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『幕間の外伝 和国の日常』

今日は妖狐族のコヨウが城に遊びに来ていた。

「おぉ!結構似合っとるやないかスイレン!」

スイレンがコヨウに履かされたのはこの国では見かけないズボン『ジーンズ』だった。

「見たことない服だな。」

「妖狐族の縄張りに来た商人から買ったものや。なんでも異世界の服らしいで?」

「よく手に入ったな・・・。しかし、随分と脚のラインが強調されるな。少し動きづらいまであるし。」

「実用はともかくお洒落用やな。一日貸してみるやさかい。気に入ったら全然譲るで。」

そう言われ今日一日ジーンズを履いて過ごすことになったスイレン。

給仕係と共に昼食の準備をする中、ラセンとゴグマもやってきて共にお膳立てを手伝う。

「これ、コヨウの分の茶碗だ。」

「あいよ。」

支度をする中、ラセンの視線がずっとスイレンの尻に向いていた。

「・・・・・。」


 食後。

「え?ラセンがずっとケツを見てくるって?雄なんやし当然ちゃうか?」

「給仕やゴグマもいる時にガン見されても困る・・・。」

(うぶ)やなぁ。昨日の夜ズッコンバッコンしとったくせに。」

「・・・ちょっと待て。何故そのことを知ってる?」

「あっ。」

赤面しながら顔を近づけて圧をかけるスイレンにコヨウは冷や汗をかき眼を逸らした。

「吐け。」

「え~と・・・、ナナシから聞きました。」

「あの幽霊猫‼」

一方、都内の隠れ家で幽霊少年のナナシがくしゃみをするのだった。


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