両手に花
前話よりまたもかなり時間が経ちましたが……。
今回は、「運命の女神は勇者に味方する」の全体PV100万突破&PCユニークアクセス10万人突破記念SSです。
時系列的には序章と第一章の間なので、本編を知らなくても大丈夫です。
ただ、前の二話をお読みいただくと、少し感想が変わるかもしれないとは思います。
そして、またも異世界に届いていません。
いつもより長いですが、お楽しみください。
それが、いつからなんて覚えていない。
気が付いたら、いつも、同じ人物を目で追っていた。
そのことを自覚したら、納得した。
―――― ああ、この少年のことが好きなんだ
****
「ねえ、クラスで一番、かっこいいのって誰だと思う?」
それは、小学生によくある会話の一つ。
「え~? このクラスなら~」
その周囲には数人の女子児童。
恥ずかしがりながら、「誰にも言わないでね」とお約束のように口にしながらも、自分の心の内側をノリと勢いで曝け出していく。
始め、それは「好き」とは違う、外見や内面の良さを語っていたはずなのに、気が付くとその相手が自分の「想い人」のように受け止められ、そう受け入れられてしまう。
それに気付いている子も、気付いていない子も、女子特有の空気の中で、思わぬことまで口にしていく。
少し離れた場所にいる自分には、それが分かってなんとも居心地が悪い。
会話に参加しているわけではないのだけど、容易に巻き込まれる距離でもある。
特にこんな会話だ。
巻き込む人数は多い方が良い。
話題の素材としても、互いの弱みにしても、相手の優位に立つためには、自分の弱点は最小限に。相手の弱点は最大限に、が基本だろう。
「このクラスじゃなきゃダメ~? 他のクラスの方がかっこいい男子って多いじゃない」
「あ~、分かる、分かるぅ」
その「他のクラスにいるかっこいい男子」とやらが、その女子児童の想い人なのだろう。
その場の雰囲気だけで、異性を「かっこいい」と、語れないらしい。
真面目で馬鹿正直だと思うけど、自ら被害を広げようという行為に対してはあまり感心できなかった。
「ほら~、隣のクラスの『笹ヶ谷 九十九』くんとか~。変わった名前だけどさ~。かっこいいよね~」
それは隣のクラスの男子の名前だ。
自分の気のせいだと思いたかったが、その名前が出ただけで、周囲の空気が変わった気配がする。
それとなく、見てみると、その言葉に頷く女子が少なからずいて、明らかに本気で顔を赤らめている女子もいた。
だが、私にとっては、嫌な名前が出てきた。
その一言だった。
なんで、このクラスだけの話題に留めてくれなかったのか?
そして、確かにヤツはかっこいい。
それは私でも認めよう。
顔と学業は並以上。
クラスで一番ではなくても、運動神経はかなり良い。
男友達も多く、人間関係にも問題はない。
小学生っぽく、子供らしい部分は多いが、異性を意識しだした小学生にモテまくるような男だ。
「え~? それなら私は『来島 創』くんかな~。ちょっと悪そうなところが良いよね~」
さらに嫌な名前が追加された。
確かにヤツも顔は悪くない。
だが、名指しされたその男は、その性格と漂う雰囲気にかなり難がある。
それを「ちょっと悪そう」で片付けて良いものか?
このお嬢さん方の見る目のなさに溜息を吐きかけて、なんとか留まる。
下手な行動をして、注目を浴びるのは良くない。
あと少し、我慢するだけだ。
そうすれば、この苦行は終わってくれる。
「『笹ヶ谷』くんのお兄さんも実は、めっちゃ、かっこいいよ!!」
「知ってる、知ってる! 卒業した雄也さんでしょう? あの人は別格。同じ年の男たちと比べちゃ可哀そうよ~」
とうとう話題が卒業した人間にまで飛び散った。
着地点を見失った女子たちの会話は縦横無尽に飛び交う。
気付けば「かっこいい男子」についての話だったのが、完全に「好きな男」についての話題に変わっていることにどれだけ気付いていることか?
