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感性~私の場合~

作者: ヤタガラス

初めて書いたので至らぬ点などありましたら、ご指摘ください。

「・・・くそくらえ、、、」

私は世間にそう思っていた。

~それは私が幼少期のころまでさかのぼる~

私は田舎の五人家族の末っ子として生まれた。

親は物心つく前から仲が悪く夜はいつも喧嘩ばかりしていた。

父は怒鳴り母は叫び、物は飛び交い壁には狂った母が壁に頭を打ち付けて穴が二つ空いていた。

食事など話声すらしなっかた、そう、記憶に残ってすらないほどだ。

そんな親の間に生まれてしまった私は保育園では日も暮れ、預かり時間のギリギリまであずけられていた。

そして私が小学校に上がると同時に両親は離婚した。

当たりまえだろう、こんな夫婦が今まで持ったほうがおかしい。

だが親が片方いなくなったことに気にも留めなかった、いや、気ずいてすらいなかったかもしれない。

まぁ、小学校に上がったからといって、生活はあまり変わらなかった。

昼間学校に行って、夕方に児童預り所に行き、日が落ち最後の一人になるまで親が迎えに来るのを待つだけの生活。なので小学校低学年までは友達と帰るなんて経験をしたことがなかった。

小学校でも友達は多いほうではなく、いつも数人で遊んでいた。

それに勉強もできないほうだった。テストも半分行けばいいほうで漢字中間テストのようなものでは、追試に合格するのはだれよりも遅かった。掛け算も時計も誰よりも遅かった。

さらに追い打ちをかけるかのようにあることが起きた。

糞みたいな母親がこれまたクズな彼氏を連れてきたのだ。

普段は物で釣り自分の思いどうりにいかないと平気で殴ってくる、、、

母(以下クズとする)は止めようとはせず、さぞそれが当たり前かのごとく、彼氏がいなくとも私を虐待するようになった。

今考えてみれば、あのクズは影響を受けやすいらしい。しかも質の悪いことに自覚のないうえに彼氏と別れた後でも継続して虐待してくるのだ。

まぁ、クズが虐待をやめたきっかけを作ったのはほかでもない私なのだが。

誰も私が家出し警察に保護されてクズが反省文を書かされたことなど興味なさそうなのでむしするとする。

そのことも影響したのか私はキレやすくすぐ怒ったり、怒鳴ったり暴れたり、今思えばこれも親の遺伝なのかもしれない。

そんなこんなありながらも、何とか中学にのぼりその性格も収まり始めていた。

だが新たに別の問題に直面した。話したこともない人に、嫌われていたりしていた。

話しかけても逃げられたり、無視されたり、etc…

あとで知ったことだが、小学校のうわさがほかの小学校の生徒に伝言ゲームのように伝わりありもしないことが広がっていた。そして孤独になった私は独自の世界観に飲み込まれ小学校のうわさとその考え方の相乗効果でどんどんこどくになっていった。

「ふつうじゃないよ」

ちがう、、ピシ

「それくらいできるでしょ、、、」

いやだ、、ピシピシ

「なんでそんなこともできなの、」

ごめんなさい、、

「死んだほうがいいよ」

やめて、、、バキ

「なんでもっとがんばらないの?」

やめて、バキバキ

「やるきある?」

やめてよ、パラパラ

「なんか怖いよ」

ヤメテ ガシャン!

その時私の中で今までに聞いたことのないような音を立てて崩れ落ちた。

あぁ、もうだれも何もわたしを助けてはくれないんだ、、、

あぁ、だれも私を見ようとはしてくれないのか。

そうか、みんな私のことを人間としてみてないのか。

だれも信用しちゃいけないんだ。どうせみんないなくなるんだ。

そうか、そうかそうかそうかそうかそうか!

これがこの世の中か!これがこの世界の真理か!わかったぞ!

誰も信用しないで、誰も信じないで、だれにも頼らず、一人で生きていくしかないのか!

わたしはそう確信した、今でもそうだと信じている。

もしかしたら、今の私はどこかで泣いてるかもしれない。いつかこの考え方が崩れるかもしれない。

そんなことを今考えてもどうしようないかもしれない。











実体験をもとに少し脚色しました。

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