(番外編) 悠久の時を生きる存在(後)
※シェラの番外編、後半です。
薄暗い部屋の中で。お父さんの最期を聞かせて欲しいと言った私の言葉に、シェラちゃんはゆっくりと口を開く。
「……ワシはあの日。お主達を村に送り届けた後、一人主殿の元へ戻った。最後にもう一度説得して、それでダメなら、主殿の意思に反してでも勇者を殺してやろうと思ってな」
「うん……」
「じゃが主殿は、そんなワシの考えなど見透かしておったのじゃ。『これが俺の望みだから。俺はこれで幸せなんだよ』と言って笑い、ワシに詫びた上で、最後の魔力供与をしてくれた。勇者と戦うならいくらでも必要になるじゃろうに。そんな事は関係ないとばかりに、ありったけじゃ」
視線を伏せたシェラちゃんの肩が、小刻みに震える。
「……あの時の主殿の笑顔を見て。覚悟を痛いほどに感じて、ワシにはもうどうする事もできなくなった。『もう主殿の事など知らん!』と叫んで島を飛び立ち、そのままどこか高山の頂にでも飛んで、1000年ほど眠ろうかと思っておった。
……じゃが数分もしないうちに身を翻し。主殿に気付かれぬように、島のはるか上空をゆっくりと旋回しておったのじゃ。さっきも言った最後の一瞬の心変わりに、ほんのわずかな期待をかけてじゃ……」
訥々と語られるシェラちゃんの話に、私は相槌を打つのも忘れてじっと聞き入っていた。
「そうして二日ほど上を飛んでおったら、島に近付いてくる船が見えてな。よっぽど体当たりして粉みじんにしてやろうかと思ったが、ギリギリで思い留まった。
それから島に上陸する勇者達を。主殿が生み出したスライム達を次々に倒して城に迫っていく様子をただじっと眺め、城に入って姿が見えなくなってからは、主殿の声を一言も漏らさず拾おうと。全感覚を耳に集中させた」
「……お父さんの声、どんな感じだった?」
「まるで物語に出てくる魔王のように、見事に役を演じておったぞ。もしわずかでも脅えや後悔を感じ取ったら、有無を言わさず突っ込んで勇者を殺してやろうと思っておったが、ついぞその機会がなかったほどにな」
「そっか……それでそれから?」
「主殿はこの島に渡ってから魔王としての修練を積んでおったからな。勇者達三人を相手によく戦い、この城が半分壊れてしまうくらいに善戦した。……もっともワシから見ればどちらも児戯に等しいもので。もし一声呼んでくれれば、一瞬で決着をつけてやったのじゃがな……」
「そりゃまぁ、シェラちゃんは世界最強だからね」
「世界最強か……そんなもの、結局産み出してくれた主殿一人守れなんだのじゃから、なんの意味もないがな……」
「それはシェラちゃんのせいじゃなくて、お父さんの望みだったからでしょ」
「……そうじゃな。主殿は最後まで魔王としての演技を貫き、見事に戦ったぞ。城が半分壊れて再び姿が見えるようになったが、傷を負って血にまみれても堂々とした態度を崩さず。勇者にも手傷を負わせ、最後に勇者の剣で胸を貫かれた時でさえ、不敵に笑って見せた。先代勇者の料理を手伝って、指先をちょっと切っただけで大騒ぎしておった、あの主殿がじゃ……」
……そういえばお父さん。血とか苦手で、狩りで獲った獲物を解体するのもちょっと苦手そうだった。
そして多分。最後まで笑っていたのは、上からシェラちゃんが見ているのを知っていたからだろう。
脅えたり悲鳴を上げたり苦しんだりしたら、シェラちゃんが耐えられなくなって助けに入ってしまうかもしれないからね。
そして今のように。私達が後日シェラちゃんから最後の光景を聞く事があった時に、私達が苦しまないようにと配慮してくれたのだろう。
お父さんは戦闘力としては決して強い人ではなかったけど、こういう優しい心使いができる人だった。
たとえ自分が辛くても、大切な人達を悲しませないようにと歯を食いしばる事ができる人だったのだ。
そんな人だったからみんなが慕ったのだろうし、多くの仲間を得て大陸の統一とエルフの解放という大仕事もできたのだろう。
