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智枝理子の資料集  作者: 智枝 理子
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Sep:オービュミル大陸の国々

各国の位置や概要、既出の都市の解説


目次

<オービュミル大陸の国々>

≪ラングリオン王国≫

≪ティルフィグン王国≫

≪神聖王国クエスタニア≫

≪ラ・セルメア共和国≫

≪ディラッシュ王国≫

≪グラシアル女王国≫

≪モラルタ王国≫

≪パウリナ国≫

≪アルマデル国≫

≪自由都市アルス≫

<大陸の外の国>


<オービュミル大陸の国々>


≪ラングリオン王国≫

 オービュミル大陸北東部に位置する王国。

 王都は、アヴェクノーヴァ。

(ただし、その名が使われることは稀。単に王都と呼ばれる方が多い)

 公用語は、大陸共通言語。

 通貨はルシェ。

 

 聖剣エイルリオンと剣花の紋章を王家の証とする騎士の国。

 東に広大な砂漠を抱くことから、砂漠の国と呼ばれることも。

 

 東には、オリエンス砂漠が広がっている。

 砂漠は、遊牧民とオアシスの民の土地であり、ラングリオンの土地ではないと明言されている。しかし、要所にラングリオン王国兵士を配備し、砂漠への立ち入りをラングリオンで管理していることからも、実質的な支配地域と言える。

 砂漠は北と東が海に面し、南にはローレライ川が流れる。

 

 ローレライ川は、ラングリオン王国の南を流れる大河である。

 南のラ・セルメア共和国とは、数年前まで戦争があったものの、ローレライ川を国境とすることで戦争が終結した。

 また、西側にはティルフィグン王国がある。

 

 王都のある北部はアルマス地方と呼ばれている。

 南部は三人の公爵によって統治されており、いずれも国を名乗れるほどの面積を持つ。最も、その領地の中には、国王の直轄地である辺境伯領等が点在している。

 南部東は、オルランド公爵が統治するデュランダル地方。

 南部中央は、ルマーニュ公爵が統治するジュワユーズ地方。

 南部西は、オリヴィエ公爵が統治するオートクレール地方。この北西にはアスカロン湾、南西には竜の山がある。

 

 国教と呼べるものはないが、月の女神や精霊への信仰が強い。特に、砂漠では月の女神は守り神とされている。

 死者を送り出す際には、死者の神に祈る習慣もある。

 

○王都・アヴェクノーヴァ

 王城がある城塞都市。

 中央広場を中心に、東西南に大通りが伸びる。それぞれイーストストリート、ウエストストリート、サウスストリートと呼ばれ、その先には東大門ひがしだいもん西大門にしだいもん南大門みなみだいもんがある。

 大通り以北はセントラルと呼ばれる。

 王都の水源は、西側の山からグラム湖へ注ぐシレーヌ河。水資源は、すべてこの川から得ている。堀にも活用されている王都の生命線。

 活用するに当たっては、きちんと浄化処理がされており、王都の各所には給水塔も設置されている。

・中央広場

 中心に大きな噴水がある、王都のど真ん中。

 王城や、王城中央の尖塔に安置された聖剣エイルリオンが良く見える場所。

 北東には王都守備隊一番隊宿舎、南西は王都守備隊二番隊宿舎、南東は王都守備隊三番隊宿舎がある。

 北西には中央市場がある。

・セントラル

 中央広場以北の地域。

 中央広場から城へと続く道は、ノーヴァストリートと呼ばれる。この通りを挟んで、ほぼ線対称に主要な建築物が並ぶ。

 西に音楽堂、東に闘技場。

 西に王立魔術師養成所、東に王立図書館。

 西に錬金術研究所、東に魔法研究所。

 ・・・など。

 王城以北は貴族の邸宅が並ぶ貴族街となっており、東にオルロワール家、西にノイシュヴァイン家の広大な屋敷がある。

 王城は北大門きただいもんと繋がっている為、貴族街は東西で行き来が不可能な造りになっている。

 

 ・・・そもそも、オルロワール家とノイシュヴァイン家が大きすぎて壁の役割を果たしている為、貴族街への出入り口は東西の端の方にある。貴族が馬車で移動するのは、このせいもある。

 エルもリリーも、オルロワール家を突っ切ってガラハドの家に行きますが。

 

