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あやとり  作者: 吉世 大海(近江 由)
~糸から外れて~流れ続ける因
178/231

戦線


 

 戦艦での生活は窮屈に思えて、限られた自由が意外に心地よい。

 アリアはそんな風に思っている。

 限りなく広い世界での自由は最高だ。

 だが、限られた自由は安全を感じる。


 今の自分には丁度いい。


 アリアは未だ痛む頭を抑え、溜息をついた。

 弱っている状況で、限りなく広い世界に飛び出したら生き残れる自信が無い。


「…気圧でも変化したの…?」

 あまりに痛みが治まらず、思い浮かぶ原因を呟いたが、宇宙から地球に降りてきても頭痛がほぼかったことを考えると、その可能性は低い。


「…また、動き始めたの…?」

 もう一つの可能性を呟いてアリアは即座に否定した。


 《…包囲完了…》


「!?」

 急に頭に響いた声にアリアは飛び上がった。


「何…聞こえるの…これって…」

 アリアはつい最近シンタロウが悩まされていると聞いた響く声のことを思い出した。


「何で…聞き間違いじゃ…」

 アリアは可能性を振り払うように首を振った。


 《標的、一般市民と交流中、待機…》

 だが、聞こえる声の言っていることが不穏で、放っておけない。

 聞き間違いということはできないものだった。


 アリアは立ち上がり、廊下に飛び出した。


「…聞き間違いであってよ…」

 祈るように言うが、急に広がった目の前の光景にその可能性が低いというのがよくわかる。


 急なことに足を止めそうになったが、幸い度胸のあるアリアは走り続けた。

 急なこととは、目の前に今まで見えなかった光の糸が広がったことだ。

 かつてアリアは同じものを見たことがある。


 月で、宇宙で、火星でだ。


「…全く、何よ…」

 悪態をつきながら走り続けた。

 何人かの船員とすれ違ったが、それを気にする場合でもないし、艦長であるシンタロウとの付き合いが長く、フィーネの戦士の関係者であるアリアはある程度行動が優先される。



 




 オクシアは考えていた。


 どうしよう…と…


 中年の軍人は置いておいて、ウィンクラー少佐とコウヤと呼ばれた青年は自分が話したかった人だ。

 そして、彼等が死者と会えるかもしれないということから…


 出まかせで彼等に近付いたのは否めないが、手段を選ぶことは出来ない。


「オクシア君…」

 運転席に座るウィンクラー少佐の張りつめた、響く声が聞こえた。


 オクシアは顔を上げた。


「…タナ・リードはいない…それに、君は居場所も詳しくは知らない。そうだろ?」

 ウィンクラー少佐はわかっていることのように訊いた。

 確かにナガオの言動や周りの状況からそう考えてもおかしくない。


 それに、ウィンクラー少佐は地連一の軍人と呼ばれるだけあって、オクシアの行動を読んでいるようだ。

 固い毛質の茶色い髪は短く整えられ、軍服も着崩している様子はない。それからわずかに醸される優等生という空気がありながらも、彼の目は暗く顔色は悪く、静かな攻撃性を感じる。

 ナガオが体がすごいと言っていたが、体格は分からないが、威圧感や雰囲気が確かに強そうだと思ったのは確かだ。

 格闘技などに疎い自分でもそう感じるのだから、分かるひとは縮こまるだろうと思う。


 あと、ナガオと同級生だったというのは信じられない。


「はい…」

 オクシアは観念した。


「でも…何かあるんだよね…」

 そう聞くのは、コウヤと呼ばれた青年だ。

 その今の彼は異様な雰囲気がある。


 一見強者には見えないが、キース・ハンプスの名を出した時に向けられた視線は、ウィンクラー少佐よりも突き刺さるものがあった。

 青みがかかった暗い髪は長く、目にまでかかり不摂生さを感じるほどむさ苦しいが、その目は容貌に似つかないほど威圧があり、感情に奥行きを感じる。

 現に今も、オクシアはその目で見られて動揺している。


「…はい…」

 オクシアは観念した。

 だが


「でも…今はまだ言いません。」

 オクシアは情報をすべて言うわけにはいかなかった。


「…そう。」

 コウヤはオクシアの様子を見て、聞き出すのを諦めたようだ。

 彼の横にいる背の高い青年はオクシアとコウヤを交互に見ている。


 そういえば、この背の高い青年は、体格ももちろんだが、まったく血なまぐさい気配もなく、軍人らしさも無い。

 マリク大佐と呼ばれた中年の軍人と一緒にいた体格のいいジュリオと呼ばれた青年は一緒にいる理由がわかる。

 だが、彼はどうして行動をともにしているのだろうか?


