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あやとり  作者: 吉世 大海(近江 由)
~糸から外れて~流れ続ける因
198/231

同胞

 

「…カワカミ博士…」

 レイラは通信で入った声に、震える声で応えた。


 ハクトとディア、ジョウも警戒した様子だった。

 かつての味方で協力者であり、友人の父親だが、警戒をしなければならない人物である。


「…いったい、何の用ですか?」

 ハクトは目の前にいるわけではないが、何かを見据えるように通信機を見つめて尋ねた。

 ディアは他の通信機を全て止めて、カワカミ博士だけの通信しか入らないようにしていた。


『とても大事な用件です。』

 カワカミ博士は深刻そうな声だった。


『前置きはいいから早く話したらどうだ?』

 カワカミ博士ではない声が通信で入ってきた。


 その声にも皆警戒した。

 ジョウとレイラは驚いた様子で、ディアとハクトは眉を顰めていた。


「…もしかして…タナ・リードか…」

 ディアは驚きを隠せないという様子で尋ねた。


『ああ。クロス君に拾われてこの博士殿の船に乗った。』

 タナ・リードはあっけらかんとした様子で答えた。


「じゃあ、クロスがいるのね。クロスはカワカミ博士と行動していたのね。」

 レイラは少し目を輝かせて言った。


「なるほど、協力者がカワカミ博士なら、私たちに探知されないで行動も可能だな…」

 ディアは納得したように頷いた。


「…で、クロスは?」

 ハクトは眉を顰めて尋ねた。


『それです。問題が起きました。』

 カワカミ博士は深刻そうな声だった。


「問題って…何?まさかクロスが負けたの?怪我したの!?」

 レイラは取り乱した様子で通信機を破壊する勢いで食いついた。


「落ち着けレイラ。」

 ディアはレイラの肩を引き通信機から離し、落ち着くように背中を叩いた。


『もっと最悪だ。ナイト・アスールに攫われた。』

 タナ・リードは、声だけで彼が顔を歪めていると分かる表情で言った。


「はあ?」

 今度はディアが通信機に食いついた。


『それを踏まえて、そちらに情報を渡して、動いてもらいたいのです。こっちは別件で動くつもりなので…』

 カワカミ博士がそう言うと、部屋の通信機と連動したモニターが光った。

 どうやら何かデータを送ったようだ。

『今、こちらが分かっている状況です。』


 カワカミ博士が送ったデータを見て、ハクトは安心したような表情をした。

「…よかった。コウはシンタロウ君と行動しているのか…ユイも合流したのか。」

 どうやら彼はコウヤを心配していたようだ。


「…いや、安心もできないだろ。」

 ディアは何かに気付いたのか、表情を強張らせた。


『ああ。イジーさんの誘拐はナイト・アスール本人から頂いた情報なので間違いないです。あと、テロリスト側はレスリー様本人を捕えているようです。』


「…テロリストがディアのお父さんに乗っ取られたっていうのは、今の状況を考えると納得ね。…でも、どうしてクロスを?」