・イースト

 イーストストリート以南、サウスストリート以東の地域。

 東大門は北の港から来る旅行者の玄関口の為、イーストストリートは非常に賑わう通り。冒険者ギルドや商店が並ぶ。

 表通りから遠ざかると、イースト中央部には住宅地が広がる。

 雑貨屋や八百屋等、食事処も存在する。最近、カレーパン専門店が出来たらしい。

 南の果てはイーストエンド、あるいはエンドと呼ばれ、治安が悪い。

 グラッツ孤児院がある。

 エルの薬屋は、イースト南部の職人通り沿いにある。

・ウエスト

 ウエストストリート以南、サウスストリート以西の地域。

 王都西側には、広大な農地が広がっている。農業の繁忙期には出稼ぎ労働者が押し寄せる為、ウエストには宿屋や飲食店が多い。

 パッセの居酒屋があるのもこの場所。

 南の果てはウエストエンド、あるいはエンドと呼ばれ、治安が悪い。

 ウエスト南部のマンダリン通りには、キアラが働くバーのベルベットがある。

 

○二バス

 南大門を出てすぐの場所にある、乗合馬車の街。

 元々、馬車や馬の置き場所でしかなかったが、乗合馬車の増加によって街化した。

 国内旅行をするなら、誰もが立ち寄る場所。

 

○グラム湖

 初代国王が神からの啓示を受け、聖剣エイルリオンを授かった聖地。

 春には桜が咲き乱れる絶景の花見場所でもある。

 また、オルロワール家縁の光の大精霊が顕現したとされる光の洞窟がある。

 

○北の港・オーブ港

 王都の北にある港で、王都へ続くラングリオンの玄関口。

 北の港は通称で、正式な名称はオーブ港。でも、誰も呼ばない。

 王都と北の港の間には、街道の街と呼ばれる宿場町がある。

 

 北方大陸航路と呼ばれる、グラシアル(ペルラ港)、ディラッシュ(ニヨルド港)、ティルフィグン(ジャヌス港)、ラングリオン(北の港/オーブ港)の四つの港を繋ぐ定期便の中継港。

 東は砂漠の港を経由し、ラ・セルメア共和国を抜けて大陸南部へ行ける。また、カカオの産地ブロマ島や東の大陸にある刀の国方面へも行ける。

 ちなみに、軍港としての機能はない。軍港は、この港よりもう少し東側にある。

 

おまけ>

「北の港と街道の街、街道の街から王都の距離は、馬車を使えば半日足らず、徒歩ならその倍程度」

 この、「北の港と街道の街の距離」「街道の街から王都の距離」は、ほぼ同じ距離で、約30kmです。移動方法別の時間は以下。

 

「馬車」時速7kmから11km(舗装された安全な道を行くので、結構速い)。

 →30kmの移動なら、3時間弱から4時間弱程度。

 (半日足らずって適当な言葉だなぁ)

「徒歩」時速3から4km(時速5kmで歩き続けるのって大変。途中で休憩を挟むことも勘案して)。

 →30kmの移動なら、7時間半から10時間程度。

 (人間が一日に移動できる距離は30kmと言われてるので、街道の街の設置場所としては良いところじゃないでしょうか)

「馬」時速30kmと仮定。

 →30kmの移動なら、1時間程度。

(一般の乗馬は、駈足で時速20km、襲歩(疾走状態)で時速40km。名馬なら時速60kmオーバーと言われている。ただし、長距離でその速度を維持するのは難しい。平均的な数値を取るならこれぐらいじゃないでしょうか)

 

おまけ2>

 北の港。……いい加減、名前を付けなくちゃと思いながら、ずっと北の港で通し続けていたので、これからもオーブ港と呼ばれることはないと思われる。本当の名前よりも通り名が市民権を得るのは良くあること。

 

 

○セズディセット山の砦

 アルマス地方との境目に位置する、ジュワユーズ地方北部ヌサカン子爵領にあるセズディセット山。

 その山の東側の麓にある騎士団の砦。

 名馬の里としても有名。

 陽炎と不知火は、この騎士団から貰いました。

 アレクの愛馬である黒炎も同郷です。

 