……そしてそんなお父さんが、私達を悲しませる事を承知の上で香織お母さんの後を追う決断をした。それがどんなに特別な事だったのか、改めて強く実感させられる……。
「ねぇシェラちゃん。これは責めて言うんじゃないけど、どうしてお父さんと勇者の戦いを最後まで見ていられたの? こんな事言うのはなんだけど、私の知ってるシェラちゃんってあんまり我慢強い方じゃないからさ」
「……なぜじゃろうな。正直自分でもよくわからん。ただ一つだけ言えるのは、もしあれが命令であったら。魔王の命令として『手を出すな』と言われていたのであったら、ワシは間違いなく手を出しておったじゃろうな」
ああ、それはよくわかる。
私だって『親の命令だ』とか言われていたら、多分無視して勇者を殺しただろう。
ライナさんに厳しく育てられたヨミなら、命令でも言う事を聞いたかもしれないけど。私やシェラちゃんみたいに奔放に生きているタイプは、いざとなったら自分の感情を優先させる。
それなのに、あの時自分の感情よりもお父さんの望みを優先させたのは。それが主従関係による命令ではなく、信頼関係によるお願いだったからだろう。
大好きなお父さんの、心の底からの望みだと理解できたから。……理解できてしまったから、私もシェラちゃんもそれを邪魔できなかったのだ……。
……薄暗い部屋で、焚き火の日に照らされているシェラちゃんの顔を見ると。その頬を涙が伝っているのがわかる。
200年の時を経てなお。このエンシェントドラゴンに涙を流させるほどに、お父さんは好かれていたのだ。
それは娘として、ちょっと誇らしくもある。
「……それであの日の事はお終い? 勇者達は城にあったっていう金貨を回収して帰っていったの?」
「いや、少しだけ続きがある。勇者達は金貨と一緒に、主殿の体も持ち去ろうとしたのじゃ。……勇者に倒された魔王の体が人族の国でどう扱われるかなど、考えたくもない。さすがにそれは我慢できなんだので、急降下して勇者達の前に姿を現し。魔王の体だけは置いていくようにと脅しをかけた」
――瞬間、私は胸の奥が激しくざわつくのを感じた。
お父さんの遺体をどうするつもりだったのか。もし私がその場にいたら、勇者に襲いかかって絞め殺したかもしれない。
私のそんな気配を気にするでもなく。シェラちゃんは悲しそうな表情のまま言葉を続ける。
「ありったけの殺気を向けてやったら、供の二人は地面にへたり込んで声も上げられんようじゃったな。さすがに勇者だけはかろうじて立っておったが、剣を構えるどころか一言も発する事なく固まっておった。
……しばらくして少し殺気を緩めてやったら、三人とも慌てて船に逃げ帰って島を離れたので。ワシは主殿の体を先代勇者の墓の隣に埋め、お主達に知らせに飛んだ。それであの日の事は全部じゃ」
お父さんの体を守って勇者を追い払った話をする時にも、シェラちゃんに誇らしそうな様子や気が晴れたような気配は微塵も浮かばない。
それはそうだよね。いくら勇者を追い払っても、仮に仇を討ったとしても。それでお父さんを失ってしまった事実が変わるわけではないのだから……。
「……そっか、聞けてよかったよ。そしてありがとう、シェラちゃん」
「ワシはなにか礼を言われるような事をしたか?」
「したよ。お父さんの最後を見届けて、遺体を勇者から守ってお母さんの隣に埋めてくれたでしょ。もし王都かどこかに持っていかれでもしたら、私とヨミで邪魔する奴を全員殺してでも奪い返しただろうけど。あんなにお母さんの事が好きだったお父さんだからね。少しの間だけでも離れずにすんだのはシェラちゃんのおかげだよ。だからありがとう」
「……そうか」
シェラちゃんはそれだけ言って、まんざらでもなさそうに少し表情を緩める。
この人も私と同じく。いや、私以上にこの200年間。あの日の事を引きずって生きてきたのだろう。
