Sep、ヨルム:冒険者ギルドについて
一部、ネタバレの可能性ありです。
重大なネタバレではないのですが、注意書きをしてあります。必要に応じて読み飛ばしてください。
≪Septarcheの冒険者ギルドについて≫
冒険者ギルド(Quester Guild)概要>
犯罪に関わらない仕事ならどんな仕事でも請け負う便利屋ギルド。
大都市や、冒険者にとっての要所に存在する。
依頼の受注、冒険者への紹介のほかにも、馬の貸し出し、山小屋の管理、周辺の情報提供等、冒険者をサポートする事業も行っている。
各ギルドは、ギルドマスターが運営を担う。
各ギルドは独立した存在だが、国家単位での冒険者ギルド互助会に所属している。
・ギルドマスター
一つの冒険者ギルドに対し、必ず一人以上存在する。
冒険者ギルドを管理、運営する存在であり、その仕事は多岐に渡る。
依頼の紹介、受諾者の決定、ギルド証の発行を行えるのは、ギルドマスターだけである。
運営に携わる事務職を雇用することもできるが、事務職が出来ることは依頼の受注や書類整理等と限られる。
複数のギルドマスターが存在する場合は、そのギルドの責任者である統括ギルドマスターを設定しなければならない。
ギルドマスターになる為には、所属予定先の統括ギルドマスターの推薦以外にも、複数のギルドマスターあるいは高ランク冒険者等の推薦が必要である。
ギルドマスターが所属を変える際にも同様の推薦が必要となる。
・冒険者互助会
国家内での円滑な情報共有、各冒険者ギルドの監査及び冒険者の地位向上の為に国との交渉に当たる機関。
主に国家の首都におかれ、ラングリオンなら、ラングリオン王国冒険者互助会と呼ばれる。
冒険者ギルドマスターは互助会の会員になることはできるが、役員になることはできない。役員は引退したギルドマスターや引退した冒険者等によって構成され、そのトップは冒険者互助会会長と呼ばれる。
・ギルド証
冒険者ギルドに所属の冒険者には、冒険者ギルド登録証(通称、ギルド証)が発行される。
ギルド証には、冒険者ギルドのマークと共に、冒険者ランク、所属(登録名簿が存在する場所)、自筆の署名が書かれている。冒険者ランクの部分にはカラーの判子が押されている。
ギルド証を所持していれば、どこの冒険者ギルドでも依頼が受諾可能になる。
・所属
本人の登録者名簿が存在する冒険者ギルドの所在地。多くの場合、冒険者が拠点とする場所でもある。
最初に冒険者登録をした場所が所属ギルドとなるが、別のギルドに所属を移すことも可能。ただし、所属の移動には最低でも一か月かかると言われている。
ランクに変化があった場合に新しいギルド証を発行するのは、所属の冒険者ギルドのみ。
所属ギルドでランクの変化があった場合には、ギルドマスターが即座に新しいギルド証を発行する。それ以外の場所でランクの変化があった場合は、ギルド証の裏面に変化があった旨を通知する。
・施設
冒険者ギルドの事務所には、事務仕事をする部屋と個室(密会等に使用)がある。
表には、依頼を受け付けるカウンター、依頼を張り出す掲示板がある。
これらは、冒険者ギルドには必ずあるものである。
他に、冒険者のたまり場(仲間探し、情報収集等)として、飲食施設を併設していたり、宿が少ない都市で宿泊施設を併設していたりする場所もある。
ラングリオン王都の冒険者ギルドでは、酒と軽食を提供する飲食施設があるが、宿泊施設はない。
依頼>
依頼の内容、難易度によって、依頼のランクが決められる。難易度が高いほど依頼に必要な額は高額になる。
・依頼者
依頼は誰でも出すことが可能。場合によっては、身分や素性を隠すことも可能。
ただし、犯罪に関わる依頼を出した場合、その依頼者は犯罪者として通報される。