まあ、良いけど。
このまま、ひっそりと教室の片隅で気付かれないようにしておけば……。
「お、若宮じゃねえか」
教室の窓の外から、今、一番、聞きたくない男の声が聞こえた気がする。
それは同時に、それまで賑やかだった教室が一瞬で静まった瞬間でもあった。
場が凍る?
いや、違うな。
鳩が豆鉄砲を食ったような状況?
ああ、日本語って何年習っても慣れないわ。
「あら、笹さん。お元気そうで」
周囲の突き刺さるような視線を感じつつ、私はできるだけ平静を装って、言葉を返す。
「お前ほどじゃないな」
さらに、女子が喜びそうな爽やかな笑顔を私に向けやがった。
視線の種類が変わる気配がする。
この男はそれに気づかないのか。変わらず、会話を続けようとする。
「今日は高田や高瀬が一緒じゃないんだな。珍しい」
この男も被害を広げたいらしい。
こんな空気の中で、さらに私の友人や従姉妹の名前を出しやがった。
「高田は、教師からの呼び出し。別のクラスの高瀬はとっとと家に帰ってるはず」
「教師の呼び出しって……、何をやらかした?」
その言葉と視線に鋭いものが混じった。
……やっぱり、この男はどこかその辺の小学生男児と違う気がする。
漂う雰囲気は本当に普通なのだ。
寧ろ、害がない方だと思う。
だけど、こんな時。
本当にふとした瞬間に、普通じゃないモノが混じる。
まあ、普段の彼から漂ってくる空気から、これは私の考えすぎだとは思うのだけど。
「私立中学の話。高田、ああ見えても成績良いから、勿体ないって。でも……、いろいろな事情があるからね」
私の友人である「高田 栞」は、母子家庭だ。
父親についての話は聞いたこともない。
だから、私生児なのか。
単純にもっと小さい頃に別れたのかは分からないし、聞く気もなかった。
父親がいても、いなくても、彼女が可愛くて、元気で自慢の友人であることに変わりはないのだから。
それでも、お節介な人間はいるもので、彼女に私立中学受験をさせたい教師はその一人だ。
馬鹿な話。
目立つことが苦手で、母親想いの彼女が、わざわざ特別な道を選ぶとは思えないのに。
「……っていうか、笹さんは知らなかったの? 高田と同じクラスでしょ?」
「興味ないからな」
嘘を吐け。
私は周囲の目がなければそう口にしていたことだろう。
この男は初めて会った時から、「高田栞」をどこか特別視していた。
確かに普段の言動からはそれを感じさせない。
彼女のことは、他の女子と同じような扱いをしている。
ただ違うのはその視線だ。
そこに込められた感情が複雑すぎて読み取れないけれど、視線を向けている回数が明らかに多い。
恋愛というよりは、本当に気にかけているだけという方が近い気はするけど、少なくとも、この少年から、私の友人が他の女子とは違う感情を向けられていることだけは分かる。
実際、私が従姉妹である高瀬はともかく、隣のクラスになった友人と、今も一緒に行動していることが多いのを知っていたことが、その何よりの証と言えるだろう。
「ところで、笹さんは何しに来たの?」
周囲の目がいなければ、「高田と逢瀬? 」などと言う所だけど、今はいろいろタイミングが悪い。
「たまたま若宮を見かけたから、声をかけただけだが?」
……最悪な答えが返ってきた。
その言葉に嘘はないだろうけど、今の状況で言われても嬉しくない。
この男はこんなところが本当に腹立たしいのだ。
どうやってその軽い口を閉じてくれようか?