それを吐き出し。肯定された事で、いくらかは気が楽になったのかもしれない。
「……シェラちゃん、今夜一緒に寝よっか」
「なぜじゃ?」
「私も昔香織お母さんによくやってもらってたけど、誰かに抱かれたり抱き着いたりして寝ると、なんかすっごく落ち着くし安心するんだよ」
「ワシは別に気が高ぶってなどおらぬぞ」
「落ち着くってそっちじゃなくて。落ち込んでいるのを引き上げる場合もあるんだよ。とにかく一晩寝てみよう。考えるより感じた方が早いからさ」
「――おいちょっと待て。ワシはまだ一緒に寝るとは……」
「いいからいいから」
私はそう言って、シェラちゃんを強引にベッドへと引っ張っていく。
「……そのワシ相手でも物怖じせずに有無を言わせぬ感じ。お主母親に似てきたのう」
「お、嬉しい事言ってくれるね。シェラちゃん大好きだよー」
「ちょ、やめんか馬鹿者!」
押し倒すようにベッドに倒れ込み。ギュッと抱きしめて頭を撫でてあげると、シェラちゃんは少しだけ抵抗したが、すぐにおとなしくなった。
本気を出せば私なんて簡単にひねり殺せるんだから、これは受け入れてくれているという事なのだろう。少女形態のシェラちゃんの体はプニプニしていて柔らかく、暖かい……。
しばらくシェラちゃんの体を堪能した後、私は一つ気になっていた事を訊いてみる。
「……そういえばシェラちゃん。香織お母さんとは仲悪かったの?」
「別にそんな事はなかったと思うが、なぜじゃ?」
「さっきお父さんが指を怪我した時の話で思い出したんだけど。あの時私がルクレアさんを呼びに診療所に走っている間に、シェラちゃんがお父さんの血を舐めようとして、お母さんに怒られたって聞いた気がしたから」
「ああ、主殿の血は上質の魔力を含んでおって美味じゃったからな。舐めようとしたのは本当じゃ。そして怒られたというか、首根っこ掴まれて部屋の隅まで放り投げられたな」
「……お母さん、なんかシェラちゃんには当たり強かったよね。やっぱり勇者とエンシェントドラゴンだから、相性悪かったのかな?」
「どちらかというと、ワシが主殿に生み出してもらって初めて相対した時。主殿にケガをさせてしまったのを、ずっと根に持たれておった気がするな。じゃが、仲が悪いという事はなかったぞ。何度もカラアゲを作ってもらったしな」
「そっか……私の考え過ぎかな」
「……まぁ、ワシは主殿と距離が近かったから、妬かれておったというのはあるかも知れんな。結局あの時も、ワシの代わりに先代勇者が主殿の指を咥えて、血を舐めておったからな」
ああ、それはなんかわかる気がする。
お父さんはお母さんをとても大切にしていたけど。お母さんはなんか、違う次元でお父さんを大切にしていたもんね。
……最後の日まで。同じベッドで並んで寝ていたお父さんとお母さんを思い出して、なんだか温かい気持ちになる。
私も小さい頃はその間に挟まれて、二人にギュッてしてもらったものだ。
楽しかった思い出を懐かしみながら、シェラちゃんの体をモニュモニュなでなでしていると。しばらくしてシェラちゃんから、不意に固い声が聞こえてくる。
「……なぁ、お主らはあとどのくらい生きられそうじゃ?」
「――う~ん、どうだろうね。クトル姉さんが普通のフェアリーの寿命が70~80年の所152歳まで生きたから、魔王に生み出された補正で二倍生きるのだとしたら。普通のウンディーネの寿命が250年くらいだから、私だとあと200年くらいかな? 上位種だからもっと長いとかだったら、ちょっとわからないけど」
「…………」
「魔人の寿命は知らないけど。ヨミは最近腰が痛いとか年寄り臭い事言ってたから、もう折り返しは過ぎてるのかもね。……シェラちゃんはどんな感じ? エンシェントドラゴンって何年くらい生きるの?」
「知らんな。ワシの中にはエンシェントドラゴンの種族としての記憶があるが、一万年を超えると飽きてしまって、歳を数えるのをやめてしまうらしい。だからエンシェントドラゴンが何年生きるかなどわからんし、その倍などと言われても見当もつかん」
