想ってて
窓から星
見上げる空に
広がり
瞬いて
強く光る
消えかける
また強く光る
繰り返す
あの星
遠い昔に消えている
あかるい死のような明滅
私が想うから
そこにある
想わなければ
そこにない光
私は星を眺めながら
あなたを想う
星の瞬きが繋がって
あなたを作る
あなたは
私が想わなければ
私の中にはいないというのに
私が想わなくても
どこかに存在していて
私に関係なくどこかで存在しているのが
悔しくて
想ってる
あなたを想ってる
いつでも想ってる
今ここにいないあなた
ひとりの時は
いつもあなたを想ってる
あなたがひとりでいる時
私を想ってくれていますか
夜空の星を繋ぐように
私を描いてくれていますか
あなたが想ってくれないと
私はきっと消えてしまう
遥か昔に消えている星のように
存在をやめてしまう
だから
想ってて
私のことを
いつも想ってて
私が消えてしまわないように