 オクシアは横目で背の高い青年を見た。


「…どこに行く?」


「え?」

 急なウィンクラー少佐の言葉にオクシアは何を言われているのかわからなかった。


「オクシア君は…どこに行きたいんだ?」

 バックミラー越しに、ウィンクラー少佐は鋭い目をオクシアに向けた。


 前言撤回。

 コウヤと同じくらい、いや、それ以上にウィンクラー少佐の視線は鋭かった。


 そして、彼の言葉はオクシアに刺さった。


「…叔父さんに会いたいです。」

 オクシアは迷わずに言った。


 オクシアの言葉に背の高い青年は目を丸くした。それはそうだ。はたから聞くと自殺願望だ。


「…」

 コウヤは俯いて顔を険しくている。彼はオクシアの気持ちがわかるのかもしれない。


「…そうか。」

 ウィンクラー少佐はどこか悲しそうに言った。

 彼もオクシアの気持ちをわかっているようだった。



 






 荒野の岩陰を隠れるように進む、一つの小さな飛行船。

 その中には5人の男女がいた。


「…おかしい…」

 顔を真っ青にして言うのは、ハクトだ。


「どうした?」

 ディアが心配そうにハクトの顔を覗き込んだ。


「…人を感じるのに…プログラムの気配を感じない。そんなはずはない…どうしてだ?」

 ハクトはレイラとディアに確認を求めるよう見た。


「正直、察知能力はあんたがダントツだから、あんたで察知できないのなら…」

 レイラは困ったような顔をした。


「人は…射程圏内にいるレベルだ。」


「はあ?」

 ハクトの言葉にレイラは素っ頓狂な声を上げた。


「ありえないでしょ!?だって、10キロ離れてるかどうかじゃないの?」

 レイラは操舵席で操舵をし始めた。


「船も…熱探知はしている。けど…」

 レイラは舌打ち交じりに呟いた。


「私たちが、個々人の察知能力に頼り切っていたから、熱探知は見てなかったな…」

 ディアは考え込むように首を傾げた。


「どういうことですか?」

 不安そうな顔をしたカカが三人の顔を見比べた。


「…攻撃されるんじゃ…」

 リオは真っ青な顔をしていた。

 彼の頭には、三年前祖国に見捨てられたことが蘇っているようだ。


「とにかく、隠れながら行く。」

 レイラは画面に映る探知の様子を集中して見ていた。


「…待て、俺たちを探しているわけではない…」

 ハクトは何かに気付いたようだ。


「だが、この辺りは…」

 言いかけてディアは顔を顰めた。


「ゼウス共和国…」

 レイラが深刻そうに呟いた。


「…え?だって、ゼウス共和国は今は襲われることはないって…」

 リオとカカは動揺しているようだ。


「正直、私はテロリストと対峙したことが無いから分からないが…これが何なのかはわからない。察知できない存在がゼウス共和国に近付いているというのは確かだ…」

 ディアは首を傾げた。


「得体の知れない存在ね…テロリストなのか…」


「クロスではない。」

 レイラの言葉にハクトは断言した。


「あいつならわかる。お前もだろ。」

 ハクトはレイラを元気づけているのか分からないが、力強く言った。


「…そうね。」

 レイラは困ったようにだが少し笑った。


「でも、そうしたらこれは何ですか?」

 カカは不安そうだった。


「普通の船ではない。熱量を見ると…戦艦規模よ。武装もしている。」

 レイラは首を傾げた。


「ここまでの武装なら、今のご時世ドールプログラムを使っていないというのはあり得ない。そもそも、ここまでの規模の戦艦なら、使わないと動作も遅いはずだ。…規模と動き方を見るなら…教育された軍隊で、国レベル以上のバックグラウンドがありそうだ。」

 ディアはレイラの言葉に頷きながら言った。


「…そして、おそらく攻撃の意思がある。」

 ハクトは断言した。


「攻撃の意思って…」

 リオは変わらず顔が真っ青だ。


「テロリストではなく、父に触発された奴だろうな……何を考えているんだ…あの糞おやじ…だが、どうしてハクトと私たちが察知を出来ないんだ?」

 ディアは舌打ちしながら悪態をつき、変わらず首を傾げていた。


「ゼウス共和国には、対抗する戦力が無い…」

 レイラは舌打ちながら言うと、船を動かし始めた。


「どうするつもりだ?」


「助けに行くのよ!!見殺しには出来ない。」

 ハクトにレイラは鬼気迫る様子で答えた。


「この船にはドールも乗っていない。どうするつもりだ?」

 ディアは冷静な声で、レイラを宥めるように言った。


「じゃあ、見捨てろって言うの?できないに決まっているじゃない!!」

 レイラはディアの言葉に過剰に反応した。


「待て!!レイラ…」

 ハクトは何かに気付いたようで、レイラの肩を掴み行動を止めた。


「何するの!?」


「何か…異質なものを感じる…」


「「異質?」」

 ディアとレイラは声を揃えて言った。


「…ああ。見れる位置に移動する。」

 ハクトはレイラを押しのけ操舵を始めた。



 