「そっか……長生きするって言っても、必ずしもいい事ばかりじゃないよね」
「そうじゃな……」
つぶやくようにそう言うと、シェラちゃんの方も私の体に腕を回してきて、お互い抱き合う体勢になる。
こうすると心が落ち着くというのがわかってもらえたらしい。
ちょっと背骨が『ミシッ』っていったけど、そのくらいは我慢だ。
「……ねえシェラちゃん。いつかまた新しい魔王が現れたりしたら、その人に手を貸してあげるのもいいんじゃないかな?」
「そんなつもりはないな。ワシの主は唯一、生み出してくれた主殿だけじゃ」
「そっか……まぁ気持ちはよくわかるし、そう言ってくれるのは私も嬉しいけど。でも、それだと退屈しない?」
「そんな事はないぞ。今のように毎年主殿の墓に参る者がいる間はその対応があるし、それが絶えてしまうような事があったら、1000年単位で寝て暮らすだけじゃ」
「あはは、それだとお腹が空いて狩りに起きるたびに、人族から『1000年に一度の厄災が目覚めた』とか言われちゃいそうだね」
「いや、別に人族やエルフを襲ったりはせんぞ。主殿に言われておるからな。せいぜいこの島の回りか、大山脈で獲物を狩るだけじゃ」
「うん、わかってるよ……でももし、遠い未来に魔王でも勇者でもいいけどここを訪ねてくる事があったら、話だけでも聞いてあげるといいかもよ。ひょっとしたら、洋一お父さんの血を引く子孫だったりするかもしれないしね」
「……考えておこう」
シェラちゃんはそう言って、私に抱きつく腕に少し力を込める……痛い痛い、口から内臓出ちゃう……。
でも、これでシェラちゃんの気持ちが少しでも楽になって、気が遠くなるような残りの時間を前を向いて過ごせる助けになるのなら、内臓の一つや二つくらいは我慢しよう。
お父さんがたまに『五臓六腑』って言っていたから、全部で11個あるらしいし。
私は数百年か、長くても1000年くらいだろうけど。シェラちゃんは文字通り桁違いの時間を生きるのだ。
お父さんの事をずっと大切に想っていてくれるのは嬉しいけど、それだけじゃ寂しいもんね。
そんな事を考えながら、私もシェラちゃんを強く抱きしめ返し。眠りに落ちるのか絞め落とされるのかよくわからないまま、意識が遠のいていくのを感じるのだった……。
「あいたたた……」
「……すまん、大丈夫か?」
申し訳なさそうに、シュンとした様子で言葉を発するシェラちゃん。
結局昨日はあのまま寝たのだが、シェラちゃんが夜中にも強く抱きついてきたので、多分アバラが5~6本折れた。
「気にしなくていいよ。命に別状はなさそうだし、二・三日休めば泳いででも帰れるくらいだよ」
「こら、動くな!」
元気さをアピールするためにポーズをキメようとしたら、治療をしてくれているヨミに怒られた。
ヨミはルクレアさんから医術と薬学を学んでいたので、この手の事は得意だ。シェラちゃんが朝イチで、大森林の村まで飛んで連れて来てくれたのである。
「そうだシェラちゃん、さっきはすぐに帰ってきたんでしょ。ヨミを送り返すついでに、リンネ様のお参りしに行こうよ。エルフの風習でお墓はないけどさ」
「じゃが……」
「怪我なら大丈夫だよ。私の鍛え方が足りなかっただけだし、次来る時までにはもうちょっと耐久力つけとくからさ」
実際の所、エンシェントドラゴンの力の前には、私がいくら鍛えたって誤差のうちだろう。
でも、悲しい時にはなるべく強くギュッとしたいものなのだ。
そして、シェラちゃんがそうできる相手は私しかいない。
ヨミでも普通のエルフや人族よりはずっと頑丈だけど。耐久力で言ったら魔王と勇者によって生み出された上位魔獣である私の方が、断然高いからね。
だから私は、シェラちゃんが悲しい時にギュッとしたりされたりできる存在でいないといけないのだ。
それに、なんだかんだ言って死ななかった辺り、シェラちゃんも無意識のうちに加減してくれたのだろう。
