0.出会い
くそ短いです。
次話に期待して下さい。
時は2019年2月5日、俺は今トラックに轢かれて異世界にいた。
---ポタ、ポタ、ポタ。
「うっ………」
俺は目を覚ました。
「ここは………」
意識がはっきりしない。
まるで何十時間も寝ていた後みたいで、体もうまく動かない。
というか俺、トラックに轢かれたはずだよな………。
もしかして助かったのか?となるとここは病院?
しばらく瞬きを繰り返しなんとか目を覚ます。
「真っ暗だ………どこだよここは?」
あたり一帯に光はなく何も見えない、床はゴツゴツとしていておそらく岩だろうか、水滴の落ちる音だけがかすかに聞こえる。
「質問にお答えしまーす!」
すると突然足元から光が生まれ、同時に可愛らしい女の子の声が聞こえた。
光は急に強くなり俺は目を開けていられずに目を強く閉じる。
光が収まったのを確認して目を開ける。
銀色の長髪がひらりと舞い、背中に生えた透明な羽は少女のサイズからして妖精を思わせる。
直立のままこちらに笑顔で話しかける人間の掌ほどのその少女は、
「うぇるかむとぅーざニューワールドです!ご主人様!!!」
俺の新たな人生の始まりを告げていた。