ギルドが犯罪行為に気付かずに依頼を受諾し、冒険者が犯罪行為に関わった場合は、依頼者のみが犯罪者として摘発され、冒険者は保護される。
その場合は、国家に対して冒険者ギルドが犯罪行為に対する賠償金を支払う。
以上の内容は、多くの国家で冒険者ギルドが、冒険者互助会を通じて冒険者保護の為に契約している内容である。
・依頼の受諾者
依頼受諾にかかる費用(仲介料)は無料。関係のある情報も一通り無料で渡される。
冒険者は、自分のランク以下に設定されたランクの依頼を受諾可能。仲間で依頼を受ける場合は、代表者のランクに依存する。
ランク黒の依頼は、冒険者ギルドに所属していない一般人も受諾可能な依頼である。
依頼を受諾できるのは、一つの依頼に対して一人、あるいは一組だけ。
ただし、広範囲の亜精霊討伐依頼や情報収集依頼等、依頼の内容によっては複数人を募る場合もある。その場合は一人あたりの報酬について先に提示しなけばならない。ランクによって報酬が変わることも多く、高いランクの冒険者ほど高額になる。もちろん依頼の達成具合によって、追加の報酬も期待できる。
基本的に自分の冒険者ランクを越えた依頼を受諾することはできないが、例外がいくつかある。
・冒険者ランクが上がり、新しいギルド証が未発効の場合。一つ上のランク相当とみなされ、ギルドマスターの判断により依頼受諾が可能な場合がある。
・ギルドマスターが個別の能力を判断し、高いランクの依頼を冒険者個人に頼む場合。
・依頼主から指名された場合。指名された冒険者だけでは難しいと判断した場合には、ギルドマスターが他の冒険者を募ることもある。
・依頼の流れ
依頼書→依頼達成書→受領書
名前が変化するが、どれも同じ書類。
依頼書は、冒険者ギルドの掲示板に掲示される。
見出しに依頼の種類(護衛依頼、輸送依頼、捜索依頼、討伐依頼等)、依頼のランクを示す判子が押され、その下に依頼の概要(依頼内容の詳細、必要な情報、報酬、期限等)が書かれている。
冒険者は引き受けたい依頼書を掲示板から剥がしてギルドマスターのところへ持って行く。ギルドマスターが依頼をこなせると判断すると、冒険者は依頼書に署名し、ギルドマスターが承認の判を押し、依頼受諾が成立する。
これ以降、冒険者は依頼書を自分で保管することになる。(もちろん、同じ内容の書類は受諾者の情報と共にギルドで保管されている)
依頼を達成すると、依頼書は依頼達成書となる。(そのまま依頼書と呼ばれ続けることも良くある)
護衛、輸送依頼の場合は、任務完了後、依頼主から達成証明のサインを貰うことで、依頼達成書となる。その他、個別に任務完了に必要な手続きがあることもある。
冒険者は依頼達成書を提出することで報酬を受け取ることが出来る。
その為、依頼達成書を失くしたら報酬は貰えない。報酬には受取期限があり、それを過ぎても貰うことが出来なくなる。
また、依頼達成書があったとしても、依頼受諾者以外が報酬を貰うことは出来ない。受諾者に一筆書いて貰っていたとしても他人が受け取ることは不可能。ただし、仲間で依頼を受けている場合は、代表者以外が報酬を受け取ることが出来る。
報酬の受け取りは、依頼を受けたギルド以外でも可能。
護衛や輸送依頼の場合は、依頼先の冒険者ギルドで報酬を受け取るのが通例。依頼先に冒険者ギルドがない場合は、最寄りのギルド、あるいは本人が指定したギルドで受け取ることが出来る。(依頼受諾時に調整しておく)
最近では、オルロワール家で金融業(要は銀行)の一環として冒険者ギルドの清算代行をやっている為、報酬をそのまま預金に加えるといった方法も取れる。冒険者ギルドに依頼達成書を提出し、ギルドで発行してもらった清算代行依頼書と依頼達成書をオルロワール家に持って行くことで、報酬が受け取れる。オルロワール家で回収された依頼達成書は、最寄りの冒険者ギルドに届けられる仕組み。(このやり方が広まれば、もっと簡略化されるはず)
