表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワンダーランド  作者: 一城洋子
1/11

ワンダーランド

身内に障害者がいます。障害が原因で精神を病んでしまいました。年だし、ゲームには興味がないようですが、もし当時障害者でも楽しめるゲームが存在したら気晴らしになったかな…と思ったのがこの話を考えた理由です。

 ピ――――――ッ……。

 心電図の波形が直線になり、心停止したことを示した。

 ベッドには一人の青年が安らかに眠っている。

 まだ二十そこそこの若い男性。いくつものコードがつながれた姿が痛々しい。

 辛い闘病、延命治療だったが、彼の死に顔は不思議と穏やかなものだった。

 彼の手を握っていた女性が一人。

 同じくらいの年頃。最期まで彼の手を握り続けていた。

 涙がぽたっと落ちる。

「―――約束するわ」

 彼女は涙をふいた。

「必ず守ってみせる。あなたの作った『ワンダーランド』を」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