 見た目だけなら、強そうではない一つの戦艦が複数の巨大な戦艦の前に飛び出した。

 はたから見ると、無謀であり、何を考えているのか分からないものだ。


 巨大な戦艦の中では…


「不審な船を発見しました。」

 戦艦を捉えたものの報告に対して


「…おい。あれ、テロリストじゃないか!?」


「なんだと?…どうして…」


「フィーネの戦士を追っていると言っていたから、丁度鉢合わせしたのだろう。」


「だが、ここで会ったが運の尽きだ…」

 など会話が繰り広げられ…


 各戦艦から複数のドールと、戦艦の砲台が一つの圧倒的な力の差があるように見え、それらの矛先が全て一つの小さな戦艦に向いた。


 だが…


 何があったのか分からないが、その小さな戦艦以外急に浮上していた状態から落下した。

 まるで、機能が全て停止されたように…


 小さな戦艦の中で、外を映すモニターの前で複数の青年と、真ん中に椅子に座った青年。


「見てください。ルーカス中尉…地連のゴキブリですよ。」

 真ん中の椅子に座っているのは、アズマ・ヤクシジそして、彼の後ろに座らされているのはイジー・ルーカス中尉だった。彼女は足に包帯を巻いている。


「…何をしたの?」

 イジーはアズマを睨んだ。


「あなたの方が詳しいと思いますよ…ほら、こっちの方が権限が上だから…」

 アズマは口を歪めて笑い、片手を挙げた。

 彼の片手に指示に従うように、戦艦を操作している青年は砲撃の準備をした。


「何をするつもりなの?」

 イジーはその様子を見て顔色を変えた。


「何って…練習は大事ですからね。…ほら、この戦艦って、どちらかというと素人ですから…砲撃の的あての練習なんて、めったにできません。」

 アズマはわざとらしく笑いながら言った。


「的あてって…」


「動かないけど、練習には丁度いい。…15分以内に全部撃つのがノルマだ。」

 アズマは操作している青年たちを叱咤するように言った。


「全部って…やめ…」

 イジーが言いかけた時…


 ゴゴゴオオオ…と、戦艦に搭載されたレーザー砲が発射される振動が響いた。


 そのレーザーは、真っすぐ一つの戦艦に向かい…


「…あ…」

 イジーは顔を真っ青にして画面を凝視した。


 離れていても、伝わるほどの轟音を立て、それから小さな爆発を起こして一つの巨大な戦艦は崩れ始めた。


「別に…地連のゴミ掃除だと思ってください。」

 アズマは気にした様子なく、むしろ清々しい顔をして言った。




登場人物


リコウ・ヤクシジ:

第三ドームの第四区の大学に所属する学生。兄のアズマとは二人きりの家族。カワカミ博士によって新たなネットワークの鍵に設定される。アズマたちテロリストが扱うネットワークに対抗するための手段。


コウヤ・ハヤセ:

第三ドームの第四区の大学に所属する学生。「フィーネの戦士」の一人であり圧倒的な適合率と察知能力を持っている。リコウに何やら思い入れが強く庇いがち。


マウンダー・マーズ:

みんなに「マックス」と呼ばれる。若くて軟弱そうだが、ドールプログラム研究において現在のトップ。医者であり「フィーネの戦士」の一人。同じく「フィーネの戦士」であるロッド中佐だった時のクロス・バトリーに弟を殺されている。


シンタロウ・ウィンクラー:

地連の少佐。「フィーネの戦士」の一人であり、レイモンド・ウィンクラー総統の養子の関係。現在の地連にて最強といわれている。コウヤとは付き合いが長く親友である。元の名前はシンタロウ・コウノ。


アリア・スーン:

ユイと行動を共にする女性。リコウ達の乗る戦艦に保護される。「フィーネの戦士」ではないが、関係者。コウヤとシンタロウと親友。リコウが一目ぼれした女性。


イジー・ルーカス

地連の中尉。「フィーネの戦士」の一人。シンタロウの精神的主柱。アズマたちに連れ去られる。


ユイ・カワカミ:

アリアと行動を共にする女性。リコウ達の乗る戦艦に保護される。「フィーネの戦士」の一人。コウヤとは恋人同士らしいが、アリアとの方が仲がいい。


ジュリオ・ドレイク:

従軍経験のあるリコウ達と同じ大学に通っていた学生。標準的に「フィーネの戦士」を尊敬している。正義感が強く他人のために力を欲しがっている。


カルム・ニ・マリク:

月所属の地連軍の人間。大佐。「フィーネの戦士」の一人であるリリー・ゴードンの上官である。テロリストの暗躍で部下を沢山失う。ウィンクラー少佐の戦艦に同乗し、行動を共にすることになる。


オクシア・バティ

第三ドームの学生。ハクト達と同じ総合大学の生徒。襲撃時は別のドームに居て難を逃れた。カズキ・マツの甥で軍とは距離を置いている。タナ・リードから色々な話を聞かされた。


レイモンド・ウィンクラー:

現在の地連軍のトップで総統。「フィーネの戦士」ではないが、作戦の責任者であった。ウィンクラー少佐を養子にとっている。



アズマ・ヤクシジ:

リコウの兄。地連の軍人で一等兵だった。第三ドーム襲撃の際、テロリスト集団「英雄の復活を望む会」を手引きし、自身もそのメンバーの一員だった。新たなネットワークの鍵でもあり、大きな脅威となっている。リコウ同様元ゼウス共和国の人間だが、ロッド中佐をはじめとした「フィーネの戦士」に対して異常なほど憧れている。



ハクト・ニシハラ:

第三ドームの大学に所属する学生。元地連大尉で「フィーネの戦士」の一人。ディアとは婚約関係。


ディア・アスール:

ネイトラルのトップであるナイト・アスールの娘。「フィーネの戦士」の一人。ハクトとは婚約関係。


レイラ・ヘッセ

「フィーネの戦士」の一人。ゼウス共和国に滞在していたが、事件をきっかけにクロスを探しに出ている。


ジョウ・ミコト:

ほぼ全滅状態のゼウス共和国を、単体で衣食住を確保できるほどまで成長させた現在のゼウス共和国の指導者。国民からの信頼が厚い。「フィーネの戦士」の一人。


カカ・ルッソ:

ネイトラル出身のここ数年で出てきた俳優。公私ともにリオと共に行動している。「フィーネの戦士」の一人。


リオ・デイモン:

ネイトラル出身のここ数年で出てきた俳優。公私ともにカカと共に行動している。「フィーネの戦士」の一人。



クロス・ロアン(クロス・バトリー)

「フィーネの戦士」の一人。第三ドームの大学に通っていた。三年前に死んだと言われているロッド中佐本人であり、本物のレスリー・ディ・ロッドとは協力関係にあった。ウィンクラー少佐を妨害した黒いドールのパイロット。


タナ・リード:

第17ドームに滞在している男。ゼウス共和国の人間で「フィーネの戦士」と因縁がある。事情に通じており、今はクロスとカワカミ博士と行動をしている。


ギンジ・カワカミ:

リコウを新たなネットワークの鍵に設定した人間。ドールプログラムの開発者の一人であり、「フィーネの戦士」でもある。現在行方不明となっている。


レスリー・ディ・ロッド:

「フィーネの戦士」の一人で、クロスと入れ替わっていた。本人は生きているが、マックスと共にテロリストに襲撃され、その時にマックスを庇って捕まる。



ナイト・アスール:

ネイトラルの現在の指導者。ディアの父。彼女の婚約者であるハクトにとても好意的。カサンドラ主導だったテロリスト集団を乗っ取り、地連軍に協力を持ち掛ける。行動の意図は不明。


カサンドラ・バトリー(カサンドラ・ヘッセ):

ゼウス共和国を暴走させた独裁者ロバート・ヘッセの元妻。死亡したと公表されていたが実は亡命していた。テロリストを主導する立場だったが、ナイト・アスールに乗っ取られる。



リュウト・ニシハラ:

ハクトの父親。ナイト・アスールが自ら友人と言う存在。


キョウコ・ニシハラ:

ハクトの母親。少しディアに雰囲気が似ている。


ルリ・イスター:

第三ドームの市民。リコウが常連になっている喫茶店の店員。彼に淡い思いを抱いており、それが暴走して外部に情報を漏らす事態になった。



グスタフ・トロッタ:

かつてマックスと共にゼウス共和国のドール研究に携わっていた研究員。シンタロウと因縁があるらしい。三年ほど前から行方不明。


キース・ハンプス:

「フィーネの戦士」の一人で、元少佐。戦士たちの精神的主柱であり、今の地連軍だけでなく他国の者にも影響を与えた。カズキ・マツの最期の部下。


ユッタ・バトリー:

クロスの妹でカサンドラの娘。ゼウス共和国と地連の争いで命を落とす。


マイトレーヤ・サイード:

月所属の地連軍の人間。マリク大佐の部下。第六ドームの救援として来たがテロリストの暗躍により死亡。


ジュリエッタ:

カサンドラが手にかけた女性。カサンドラと思われていた遺体が彼女であった。ナイト・アスールのスパイとして前ゼウス共和国総統の元にいた。レイラの母親。その正体は謎が多い。



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