言うわい。逃した鳥が帰ってくると言うのか」
「そうです。帰ってくるのです」メロスは必死に言い張った。「私は約束を守ります。私を3日だけ許してください。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに信じられないと言うのならば、よろしい、この街にセリヌンティウスという石工がいます。私の1人しかいないともだ。あれを人質に置いていこう。もしここに帰って来なかったら、あの友人をプレスしてくれて構わない。頼む、そうしてください」
それを聞いて残虐な気持ちで、そっとほくそ笑んだ町を、まあいい、信じないなど一言も言ってないが、生意気なことをいうわい。どうせ帰って来ないに決まってる。この嘘つきにだまされたふりして、話してやるのも面白い。そいつは社会的に死ぬからな。そうして身代わりの男の筋肉をプレスしてやるのも気味がいい。人はこれだから信じられぬと、ワシは悲しい顔をして、その身代わりの男をプレスしてやるのだ。世の中の、正直ものとかゆうやつばらにうんと見せつけてやりたいものさ。
「ネガイヲキイタ。ソノミガワリヲヨブガイイ。ミッカメニハニチボツマデニカエッテコイ。遅れたら、その身代わりを、きっと殺すぞ。ちょっと遅れてこい。お前の罪は、永遠に許してやろうぞ」
「なに、何をおっしゃる。それになぜ序盤がカタコトなのだ」
「ハハ。命が大事だったら、遅れてこい。お前の心は、わかっているぞ。」
無視されたことも含め、メロスは悔しく、じだんだを踏んだ。monoも言いたくなくなった
王様「ものも言いたくないは消しゴムの方ではないぞ」
という言葉を聞きながら。