 レイラは顎をさすりながら言った。


『地連に対抗する武器が欲しかったのだろう。』

 そう答えるのはタナ・リードだ。


「やけに知っているようだな。」

 ディアは彼の声に警戒を示した。


『ああ。戦争のいざこざで記録は消されたが、ナイトと私は面識がある。ましてあいつはロバートと関りが深い。』


「なんだそれ?聞いたことないぞ。」

 ディアは驚きを隠せない様子だ。


『娘に言うわけないだろ。今の状況を見ると、納得だ。』

 タナ・リードは状況やナイトのことが分かっているのか、分かったような口調だ。


「今の状況と言われてもわからない。…強いて言うなら、地連が迷走しているように見えるぐらいだ。テロリストにあっけなくやられて…」


『そうなるように仕向けたのはナイトだ。自分の手を汚さずに地連の戦力を削っている。』

 タナ・リードは当然のことのように答えた。


「話が見えない。何故ナイト・アスールはそんなことをする?」

 ジョウがタナ・リードを制するように尋ねた。


 そのジョウの意見にはレイラ達も同感だった。

 ナイト・アスールの行動の理由が見えないのだ。

 ネイトラルとしての立場を守るとしても、地連の戦力を削る意味がわからない。


『簡単だ。あいつは地連を恨んでいる。』

 タナ・リードはそれこそ当然のことのように言った。


「はあ?どうして?…だいたい、地連を恨むなら、もっと行動を…」

 ディアは平静でいられなくなっていた。

 自分の父の真意も何も分からない上に、何もわかっていなかったからだ。


『そうだ。私もナイトの動きが活発じゃないことから、てっきり地連への憎しみが消えたと思っていた。ロバートが野心に走ったように彼もそんなものだと…』

「待って。ロバート・ヘッセも関わっているの?」

 レイラはタナ・リードの話を止めた。


『言っただろ?二人は関りが深いって。私は深くは知らんが、ロバートがゼウス共和国を軍国にした当初の目的は地連への復讐だ。…知らないのか?』

 タナ・リードは驚いた様子で言った。


「知るはずない。そもそも、ナイト・アスールと面識があったなど…いや、ありうるか…」

 ジョウは言いかけて止めた。

「レイラさんたちの亡命先…そこにディアさんたちがいて、ナイト・アスールも滞在していた「希望」に落ち着いたこと…それもその関係か。」


『ああ。架け橋となったのはジュリエッタだ。それは確実だ。』


 ジュリエッタ…という名前を聞いた時、レイラとジョウが険しい顔をした。


「お母さん…ね。」

 レイラは複雑そうな顔をして居る。

 ジョウもだ。彼はジュリエッタに対していい感情を持っていない。


 様々な事実や内容に、皆が平静でいられなくなっていた。


「まず、俺たちは何をすればいい?」

 そんな中、数少なく平静でいるハクトは尋ねた。


『ナイト・アスールはクロス様を使って地連を攻撃します。どんな形でするのか分かりませんが、クロス様が捨て駒として扱われる可能性も…そして、彼がドールに乗ったとしたら、止められる者は限られる。』

