Sep2:料理まとめ
Sep2で登場した料理。
料理だけのお話なので、ネタバレはないはず。
・・・料理なんて、書き出せないぐらいたくさん出てるので、とりあえずコース料理だけ抜粋。
気が向いたら追加していきます。
目次
○ラングリオンのフルコースについて
○Sep2エル編「143 合図」、リリー編「143 マリアージュ」より
○Sep2リリー編「79 千年姫の恋」より
○ラングリオンのフルコースについて
ラングリオン流の正式なフルコース。
料理の出し方や出る順番が気になるかもしれませんが、フレンチのフルコースをモデルにしているものの、ラングリオン流なので気にしないで下さい。
もちろん、この通りにフルで出る場合ばかりじゃありません。順番を変えたり、あるいは削って簡略化したりも良くあります。
<アミューズ>
正式な食事が始まる前の料理。
突き出し、お通しみたいなもの。ゲストが揃うまでの間につまむ。ゲストがすでに揃っている場合は出さないこともある。
<前菜>
乾杯は、シャンパンが選ばれることが多い。
料理は、その日のコンセプトを知らせるものや季節感のあるものが選ばれる。三品程度で、三品目にサラダが選ばれることが多い。また、冷菜が多いのも特徴。
バゲットは、おかわり自由で前菜の時に一緒に出される。
<スープ>
前菜は冷たいことが多い為、温かいものが選ばれることが多い。もちろん、暑い時期には冷たいスープも。
<魚料理>
主に白ワインと共に供される。
<口直し>
ソルベやグラニテ。口直しの為、さっぱりした氷菓が多い。
魚料理だけ、肉料理だけのコースの場合は出ないことも。
<肉料理>
主に赤ワインと共に供される。
<フロマージュ>
数種類からゲストが自由に選ぶスタイルが多い。
ホスト自慢のワインが出されるのは、ここ。
<デザート1>
味はもちろん、見た目に楽しめる豪華なものが多い。
<デザート2>
この先は別室でゆったり過ごす為、手でつまめるよう工夫されたお菓子が出される。ラングリオンと言えばボンボンショコラ。主にコーヒーや紅茶が用意されるが、ワインと共に楽しむことも。
・・・どう考えても前菜から重い。
でも、ある程度、素材や料理法の決まった魚料理や肉料理よりも、前菜の方が技の見せ所な気がしてしまうのです。だから何となく多めになってしまう。テリーヌ美味しい。バゲットの出るタイミングが序盤なのも作者の好み。序盤でお腹いっぱいにならないように気を付けなきゃですが、食事の食べ方の自由度は高い方が良い。
ラングリオンの正式な晩餐は、歓談しながら何時間もかけてのんびり食べていきます。マナーだって、あるようでない。他人に失礼が無ければ大丈夫。美味しく楽しみましょう。
○Sep2エル編「143 合図」、リリー編「143 マリアージュ」より
今回、オルロワール家で行われた晩餐会のコンセプトは、ラングリオン料理(フランス系)と北部グラシアル料理(北欧系)のマリアージュ。
ゲストは揃ってるのでアミューズはありません。
<前菜>
乾杯はシャンパンで。
続いて、一皿ずつ出てきます。
一つ一つ、鮮やかな絵画のように美しく丁寧に盛り付けてあります。一緒にバゲットも出されています。バゲットはおかわり自由。
「ディルとサルモのタルタル」
→サルモは、サーモンのこと。この世界では、サルモって呼ばれてます。たまにこういう変更がある。
サーモンとディルを合わせたシンプルなタルタル。セルクルで丸く型を取ってあります。色鮮やか。ディル×サーモンは、グラシアルの鉄板の組合せ。タルタルはラングリオンではメジャーな食べ方。(捕捉:タルタルは生肉の方が多い。カルパッチョも元は生肉を使用する料理だったりします)
