表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銃とわたし  作者: @naka-motoo
3/19

第3話 ジョージが死んだ

「イサキ、日華の事務所に強盗が入った」


 ヴィッキーの短い報告にそれほど驚かずに続きを促す。


「被害は?」


「ジョージが死んだ。タナベは刺されたけど命は取り留めた」


「死んだ・・・」


「ジョージは拳銃のグリップでうなじを殴られた。タナベはナイフで太腿を刺されたらしい。強盗は黒人の3人組」


 強盗はおそらく殺すつもりで殴ってはいない。単に金を奪うために黙らせるつもりだっただけだろう。

 

 でも、死んだ。


 わたしたちはジョージの民族が暮らすエリアへ車で行った。

 ジョージが寝台の上で目を閉じて横たわっている。

 泣いている女性がいる。母親かも。

 彼らの宗教の作法は分からないけれども、わたしは亡骸の前に立ち、合掌して南無阿弥陀仏、と口の中で称えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