そんなことを考えていた時だった。
「若宮さん、待たせてご……、あれ?」
今度は廊下側から声が掛けられた。
「ありゃ、他にも人がいたのか」
時間的に私一人だと思っていたのだろう。
少し照れくさそうに笑う友人の姿があった。
そして、窓の外にいる男には気付いていない。
「よお、高田。呼び出しを食らったって?」
「おや、珍しい」
声をかけられてようやく気付いたらしい。
「今日も教室で挨拶を交わしたと思ったが?」
「いや、九十九が若宮さんの傍にいるのが珍しいと思っただけだよ」
久しぶりに耳にしたためだろうか。
彼女の口から出たその呼び名に、違和感があった。
この友人は基本的に、友人であっても呼び捨てを好まず、「くん」、「さん」付けで相手の名前を呼ぶ。
実際、私には「若宮さん」、私の従姉妹の高瀬に対しても「高瀬さん」だ。
だが、彼女にとって、この男は例外らしい。
そして、彼のことを名前で呼ぶような女子生徒はいない。
私を含めて大半は、彼のことを「笹さん」と愛称で呼ぶのだ。
「いっつも思っていたことだけど、高田って、笹さんのことは呼び捨てなのよね」
思わずそんなことを口にしていた。
「ん? ああ、これ? 一年生で同じクラスになった時にそう呼べって言われてさ。その頃のわたしに敬称って考え方がまだ朧気だったし、それに『笹ヶ谷』って呼びにくかったんだよね~」
棘を感じてもおかしくはないわたしの言葉にもさらりと答える。
これまで理由までは聞いたことがなかったけれど、私と出会う前の話らしい。
それなら仕方ないけど、ちょっとだけムカつく。
「笹さんはなんでそんなことを言ったの?」
「『笹ヶ谷くん』も『九十九くん』も妙に言いにくそうにしているからだよ。それならいっそ、呼び捨てろと言ったんだ」
まあ、確かに彼の名前も苗字も呼びにくく珍しいものではある。
だから、彼を愛称呼びにする人間が多いわけだし。
「そしたら、なんか、昔からそう呼んでいたかのようにしっくりときちゃってね~。何度か直そうとしたけど、一度、この舌に染み付いた言葉ってなかなか抜けなくって」
そう言いながらも気恥ずかしそうに笑う友人は、いつも思うけど可愛い。
「それなら、私もそう呼ばせてもらおうかしら?」
周囲の気配が変わった。
2人はそこまで気にしていなかったようだけど、先ほどからさりげなく向けられていた敵意が友人から私の方に向けられたことが分かる。
「別に構わねえけど……、若宮から呼ばれると、違和感しかねえかもな」
「大丈夫。私も違和感しかないから、ね? 九十九」
「うげ」
試しに呼んでみたら、酷い返答をされた。
「……『うげ』って。やっぱり、無理ね。返事が『はい』、『うん』、『分かりました』ではなく、『うげ』って否定的な男だもの」
「なんで、肯定しかないんだよ?」
「あら、笹さんが私の言葉に対して否定を返せると思って?」
「……なんだ、この女王陛下」
「女王陛下なんて畏れ多いわ~。私なんて、せいぜい王女殿下止まりよ」
どう見ても、私は女王の器ではない。
いや、個人的には王女も荷が勝ちすぎる。
そんなこと、この場で言えるはずもないのだけど。
「若宮さんが……、王女さま……?」
友人がぽつりと呟いた。
「笑いたければ笑ってやれ。こんな王女を持った国は不幸だと」
失礼だが、否定はできない。
私自身もそう思うぐらいだ。
「そうかな? 若宮さんは勉強家だし、努力家でもあるから、王女さまなら国民たちも幸せだと思うよ」
「高田~、結婚して」
そんな思わぬ言葉に友人に抱き着く。
小さくて可愛い私の友人。
この友人は、私が弱っている時に助けてくれる。
そんな彼女は私の頭を撫でながら……。
「それは若宮さんの未来の旦那さまに悪いから、ちゃんとお断りさせてもらうね」
と、可愛い顔して容赦なく断りを入れてきた。
「オレは何を見せられてるんだろう?」
近くで完全に無視された状態にある少年が呟く。
焼き餅とは違う純粋な疑問の言葉。
そんな言葉に笑いがこみ上げてくる。
「友人同士のラブシーン?」
「……そうか」
突っ込む気力もないようだ。
でも、それで良い。
逆にここで突っかかられても、私たちが困るだけだ。
彼はモテ男の自覚に薄い。
女子同士が手を出さないようにそれぞれ牽制し合っているためもあるだろう。
本当に罪な男である。
いつか、女のことで苦労しそうだ。
いや、彼には女難の相もあると思う。
本命には気付かれないとかそんな感じ。まさに今かな?