本日のメニューのコンセプトを表した前菜に相応しい一品です。ソースは香りの高いエクストラバージンオリーブオイルとレモンを合わせたシンプルなもの。オリーブオイルの質がもろに出ます。このオリーブオイルは、たぶん南部グラシアル産(スペイン系)。
「エビとブロッコリー、粒マスタードソース」
→茹で海老とブロッコリーに、ビネガーで軽く伸ばした粒マスタードを添えたもの。海老は、この日の為に厳選された身が締まって大ぶりな旬ものです。
マスタードは、クエスタニアから持ち帰ったものを使ってます。あの美味しいやつ。
「焼き南瓜の彩りサラダ」
→秋になり熟成されて甘みの強くなった南瓜をローストしたものをベースに、胡桃、ベビーリーフ、トレビス、ラディッシュ、アイスプラント(別名:フィコイド・グラシアル)を彩りよく飾り、さっぱりとしたドレッシングで合わせたサラダ。
<スープ>
「カリフラワーのポタージュ、雪の結晶添え」
→甘みを十分に引き出した玉ねぎと、旬のカリフラワーを使い、丁寧に裏ごしされ滑らかな口当たりとなった雪のように白いポタージュ。カリフラワーで作った雪の結晶も添えて。
料理長が野菜を放り投げたかと思うと、鮮やかに包丁が舞って、雪の結晶が完成……。なんてことはない。
<魚料理>
「ルージェのポワレ、ブールブランソース」
→ルージェ=ヒメジ(日本のヒメジとは少し違うような?赤い皮の白身魚)の皮目をカリカリになるように焼き、魚と相性抜群の白ワインとバターのソースで。フェンネルを飾った王道メニュー。料理人の腕が試される一品。添え物の野菜は、アスパラガス、人参、マッシュルームで彩り良く。
ここは、グラシアル産の魚を使うとか、もう一工夫したかったところですが。ストーリー上、食材の入手方法と鮮度を考えると難しい。ラングリオン、グラシアル、どちらでもメジャーな食材を使った料理ということで。ただし、一般に出回っているのとは別格のルージェを使用しています。普段目にするものよりも大振りで身の厚い特別なルージェが使用されています。
+「白ワイン」
ラングリオンらしい甘めの白ワインが選ばれてます。
<ソルベ>
「香る薔薇のソルベ」
→お口直しに。食用薔薇を使った、口に含むとほのかに薔薇が香るシャーベット。しつこくなく、さっぱりとした味わいです。
<肉料理>
「鴨のロースト、リンゴンベリーソースとジンジャマーマレードソース、ルタバガのマッシュ添え」
→リンゴンベリーソース。北欧っぽい。
ついでに、生姜をどこかに入れたかった。生姜はフランス語だとジャンジャンブル。長いし日本語化すると良くわからない感じになるので、ジンジャと書いています。サルモみたいな造語です。ジンジャミエルは、結構辛いと思う。
ルタバガはヨーロッパでメジャーな蕪(正確には日本の蕪とは別種らしい)。日本で蕪と言うと真っ白なあれだけど、ヨーロッパの蕪と言うと、ジャガイモっぽいと言われる黄色いルタバガを指す。飢饉の折にも大活躍した環境に強い野菜なのに、それが災いしたのか家畜用飼料のイメージがあるせいか。ヨーロッパでは嫌われ野菜だったらしい。
ラングリオンではそこまで嫌われることなく、品種改良が進んだのか別種が輸入されたのか、「79 千年姫の恋」では、素材の味を生かしたスープとして使われています。
+「赤ワイン」
料理に負けない濃厚な赤ワインが選ばれてます。……適当でごめんなさい。作者は赤ワインが苦手なので、あまり想像がついてない。でも、肉料理に合わせるなら味に迎合するよりも一緒に戦って強くなるような味が似合う気がする。なので濃厚でパンチの強い赤ワインが選ばれてます。