なおもためらうシェラちゃんを強引に説得し、私達は大森林の村へ向かう事になった。
シェラちゃんは一度ドラゴンの姿に戻り。翼の一部を食いちぎって、私の保護用にと提供してくれた。
そんな事をして平気なのかと訊いたら。ちょっとちぎれたくらい何も問題ないし、数年で再生するらしい。
私の体を三回くらい巻ける大きさでもちょっとなのかとか、全治数年ってわりと重傷なのではないだろうかなど疑問はあったが。巨大な翼の面積からすればたしかにちょっとだし、エンシェントドラゴンの寿命を考えれば、数年なんてあっという間なのだろう。
シェラちゃんの翼は小指の幅くらいの厚さがあって。包まれてみると、柔らかさと弾力を併せ持っていて中々快適だ。
そこいらの獣や魔獣の毛皮なんかよりも、ずっと上等な感触である。
ヨミが巻物状態の私をシェラちゃんの角に括り付けてくれたが、縄の感覚を全く感じなかった。
「なるべくそっと飛ぶからな……」
シェラちゃんはそう優しい事を言って、ゆっくりと飛んでくれる。
おかげで普段乗せてもらう時よりも快適なくらいで、折れたアバラへの負担もほとんどない。飛行の負荷を別にして、痛いには痛いけどね。
……ていうか凄いなこの翼。分厚いわりに軽いみたいだし、マントかなにかに加工したら、剣も火も通さない上に寝る時には最高のお布団になるという。最強の防具になるのではないだろうか?
白銀で見た目もきれいだし。
そんな事を考えながら、私はシェラちゃんの翼を。一部が欠けてしまった左の翼を見る。
痛覚があるのかどうかは知らないけど、大事な翼を私のために噛みちぎってくれたのだと思うと。
それだけ私を大切に思ってくれているのだと思うと、アバラの痛みも忘れて顔がニヤけてしまうくらいに嬉しくなってくる。
私とシェラちゃんは、同じ後悔と痛みを。そして同じ人を通じての幸せな記憶を持つ者同士だ。
――いつまでかは分からないけど、私の寿命が続く限り。お互いの痛みを慰め合い、幸せな記憶を語り合う無二の親友として、共に生きていけたらいいなと思う。
そして願わくば、私がいなくなった後もこの優しいエンシェントドラゴンの一生が幸福でありますようにと。
魔王でも勇者でも他の存在でもいいから、また彼女と心を通わせる存在が現れますようにと。
彼女の翼に包まれながら、私はそう願わずにはいられないのであった……。
リクエストを頂いた番外編。シェラのショートストーリーになります。
これでリクエストを頂いた番外編も可能な範囲で書き終わりましたので、これで正式に本作は完結とさせて頂きたいと思います。
お礼は一度本編終了時に申し述べましたが、改めまして。ここまで読んで下さった方、様々な形で応援を下さった皆様。本当にありがとうございました。
新作を投稿しておりますので、よろしければこちらも読んでみてやって頂けますと幸いです。
彼女に少し嫌われたい ~俺を魔王と呼ぶ美少女と運命の出会いをしたけど、忠誠度が高すぎるので少し下げて普通の恋人を目指したい~
https://ncode.syosetu.com/n5385gr/
では、これまでの御愛顧本当にありがとうございました。
※誤字報告ありがとうございます。こっそり修正しておきました。(2021.04.06)
※誤字報告ありがとうございます。こっそり修正しておきました。(2021.05.22)
※誤字報告ありがとうございます。こっそり修正しておきました。(2021.08.11)
※誤字報告ありがとうございます。こっそり修正しておきました。(2021.08.13)
※誤字報告ありがとうございます。こっそり修正しておきました。(2022.09.23)
※誤字報告ありがとうございます。こっそり修正しておきました。(2024.09.24 27
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