※主要登場人物紹介(ネタバレあり)
主要な登場人物紹介です。
高倉洋一
別の世界からこの世界に飛ばされてきた本作の主人公。妹の事をなにより大切に思っている。
魔王であり。ライナ・エイナ姉妹の夫。ニナ・ヨミ・一香の父親でもある。
大陸暦499年3月24日、新しく生まれた勇者との戦いで死去。享年96。
高倉香織
洋一と共にこの世界に飛ばされてきた妹。お兄ちゃんの事をなにより大切に思っている。料理と裁縫が得意。
勇者であり。ニナ・一香の母親。シェラの母親のように見える事も。
大陸暦498年、天寿を全う。享年92。
リングネース
通称リンネ。この世界で最初に洋一達の仲間になった山エルフ。弓と森での採取が得意。
山エルフの国の王となり、後年ルクレアと結婚する。
妹が大好きな優しいお姉ちゃんだが、作中唯一ドラゴンを狩った猛者でもある。
レングネース
通称レンネ。リンネの妹で、お姉ちゃんが大好き。人間の奴隷にされている時に重傷を負うも、姉と主人公の尽力により回復。現在独身。
ルクレアリア
通称ルクレア。山エルフの薬師で、不治の病にかかった香織を救う。エイナ・エスキルの師となり、人間世界にエルフの優れた薬学・医術の知識を伝える。
後年リンネと結婚した。
レナアント
通称レナ。布加工が得意な山エルフ。裁縫が好きな香織とはとても仲が良く、初期にはカレサ布の生産で主人公の財政を支えた。
後年セレスと結婚したもよう。
セレスティナ
通称セレス。木工が得意な山エルフ。その手から生み出される優れた木製品は、主人公の。後にはエルフの国の重要な収入源となる。
後年レナと結婚した。
ヒルセイニ
通称ヒルセ。リンネ姉妹、ルクレアと同じ村出身の山エルフ。あまり目立つ事はないが、気の利く性格で人望は抜群。
後年同じ山エルフと結婚した。
ライナ・パークレン
没落貴族で、冒険者をやっていた時に主人公と知り合い、長く護衛を勤める。妹のエイナをとても大切にしている。
主人公と結婚。ヨミの母親。
大陸暦491年、天寿を全う。享年90。
エイナ・パークレン
ライナの妹。元は王立学校で薬学を勉強していたが、その知略を活かして主人公を助ける。お姉ちゃんの事を誰より尊敬していて、大好きである。
パークレン王国初代国王。主人公と結婚するも子供はなし。
主人公死去時点において、96歳で存命。
リステラ
王立学校中等部でエイナの同級生だった。主人公が商会を設立するに当たって、商会長として採用される。後年、リステラ商会は大陸最大の商会へと成長する。
パークレン王国商業大臣や、国王相談役を歴任。
大陸暦494年、天寿を全う。享年91。生涯独身。本人は商売と結婚したと言っていた。
セシル
王立学校中等部でエイナ・リステラと同級生だった。貴族の息子に乱暴されるも、エイナの協力を得たリステラに救われる。以降リステラを『お姉様』と呼んで慕うようになる。
リステラ商会副会長。のち会長に就任。
大陸暦494年、リステラの後を追うようにして天寿を全う。享年91。生涯独身だったが、リステラとの関係を噂されていた。
ニナ・パークレン
幼い頃に火事で両親を失い、自身も大火傷を負った状態で奴隷として売られる。主人公に引き取られて娘となり、ルクレアの手術で左目以外の火傷を回復。
鉱山運営長として主人公を助け、のちエイナの養子となって、パークレン王国第二代国王となる。
ヨミと結婚、2男1女を儲ける。
大陸暦497年、天寿を全う。享年87。
アメリア・ファロス
元マーカム王国の公爵家当主。知識欲の塊。一時期国王となるも、その地位をエイナに譲って自身は念願の工業技術大臣となる。道具・機械・技術の発展と普及によってエルフの解放に協力。
熱気球に強い関心を示し、生涯を通じてその研究と発展に力を注いだ。自ら現場に立つ事を好んだため、生涯で23度の骨折を経験する。
大陸暦484年、天寿を全う。享年89。生涯独身だったが、エイナに片思いをしていたという噂も。
ユミネ・アロスター
ネグロステ伯爵家長女。アロスター伯爵家に嫁ぐも、よく実家に帰ってきていた。夫婦仲が悪かった訳ではなく、単に実家が好きだっただけ。
サイダル王国・イドラ帝国侵攻時の戦いで父と兄をはじめ、多くの家人を失う。
貴族制度の廃止後は私有地として認められた土地を夫や家人と共によく管理し。また、地元の地方行政長官として住民に慕われた。
子宝に恵まれ、夫との間に3男4女を儲ける。
大陸暦462年、病没。享年65。
ユミカ・ネグロステ
ネグロステ伯爵家次女。三女ユミルの治療時は軍務で立ち会えなかったが、のちエイナ国王の護衛。対ドラゴン部隊の人間側隊長として活躍。