<フロマージュ>
→チーズは数種類用意されています。自分の好みとお腹に合わせて種類と量を選びましょう。
オルロワール家は自分の領地を持っています。ハーブ入りの特別なチーズは、そこで作られた物。フロマージュって銘打ってるのに、皆、チーズって言ってるのは気にしないで下さい。
+「ロゼワイン」
フロマージュの時は、オルロワール家のチーズの為にあるような完璧なロゼワインが登場。これまで素晴らしい料理を食べて来たものの、晩餐会の参加者の舌に一番残ったのは、このフロマージュとロゼワインのマリアージュに違いない。小食のエルですら絶対に外せないって言っていたぐらい、オルロワール家の晩餐会でしか食べられない特別な組み合わせです。
<デザートその1>
「薔薇を飾った姫君のケーキ」
→「プリンセストルタ」もしくは、「プリンセスケーキ」。スポンジや生クリーム、ジャムで作ったケーキを、薄く伸ばしたマジパンでコーティングしたスウェーデンの豪華なケーキ。大きい。基本は緑色のマジパンらしいのですが、今回はマリーらしくピンクで。
激甘なのは間違いない。
~ここから先は、別室に移動~
伯爵夫妻は退室、男性はコーヒーブレイク(まだ仕事が残ってた)、女性は甘いもので二次会です。コーヒーor紅茶と共に、別室でのんびり頂きます。ノーカット版では、成人組はお酒飲んでましたが。談笑しながら、つまめるお菓子が揃ってます。
<デザートその2>
「セムラ」(スウェーデンのお菓子。パンで作るシュークリームみたいなお菓子)
食後のデザートなので、小さめに作ってます。
「マカロン」
色鮮やか。レモンにピスタチオ、ショコラ。一つ一つ味も違うまさに芸術品。
「ボンボンショコラ」
手でつまめるチョコレート。ラングリオンはショコラが有名なので間違いなくどれも美味しい。ちなみに、ラングリオンではショコラ、グラシアルではチョコレートと呼ばれるはずですが、とりあえずショコラで統一。
「カットフルーツ」
季節のフルーツ。これも一口サイズに切られたものが並んでます。秋……。良い季節だね。
○Sep2リリー編「79 千年姫の恋」より
<前菜>
「スモークサルモと無花果のマリネ」
スモークサーモンは薔薇の形に、無花果は薔薇の葉に見立ててあります。セルフィーユやタイムも添えてありそう。
「ムール貝の白ワイン蒸しレモンソース」
彩り良く赤パプリカ、黄パプリカ、玉ねぎのみじん切りも添えられてます。
「南瓜のムース根菜揚げ添え」
カボチャのムース。チーズを練り込んで堅めに仕上げたものに、素揚げした根菜チップを飾ってあります。ディッシャーで丸く盛り付けたやつに根菜チップを刺してるイメージ。後は、お皿にリーフとか散らして完成。秋っぽく紅葉を添えてあっても綺麗。
<スープ>
「蕪のスープ」
口当たりの滑らかな蕪の純白クリームポタージュ。
ヨーロッパの蕪じゃなく、日本の蕪。
秋なので温かいスープです。
<魚料理>
「赤甘鯛の鱗焼き、オマールエビのソース」
鱗のカリカリ感を強調したかったので鱗焼き。
和風な名前だけどフレンチです。ソースは、アメリケーヌソースのイメージで良いんですが、こっちの方が美味しそうに聞こえる名前だと思いません?
口直しのソルベ、肉料理……。と、出される予定ですが、本編には出ていません。
紅葉狩りで、景色を楽しみながらのんびり食事会。何を飲んでいたかは本編参照。今回のデザートはミラベルのタルトです。全体的に料理が重いのでフロマージュはなかったんじゃないかな。だって、このお話では、タルトを絶対に食べなきゃだめなので。
~あとがき~
読んでくれた人のお腹が空いたら作者の勝利。
お腹空いた・・・。