○カメリア、メディア、プリュム

 どれも、セズディセット山東側の山間にある温泉地。

 カメリア、メディアは、セズディセット山の二大温泉街として有名。

 プリュムは少し外れにある温泉村。温泉よりもミラベルの収穫で成り立っている小さな村です。

 

○トゥンク村

 王都北西にあるカトルサンク山にある村。

 林檎の名産地で、囚われの林檎をはじめとしたカルヴァドスの生産でも有名。

 大地震後の土砂崩れによって村が流され、現在は近隣に新しい村を建設している。


 ・・・カルヴァドスって名乗っちゃいけない気がしなくもないけど、ラングリオンでも名乗り規制のある特別なシードルだと思って頂けたら。きっと、あの地方はカルヴァドス地方って呼ばれてると思う。

 

○ローラン

 アルマス地方にある鍛冶屋の街。

 

 Sep1でエルが持ってたレイピアは、この都市まで行って買ったもの。見事に折られたけど。

 物置で眠ってた片手剣は、外伝でアレクがエルにプレゼントしたものです。

 

○オリファン砦

 デュランダル地方南部にある砦。

 国境戦争時の要所だった。

 

○クロライーナ

 オリエンス砂漠にあったオアシス都市。商業都市として有名な豊かな都市だった。

 精霊戦争によって消滅した。

○ニーム

 クロライーナ近くにあったオアシス都市。

 クロライーナの役割を引き継ぎ、大きな商業都市に発展した。

 

≪ティルフィグン王国≫

 ラングリオンの西。アスカロン湾を挟んだ場所にある王国。

 王都はリーベル。

 公用語は、大陸共通語。

 

 かつては、ラングリオン王国の属国で、その権限はラングリオン王国の公爵程度だったと言われている。

 現在は独立している。

 南東には竜の山がある。

 

〇ジャヌス港

 北方大陸航路の中継港。


〇トリウィア

 北はジャヌス港、東はアスカロン湾、南は王都に続き、西の街道を進めば、ディラッシュ王国との国境に続く交通の要所。


≪神聖王国クエスタニア≫

 オービュミル大陸中央部に位置する王国。

 王都は、フレノル。

 公用語は、大陸共通言語。ただし、西へ行くほど方言は強い。

 

 光の神・グリッツェンを崇めるグランツシルト教を国教とする光の国。

 グランツシルト教の法典は、国の法の上にある。

 神聖王国=神から王権を獲得する。戴冠は教皇によって行われる。

 

 東西に長い国で、北側にはディラッシュ王国、ティルフィグン王国が、西側には西南諸国のある荒野が広がる。

 中心部は東部であり、西部は開発が進んでいない。

 東には、バールディバ山脈があり、その北端には竜の山がある。

 南には、テウルギア山脈がある。バールディバ山脈とテウルギア山脈の間には、ミミルの森も顔をのぞかせる。

 

 大陸中央に位置することから、陸路を中心とした交易が盛んだった時代に商業都市が発展。それぞれの都市が同盟を結ぶことによって、モルティーガ都市同盟を築いた。

(ただし、航海技術の発達によって、陸路での交易は落ち込む)

 魔王の時代を経てグランツシルト教が起こると、教皇によってグランツシルト教の守り手に任命されたアドラー家当主が神聖王国クエスタニアを樹立。

(クエスタニア成立の詳しい話は、Sep2エル編Ⅳ神聖王国編を参照。「89栄光の札」辺りに詳しく書いてあります。未読の方にはネタバレありなので、読む際には注意して下さい)

 

○ルプカナ

 ローグとパーシバルの故郷の近くにある村。

 ドラゴン退治で、アレク一行がエルと合流するまで滞在していた。

 

≪ラ・セルメア共和国≫

 オービュミル大陸南東部に位置する共和国。

 公用語は、セルメア語と大陸共通語。

 

 北は、ローレライ川。西は、バールディバ山脈。南東は海。

 ラングリオンの属国だったティルフィグンの独立戦争、それに乗じた神聖王国クエスタニアの侵攻による三国の戦争中に、異国の介入無く政変を迎え、共和国を成立させた。

 古くは、吸血鬼種の国として知られるメディシノ王国だったこともあって、ラングリオンとはかなり違う文化や言語を持つ。

 

○モーガ

 剣の名工が揃う都市。

 