 カワカミ博士は淡々と言った。


 その内容にレイラとディア、ハクトは険しい顔をしたが頷いた。


『無理はしないで欲しいですが、そうも言っていられないです。こちらはレイモンド様達に、シンタロウ様に連絡を取ります。…残りはそちらのデータに詳しく載せています。』

 カワカミ博士はそう言うと、通信を切った。


 レイラとディアは食いつくようにモニターに映った情報を見た。


「見事にナイト・アスールとロバート・ヘッセの関りについては無いな。」

 ジョウは二人の後ろで眺めて呟いた。


「残せない…と言うことなんでしょう。だから、タナ・リードは通信で話したんだな…」

 ハクトは納得したように呟いた。








 第17ドームの周辺は日が落ちていく時間になった。

 その外に合わせて、ドームも暗くなっている。


「今日は病院で休まないのですか?」


 病院から出て行こうとするハワード大尉にコウヤは声をかけた。

 彼も怪我をして居る。


 そして、精神面でもなるべく港にいない方がいい。


「お前に言われたことを調べるにも、通信設備のあるところに行く必要があるんだ。」

 ハワード大尉は困ったような顔で言った。


「直ぐに動かなくても、明日でも…」


「…動かないと、働いていないと落ち着かないんだよ。」

 ハワード大尉は絞り出すような声で言った。心からの叫びのようだ。


「…なら、少し気になったので教えてください。」

 コウヤはハワード大尉に歩み寄った。


 コウヤは気になっていたことがあった。

 それは、ハワード大尉がマリク大佐のことで引っかかったと言ったことだ。

 何が引っかかったのか…


 ハワード大尉はコウヤをじっと見つめて質問を待っていた。


「さっき、ユイからの頼みを聞いた時のことで、マリク大佐のことで何か引っかかるって言っていましたよね。…それって」

 コウヤはハワード大尉にそのまま質問をした。


 ハワード大尉は驚いた顔をした。

 何気なく言ったことのようだった。

「引っかかったって…そりゃあ、宇宙にいたはずだからだよ。あの人、地球には近寄らないって地球では有名だったから。」

 ハワード大尉は当然のことのように言った。


「はあ?」

 コウヤは何を言っているのかわからなかった。

 確かにマリク大佐は宇宙の所属だと言っていた。そして、フィーネの戦士であるリリーの上司である…と。


「あの人、死神っていうあだ名以外に、地球生まれなのに地球嫌いだって言われていたから…って、それだけだ。でも、上からの命令だったら仕方ないよな…」

 ハワード大尉は仕方ないと何度も頷いていた。


 だが、コウヤは違った。


 確かにマリク大佐は信用できると思っていた。

 彼の心に偽りはなかった。


「…もし、最初の情報が本当だったら…」

 もし、彼が宇宙から無理やり来たということが事実だったなら…変わってくる。


 コウヤは自分の感じたことも判断材料で考え始めた。


 間違いなく、マリク大佐は地連の上層部側ではない。

 そして、部下を失って憔悴していたのは本当だ。

 テロリストのスパイでもない。

 それは確実だ。

 だからシンタロウも信頼している。


 だから、コウヤは胸騒ぎがしている。

 何かとんでもない見落としがあるような気がするのだ。


 そんなコウヤの様子をハワード大尉は呆然と見ていた。







 空に沢山の電線が引かれている時代だった。

 ドームの天井を見上げると、必ずその電線が視界に入る。


 空気も、外気がちょっと綺麗になった程度のもので汚く、おそらく体にも悪かっただろう。


 鉄と油の匂いがする、少し錆の目につく車にもたれかかった二人の少年がいた。

 栗色の髪をした少年と、銀髪の少年だ。二人とも端正な顔をしている。


「…どうするつもりだよ。君は…」

 栗色の髪をした少年は目を赤くして隣の銀髪の少年に尋ねた。


「さあ…」

 銀髪の少年は栗色の髪の少年とは対照的に冷めた様子だった。


「僕は…いうのもアレだが、金持ち一家だ。僕に流れ込む遺産目当てで親戚が手を差し伸ばす。」

「だろうな。」

 銀髪の少年は無感動に頷いた。

「だけど、君は違うだろ。」

「だろうね。」

 銀髪の少年はまた、無感動に頷いた。

 というよりも心ここにあらずという様子だ。


 何か別のことを考えているようだ。


「その気になれば、もう一人連れて行ける…だけど。」

 栗色の髪の少年は気まずそうに言った。


「カサンドラを連れて行けばいい。私は、君と違って彼女は気に入らない。付き合いは長いが五月蠅くて仕方ない。」