冒険者が報酬を受け取ると、依頼達成書は受領書となり、ギルドで保管される。
ランク>
冒険者ランクは、ギルドからの信頼度や、冒険者のレベルを示す指標である。
依頼のランクは、難易度を示す指標である。また、冒険者は自分のランク以下の依頼を引き受けることが出来る。ギルドに張り出される依頼には、ランクカラーの判子が押されているので、冒険者は自分が受諾可能な依頼を色で識別する。
高ランク冒険者は、ランクに応じて通常知りえない情報を得ることも可能である。
(故に、冒険者ギルドは情報を金銭で売ることはしない。情報はランクに応じて提供される)
・ランクカラー
※下に行くほど高いランク
黒:Noir
赤:Rouge
橙:Orange
黄:Jaune
緑:Vert
青:Azur
藍:Indigo
紫:Purpure
白:Blanc ただし、ランクブランの存在は非公表。
呼び方は、ランク+色の名前。
ランク赤、ランクルージュ。どちらも同じ意味。
ランク青、ランクアジュール。ただし、ランクブルーと呼ぶと馬鹿にされる。
緑、青のランクが特殊な呼び方なのは、騙りを防ぐ意味もある。
ランク藍なら知られていないわけがない。
○ランク黒
一番低いランク。
冒険者登録をした場合、最初に発行されるのはランク黒のギルド証。ランク黒のギルド証は仮登録証(Non-rang/Novice)とも呼ばれ、犯罪歴がないか等、身元調査中であることを示す。身元調査結果が良好だった場合、冒険者活動をしていなくとも、すぐにランク赤のギルド証が発行される。
ただし、高ランク冒険者及び社会的に信頼の在る立場の人間が身元保証人となった場合、最初からランク赤が発行される場合もある。
※novice・・・初心者、未熟者、見習い
○ランク赤~藍
一般的な冒険者と言えばランク赤以上を指す。ランク赤から、討伐依頼等、危険な依頼が追加される。
ランク黄で中堅と呼ばれ、新人育成に携わることが出来る。
ランク青以上で高ランク冒険者と呼ばれる。また、一般的な冒険者の最高ランクは藍と言われている。
○ランク紫(ネタバレの可能性あり)
極稀に紫の依頼が出る為、ランク紫が存在するらしいことは冒険者も知っている。ただし、ランク紫になる方法は公表されていない。
以下は、当人にしか伝えられない情報である。
ランク紫は、ギルドマスターからランク昇格の許可を貰った冒険者が、所属のギルドマスターに発行を依頼できるランクである(ランク上昇は強制ではない)。
ランク紫とは、冒険者ギルドから実力を認められ、更に十分に信頼に足る人物であるという証である。同時に、冒険者の地位を捨てて士官する準備があるという意味を成す。冒険者を続けたい場合は、ランク藍に留まる選択をする者が多い。
というのも、ランク紫に指定される依頼は、国家の運営に関わる重要な任務である。この依頼を受諾すると言うことは、依頼主となる国家に対し、一時的に忠誠を誓わなければならない。それは、冒険者としての自由が一時的に制限されることを意味する。(他の依頼の受諾禁止、すでに受諾済みの他の依頼の破棄等)
ランク紫に昇格後、藍に戻りたい場合は自由に戻ることが出来る。
○ランク白(ネタバレの可能性あり)
非公表のランクであり、このランクの依頼が表に出ることはない。その為、このランクの存在を知っている冒険者はわずか。
あまりに謎の多いランクである為、一部の冒険者からは国家機密や王侯貴族からの秘密の依頼を専門に扱うランクと思われている節がある。
以下は、当人にしか伝えられない情報である。
ランク紫の依頼を達成後、依頼主に帰属することなく冒険者として生きることを選択し、かつギルドマスターが認めた場合には、強制でランク白となる。(拒否権がほとんどない)