軍学校時代からの想い人と結婚し、2男2女を儲ける。
大陸暦467年、病没。享年67。
ユミル・ネグロステ
ネグロステ伯爵家三女。レインク侯爵家の長男であるサナンと恋仲だったが、サナンを狙っていた公爵家令嬢が差し向けた刺客によって酸を浴びせられ、顔と手に酷い薬傷を負う。
四女ユミナの同級生だったエイナの紹介によって、ルクレアの手術を受け傷を回復。無事にサナンと結ばれて幸せな結婚生活を送る一方、動植物学者としても活躍。1男3女を儲ける。
大陸暦470年、病没。享年68。
ユミナ・ネグロステ
ネグロステ伯爵家四女。王立学校中等部でエイナと同級だった関係で、姉の治療のきっかけを作る。
貴族制度廃止後にかねてから想いを寄せていた元領軍の小隊長と結婚。2男1女を儲けて幸せに暮らす。
大陸暦471年、病没。享年68。
エリス
元マーカム王国冒険者ギルド、王都郊外支部受付嬢。主人公と知り合ってフランの花を大量に仕入れた事でギルド内での影響力を増し。最終的にパークレン王国の冒険者ギルド統括本部長となる。
貴族制度の廃止後、没落した元子爵に結婚詐欺にかけられて財産を奪われるなどの目にも遭うが、最後には若い冒険者を捕まえて結婚。子供はできなかったが幸せに暮らした。
大陸暦466年、病没。享年66。
カナンガ
元サイダル王国軍で奴隷として使われていた沼エルフ。サイダル王国軍壊滅後に主人公達に保護され、鉱山を訪問。沼エルフの解放拠点長を経て、沼エルフの王となる。
現在独身。
スルクト
ダフラ王国で奴隷として使われていた森エルフ。決死の脱出を試み、数十日に及ぶ苦難の旅の末、主人公の元に辿り付いた。
大陸暦425年、主人公に手を握られながら衰弱死。享年183。その髪からは後に、フェアリーのクトルが産まれる。
スミクト
ダフラ王国で奴隷として使われていた森エルフ。スルクトの妹。偶然主人公と出会い、森エルフの解放拠点長を経て森エルフの王となる。
温和な性格だが、傍にいた森エルフ曰く『新しく生まれたという勇者が面会を申し込んできた時、一度だけ目に負の感情を宿らせるのを見た』との事。
姉の髪から産まれたフェアリーのクトルと、仲良く幸せな時を過ごす。現在独身。
クトル
スルクトの髪を素材に主人公が生成した魔獣。偵察・伝令・諜報に活躍し、主人公を助ける。甘い物が大好き。
主人公の死後は自身の素材となったスルクトの妹、スミクトと共にかっての主人を偲びつつ、仲良く幸せな時間を過ごす。
シェラ
主人公によって生成された魔獣。この世界で最強の圧倒的なパワーを持ち、戦力として。時に移動手段として主人公を助ける。
人間とエルフを共闘させるための共通の敵として、悪役を引き受けた事もある。
香織の作るカラアゲが大好物。
主人公が最期を迎えた北の小島で、二つ並んだ墓を守って静かに暮らしている。
年に一度、主人公の命日にはエルフの国へ飛び、かつて主人公の仲間であった者達や主人公の子供を乗せて島に戻り。主人公を偲ぶ宴を開いている。
エルフの国がドラゴンに襲われた時には、それを察して自ら飛び。ドラゴンを一撃で食い殺した。
ティオナ・エスキル
元エスキル小王国国王。エイナとドラゴンが共闘関係にある事を見抜き、エイナの裏をかく事に成功した秀才。幼い頃の体験から、エイナをとても尊敬し、憧れている。
その実力をエイナに認められ、大陸統一後の東部地区行政長官を任されるが、全エルフの解放が済むと同時に引退。エイナの元に身を寄せて、共に薬学と医術を学ぶ。
後年は私有地として認められている生まれ育った自国へと戻り、病院と医術学校を作って医療の発展に貢献した。
主人公死去時点において、94歳で存命。
高倉ヨミ
主人公とライナの息子であり、魔人。母親の性格を受け継いで真面目で正義感が強い他、叔母であるエイナの教育のおかげで権謀術数にも長ける。
ニナと結婚し、その子は代々パークレン王国の王位を継いでいく。ひ孫の一人が聖女として勇者パーティに加わり、尊敬する父である魔王を討った事には内心複雑な心境。
ニナの死後は独り身だが、一香と仲が良いとの噂も。
高倉一香
主人公が香織の血を素材に生成した魔獣。ウンディーネ上位種であるセイクリッドウンディーネ。母親である香織に料理を教わり、今では相当の腕前である。
毎年行われる父親を偲ぶ会では料理を振る舞い、特にシェラには大量のカラアゲを御馳走して大好評を得ている。
本来の姿は人型ではあるものの透明に近い水色だが、人間の姿に似せて変身する事を覚えた。
最近ヨミと仲が良いという噂も……。