 銀髪の少年は隠すことのない様子で、あっさりと言った。


「ひどいな。」


「いいことだろう。君は彼女が好きで私は嫌い。男女関係で好きが重なるのは不穏だ。」


「…君はまあ、難しい話ばかり…」

 栗色の髪の少年はあからさまに顔を顰めた。


 そんな二人の後ろから、騒がしい足音が響いてきた。

 二人は足音を聞いて急いで振り返った。


「おいおい…ロバート坊ちゃまにナイト君。二人とも俺の車に何の用だ?」

 真面目そうな20代後半から30くらいの外見をした男が二人を見下ろして困ったように立っていた。

 固そうな毛質の黒髪は短く整えられ、長身で体格もいい。

 切れ長の目は黒い瞳を鋭く見せている。


「ここに車が見えたから。」

 先ほどまでの無感動な様子から一変して、銀髪の少年は顔を輝かせて言った。

 どうやら彼は彼を待っていたようだ。

 栗色の少年も、嬉しそうな顔をしている。


「ロバート坊ちゃんは大丈夫なのか?門限が厳しいだろう。」

 青年は栗色の髪の少年を見て、心配そうに尋ねた。


「事故があってから、変に気を遣ってくれるから自由が利くんだ。」

 栗色の髪の少年は何故か胸を張って言った。


「そうか…。ナイトは…」

 青年は銀髪の少年を心配そうに見た。


「私はほとんど孤児だから、そんな気を遣わなくていい。」

 銀髪の少年はあっけらかんと言った。


「二人とも…」

 そんな二人の様子を見た青年の方が複雑そうに顔を歪めた。


「それよりも、ディアスさんの顔色悪いよ。」

 ロバート坊ちゃんと呼ばれた栗色の髪の少年は逆に青年に心配そうに言った。


「そうだ。目の下の隈がひどくなっている。」

 ナイトと呼ばれた少年も同意するように言った。


 ディアスと呼ばれた黒髪の青年は困ったように笑った。

 だが、直ぐに真面目な顔になった。


「大丈夫だ。ただ、もう少し…なだけだ。」

 ディアスと呼ばれた青年は二人の頭をわしゃわしゃと撫でて言った。

 彼のその笑顔は、外見の印象とは違い、儚げで消えてしまいそうだった。


「もう少しって、そんな無理をしなくていいよ。だって、真実が分かっても、戻ってこないから」

 その様子を感じ取ったのか、ロバートは首を振って言った。


「そうだって。ディアスさんがそんな辛い思いをして…」

 ナイトもロバートに同意して、心配そうにディアスを見た。


 ディアスは首をゆっくり振った。

「大丈夫だ。こう見えても、貴族のロッド家が庇ってくれているんだ。だから、真相を公表することはできなくても悪い奴に処分を下させることは出来るはずだ。」

 ディアスは自信ありげに言った。


「軍のお偉いさんだろうが…俺が二人の家族を奪った本当の悪い奴を、暴く。」

 ディアスは自分に言い聞かせ、鼓舞するように言っていた。


 その彼を、二人の少年は眩しそうにだが、憧れるように見ていた。



登場人物


リコウ・ヤクシジ:

第三ドームの第四区の大学に所属する学生。ドールプログラムが専門。


コウヤ・ハヤセ:

リコウの先輩。「フィーネの戦士」の一人で、圧倒的な適合率を持っている。


マウンダー・マーズ:

ドールプログラム研究において現在のトップ。「フィーネの戦士」の一人。「マックス」が愛称。


シンタロウ・ウィンクラー:

地連の少佐。「フィーネの戦士」の一人であり、現在の地連にて最強といわれている。コウヤとアリアとは親友であるらしい。


アリア・スーン:

ユイと行動を共にする女性。「フィーネの戦士」ではないが、関係者。コウヤとシンタロウと過去はあるが親友。


イジー・ルーカス:

地連の中尉。「フィーネの戦士」の一人。シンタロウの精神的主柱。アズマたちに連れ去られる。


ユイ・カワカミ:

リコウ達の乗る戦艦に保護される。「フィーネの戦士」の一人。コウヤとは恋仲だが、アリアとの方が仲がいい。


ジュリオ・ドレイク:

従軍経験のある学生。標準的に「フィーネの戦士」を尊敬している。正義感が強い。


カルム・ニ・マリク:

月所属の地連軍の人間。大佐。殲滅作戦の犠牲者に深く関わっている。テイリーの元上官。


オクシア・バティ:

第三ドームの学生。殲滅作戦の犠牲者であるカズキ・マツの甥。叔父の影を追うため半ば脅しに近い形でリコウ達の戦艦に乗る。


ミゲル・ウィンクラー:

シンタロウの部下で、彼の艦長をする戦艦の副艦長。階級は准尉。同じウィンクラー姓であるため、ファーストネーム呼びが多い。血縁関係はない。



レイモンド・ウィンクラー:

現在の地連軍のトップで総統。「フィーネの戦士」ではないが、作戦の責任者であった。


テイリー・ベリ

ネイトラルの情報局のトップ。フィーネの戦士との接点が多く、作戦に関係していた。それ以前は元地連の大尉であり、殲滅作戦でいとこを亡くし地連から離れた。



ハクト・ニシハラ:

元地連大尉で「フィーネの戦士」の一人。ディアとは婚約関係。


ディア・アスール:

ナイト・アスールの娘。「フィーネの戦士」の一人。ハクトとは婚約関係。


レイラ・ヘッセ:

「フィーネの戦士」の一人。ゼウス共和国の人間。ジュリエッタの娘。


ジョウ・ミコト:

ゼウス共和国を成長させた指導者。国民からの信頼が厚い。「フィーネの戦士」の一人。


カカ・ルッソ:

ネイトラル出身のここ数年で出てきた俳優。「フィーネの戦士」の一人。


リオ・デイモン:

ネイトラル出身のここ数年で出てきた俳優。「フィーネの戦士」の一人。



クロス・ロアン(クロス・バトリー)

「フィーネの戦士」の一人。三年前に死んだと言われているロッド中佐本人であり、本物のレスリー・ディ・ロッドとは協力関係にあった。ロバート・ヘッセとカサンドラの息子。


タナ・リード:

第17ドームに滞在している男。ゼウス共和国の人間で「フィーネの戦士」と因縁がある。


ギンジ・カワカミ:

リコウを新たなネットワークの鍵に設定した人間。ドールプログラムの開発者の一人であり、「フィーネの戦士」でもある。


レスリー・ディ・ロッド:

「フィーネの戦士」の一人で、クロスと入れ替わっていた。マックスと共にテロリストに襲撃され、その時にマックスを庇って捕まる。



ナイト・アスール:

ネイトラルの現在の指導者。ディアの父。彼女の婚約者であるハクトにとても好意的。テロリスト集団を乗っ取り、地連軍に協力を持ち掛ける。地連に深い恨みを持っている。


カサンドラ・バトリー(カサンドラ・ヘッセ):

ゼウス共和国を暴走させた独裁者ロバート・ヘッセの元妻。テロリストを主導する立場だったが、ナイト・アスールに乗っ取られる。


アズマ・ヤクシジ:

リコウの兄。地連の軍人で一等兵だった。第三ドーム襲撃の際、テロリスト集団「英雄の復活を望む会」を手引きし、自身もそのメンバーの一員だった。新たなネットワークの鍵でもあり、大きな脅威となっている。



リュウト・ニシハラ:ハクトの父親。ナイト・アスールが自ら友人と言う存在。

キョウコ・ニシハラ:ハクトの母親。少しディアに雰囲気が似ている。

ルリ・イスター:第三ドームの市民。リコウに淡い思いを抱いている。



グスタフ・トロッタ:

かつてマックスと共にゼウス共和国のドール研究に携わっていた研究員。シンタロウと因縁がある。


キース・ハンプス:

「フィーネの戦士」の一人で、元少佐。戦士たちの精神的主柱であり、今の地連軍だけでなく他国の者にも影響を与えた。カズキ・マツの最期の部下。


ユッタ・バトリー:

クロスの妹でカサンドラの娘。ゼウス共和国と地連の争いで命を落とす。


マイトレーヤ・サイード:マリク大佐の部下。テロリストの暗躍により死亡。


ジュリエッタ:

カサンドラが手にかけた女性。ナイト・アスールのスパイとして前ゼウス共和国総統の元にいた。レイラの母親。その正体は謎が多い。


ナオ・ロアン:

ロバート・ヘッセの元腹心。カサンドラ達の亡命に加担したことにより、捨て駒にされ死亡する。レイラの父で、彼女の緑色の瞳は彼譲り。ジョウの元上司でもある。


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