○ウェリン

 モールモス地方、バールディバ山脈の山間にある小さな村。

 教会があり、戦争孤児を育てながら自給自足の生活をしている。

 

≪ディラッシュ王国≫

 ティルフィグン王国の西、クエスタニアの北にある王国。

 公用語は、大陸共通語。

 

○ニヨルド

 北方大陸航路の中継港。

 グラシアルとの国境付近は昔から嵐が多く、足止めを食う旅行者は多い。

 

≪グラシアル女王国≫

 大陸北西部にある国。北には、神の台座がある。

 王都はライラ。

 公用語は、大陸共通言語。

 と言っても、長い歴史の中で複数の国が合わさってできた国の為、地域によって言語に差異がある。中央から北部は、方言色の低い大陸共通言語。南部は、大陸共通語とは言い難い程、方言が強い。

 通貨はルーク。

 

 元は雪と氷に閉ざされた土地だった為、あるいは、この地方の魔法使いが氷の魔法を得意としていた為、氷の国と呼ばれる。

 前身となるグラシアル王国は、大陸北西部の雪と氷に閉ざされた小さな王国だった。しかし、突如として現れた強大な魔力を持つ王女を女王に据え、女王国を名乗るようになってから、大きく発展した。

 

〇王都・ライラ

 女王の居城であるプレザーブ城を北に据える都市。

 断崖絶壁の上にある為、海路はない。北と西は海、東はオペクァエル山脈、南はフォノー河に囲まれた孤立した立地にある。

 一般の旅行者が王都を目指すならば、まずポルトペスタをめざし、東西に伸びるグラシアル大街道を西の果てまで進み、フリオ街道を北進、フォノー河を越えなければ辿り着けないなど、困難を極める。旅行者が僻地である王都を訪れることは稀で、グラシアルの中心地は、実質、ポルトペスタと言われている。

 

〇フォノー砦

 フォノー河にかかる要塞化した橋の街。王都ライラを守護する役目を持つ。

 

○ポルトペスタ

 グラシアル最大の商業都市。

 リリーの宝石学の師匠、グラン・リューが宝石店を構えている。


〇ペルラ港

 北方大陸航路の中継港。

 

○オクソル村

 オペクァエル山脈にある小さな集落。

 近くに洞窟があり、そこから東の平原へ抜けられる。

○キルナ村

 洞窟を抜けた先にある村。

○バンクスの街

 キルナの南に位置する街。

 

≪モラルタ王国≫

 オービュミル大陸南西部。西南諸国と呼ばれる国々の中の一つ。

 公用語は、モラルタ語。

(西南諸国の言語で、ラングリオンが翻訳した言語がモラルタ王国の言語の為、西南諸国の言語=モラルタ王国の言語となっている)

 トルマリンの産地として有名。

 

 グラシアル女王国南部にあるヴェストリ荒野は、小国家群が乱立し、紛争が絶えない地域。クエスタニアの西部であることから、グランツシルト教を国教としている国も存在する。メヘン商人連盟と呼ばれる、商人ギルドの一派閥が存在する。

 モラルタ王国は、西南諸国の中でも比較的大きく安定した国で、ラングリオンの同盟国である。

 

≪パウリナ国≫

 オービュミル大陸南部。ノトリア山脈西。

 公用語は、大陸共通言語。

 ラングリオン王国の同盟国。

 

≪アルマデル国≫

 オービュミル大陸南部。ノトリア山脈東。

 公用語は、大陸共通言語。

 ラングリオン王国の同盟国。

 

≪自由都市アルス≫

 オービュミル大陸南部。

 アルス山周辺、アルマデル国とパウリナ国の間に位置する自由都市。

 冒険者ギルドの総本山が存在する。

 

<大陸の外の国>

≪ブロマ国≫

 オービュミル大陸の南東に位置する島国。

 島の名前もブロマ島と言う。

 位置的にはラ・セルメア王国の東。ホド諸島よりも北東の場所にある。

 カカオの産地として有名。

 東の大陸との中継地点となっている。

 

≪刀の国≫

 オービュミル大陸から東に位置する大陸にある国。

 言語も文化も異なる地域で、文字として漢字が使われている。

 「刀の国」は通称。(大陸共通言語による呼び方)

 正式な国名は別にある。

 

 


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