「ラブシーンかどうかは分からないけど……、あの子たち、何とも言えない顔しながら、出ていっちゃったよ?」
「特に用もなく話していただけっぽいからね。別に良いんじゃない?」
あの子たちは同じクラスの「同級生」という括りではあっても、「級友」とまでは言いにくいような関係の間柄だ。
あのノリについていけない私が悪いのかもしれないけど、同級生たちのお喋りにはどうも慣れない。
こう相手に合わせた発言とか、その割に陰で言い合っているとか。
私は従姉妹やこの友人のように、自分の嘘を吐かない、無理しない話をしたいのだ。
そう考えれば、この友人に会えたことは数少ない幸運なのだろう。
「用がなければ、とっとと帰れば良いのに。嫌な目線向けやがって」
おや?
彼はあの子たちの視線に気づいていたの?
「そりゃ~、九十九が若宮さんと話しているからでしょう? 実は、あの中で九十九のことが好きな子だっていたかもよ? 少女漫画ではよくあることじゃないか」
この友人は誰かのことをあまり悪く言わない。
ある意味、前向きに捉える。
そこがかなり好ましいところだったりする。
でも、その反面、自己評価はかなり低い。
だから、私じゃなくて、自分にも同性からの嫉妬の視線を向けられているなんて思いもしないのだろう。
「阿呆なこと言うな。仮にそうだとしても、オレが友人と話しただけでそんな感情を向ける勝手な女なんかに興味はねえ」
このスッパリした切れ味もモテる理由だとは思う。
「ところで、九十九。空手の時間、大丈夫?」
ふと友人が時計を見ながらそう言った。
今の時間は、午後4時30分。
習い事をしている人間なら、とっくに帰宅している時間だった。
「え? あ? やべっ!! つい、話し込んじまった。悪い、若宮、高田。またな!!」
そう言って、黒髪の少年はそのまま、走り去っていく。
「「また~」」
私たちはその背を見送った。
「嵐のような男だよね、笹さん」
「あれで、本当にモテないと思っているんだから笑えるよね」
「……あれって、ポーズじゃないの?」
そう見えないけど、そう言ってみる。
彼女の反応が知りたくて。
「一時停止?」
「いや、pauseじゃなくて、poseの方」
「そんな意味もあるのか」
「あるんだな、これが」
だけど、期待に反して、全然違う部分に反応する。
「でも、九十九のことだから、本当に気付いてないんじゃないかな。モテている自覚があるなら、あれだけ女子がいるような場所で、こんな気軽に若宮さんに話しかけてないと思うよ?」
「いや、そこが笹さんの戦略で、さらにモテ男の演出みたいな?」
「本気でそう思ってないくせに」
笑いながら言われた。
しっかりバレているらしい。
「それにしても、笹さんの空手の時間なんてよく知ってたね」
「火と木曜の5時から近くの武道館。急げば間に合うと思うよ。九十九は足が速いから」
それは知っている理由になっていない。
まあ、同じクラスなのだから、知る機会はいくらでもあるのだろうけど、言いたくはないようだ。
「愛だね」
私はそう言って可愛い友人を揶揄う。
「愛なのかなあ……」
困ったように友人は笑った。
でも、その頬がほんのり紅くなっているのは私にはしっかりと分かる。
こんな風に、誰かのことを常に気にかけているのは、幼くはあるけれど、立派に「愛」だと思う。
いや、まだ「恋」か?
ただ、それが分かっていても、まだ私はこの友人を誰にも渡したくないな~とも思っているのだ。
せめて、近くにいることが許されている間は、一番近くにいたいと思う程度には、私はこの友人を好ましく思っていることを自覚する。
でも、まさか、私たち二人と彼が別の中学に通うことになるなんて、この時は想像もしていなかった。
そして、激変した中学校生活の慌ただしさの中で、小学校時代のちょっとした出来事など、徐々に薄れて思い出すこともなくなっていく。
私と同じ中学校に通う友人は身長こそあまり伸びなかったが、三年間で随分と大人になった。
本当に、身長こそ伸びなかったけれど。
その分、黒い髪を伸ばしていたので、彼女と話したことがない男など、どこかのお嬢様だと本気で思っていたらしい。
そのお嬢様が中学校の部活動で選んだソフトボール中に黒土塗れになっている姿をよく見ていた私からすれば、笑える話でしかなかったのだが。
同時に「あの長い髪でよくやるわ」と私は感心もしていた。
そして、その友人からの自分に対する呼び名が「若宮さん」から「ワカ」という愛称に変わって、それなりの月日が経った頃、再び、転機が訪れる。
中学を卒業する間近、腰の下まで伸びていた長い髪の毛をばっさりと切って短くすっきりした髪型になった彼女の口から、それほどの長い間、会ってなかったはずのあの少年と再会したことを告げられたのだ。
私は、それだけでも十分すぎるほど驚いたのに、さらに、「男女交際というのをすることになりまして」と聞かされるなんて、これっぽっちも思ってなくて。
何の心の準備もしないままに世間話のような流れで聞かされた私の心中がどれだけ複雑なものとなったのか。
誰か、察していただきたい。
それでも、その結果。
その友人との付き合いが、自分でも思っていた以上に長く、深く、何よりも濃くなることになる。
どこか自分に対しても、少し引いたように見えていた友人が、遠慮なく踏み込んでくるようになったことも驚きだけど、それは、あの少年のおかげなのだろう。
いろいろ複雑だわ。
それでも、仕方ないから認めるしかない。
それに、あの少年といる時の友人は本当にいつも以上に可愛いのだから、いろいろ諦めるしかないのよね。
だから、私も遠慮せずに踏み込んであげよう。
お節介?
上等である。
そして、あの大好きな2人のためなら、私はどんな傲慢な悪女も演じてみせる。
「笹さん、高田を……、お願いね」
そのたった一言のためだけに。
****
それが、いつからなんて覚えていない。
あの頃、気が付いたら、いつも、同じ人物を目で追っていた。
そのことを自覚したら、納得した。
―――― ああ、この少年のことが好きなんだ
だけど、その少年は別の少女を見ていた。
ずっと見ていたから私は知っているのだ。
その相手は、私の大事な親友で。
だから、気付いた時は嬉しかった。
だって、自分が認めるほどの男が、私が大好きで大切にしたい女のことしか見ることがないなんて最高でしょう?
だけど、そのことを彼に告げることは一生ないだろう。
これはほんのひと時だけの夢。
初恋とはまた違う、淡い小さな恋の話。
本来なら見ることができないはずだったものを見ることができただけで、あの少年が、自分の近くで成長して、大人になっていくところを見られただけで満足で。
そして、私自身、彼や友人以上に大事な人ができてしまったから。
だから、何度でも彼に向かって言おうか。
「私の親友を泣かさないでね、笹さん」
そう笑顔で。
前書きにもあります通り、当作品は、「運命の女神は勇者に味方する」の番外編です。
本編が全体PV100万突破&PCユニークアクセス10万人突破記念として、書かせていただきました。
お読みくださっている方々のおかげで生まれた作品です。
本当にありがとうございます!!
実はこの話、先に投稿している二話よりも前に書いておりました。
意外な人選?
いえ、三人の関係が実は微妙なバランスだということです。
そして、サブタイトル。
誰のどんな形であるかはあえて、この場では書かないことにします。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
これからも頑張らせていただきますので、お力添えのほどをよろしくお願いいたします。