最も、ギルドマスターがランク昇格を認めない場合は、ランク紫のまま。
ランク白になると、ランクの変化はない(降格しない)。ただし、違反行為によって登録抹消処分になることはある。
ギルド証で冒険者ランクが書かれる部分にカラー判子が押されることはない。無色。
主な仕事は、冒険者のサポート。
ランクを偽って依頼に同行する、行き倒れた冒険者を救助する、依頼の難易度が途中で高くなった場合に冒険者を支援、あるいは気づかれないよう解決する、要人護衛の場合の保険になる、等々。状況に応じてあらゆる判断が迫られる仕事をする。
ギルドマスターのサポートとして、ランク昇格の査定、依頼者や冒険者に不審な点がある場合に調査を行うことも。
また、ギルドマスターの推薦や解任要求が可能。冒険者互助会の会員になることが出来、かつ役員になることも可能。
もちろん、通常の依頼を受ける事も出来る。誰も引き受けなかった依頼の後始末をすることもある。特にランク紫の依頼は引き受け手が少ない為、ランク白の冒険者が当たることが多い。
エルがランクブランになった理由は、本編とこの設定を読めばわかるはず。
・ランクの変化
ランクが変化すると、新しいギルド証が発行される。(ギルド証の発行に関しては「所属」を参照)
冒険者ランクは、冒険者活動やギルドへの貢献(依頼の成功率、新人冒険者の育成や寄付金等)によって変化すると言われているが、詳細な条件は公表されていない。
ランクは上がるばかりではなく、下がる場合もある。
・ランク降格処分
明確な決まりはないが、以下に該当する場合に良く行われる。
○低いランク冒険者の依頼を奪う行為。自分のランク未満の低いランクの依頼ばかりを受けていた場合、現ランクは不要とみなされる。
○低いランクの冒険者の大怪我及び死亡。高いランク冒険者が、仲間の低いランクの冒険者を無理に連れ歩き、危険にさらす行為。
○他の冒険者からの通報。(素行不良等)
○反社会勢力に所属。
○冒険者及び冒険者ギルドの信頼を著しく損なう行為。
・冒険者ギルド登録証の没収、及び登録抹消処分
○犯罪者となった場合。ただし、犯罪の程度によっては、登録証を没収の上、一定期間の活動停止処分で済む場合もある。
○ランク降格処分通達後、一年以内に理由なく新しいギルド証を発行しない場合。
○冒険者及び冒険者ギルドの信頼を著しく損なう行為。
≪ヨルムンガンドの国の冒険者ギルドについて≫
国家を跨いだ活動が出来る賞金稼ぎ。
出身国はあるものの、国のバックアップを受けることはまずない。どこで野垂れ死のうと国が救済することはない。
冒険者ギルドに所属するには領主の許可が必要。
※領主の元で村人(農民や職人等)として暮らす者は、領主の許可なく領地から出ることは許されていない。その為、冒険者として自由に活動する為には、領地を離れる=領主の物ではなくなる許可が必要となる。これは婚姻に関しても適応されることで、別の領地に嫁に出るとなれば、嫁取りをする方は領主に相応の対価を支払わなければならない。
※もちろん、村人ではない(行商人や旅芸人等)なら無関係。自由に冒険者になれる。
冒険者ギルド>
冒険者ギルドは各地に存在し、それぞれが完全に独立しており、ルールも統一されていない。所属しているギルド以外での依頼は受けられず、報酬の受け取りも所属ギルドのみ。
王都など大都市では複数存在することもある。
同一ギルドでは仲間意識が強く、仲間内での揉め事は厳禁とされる。
簡易の宿泊場所(要は雑魚寝部屋)、飲食施設を併設している場合が多い。
職業上、収入が安定しない為、冒険者にお金を貸し付けてくれる事が良くある。もちろん、依頼達成時に報酬から引かれる。
依頼>
依頼の仲介料、情報料等、すべてにお金がかかる。
依頼の難易度は提示されるが、受諾に制限はない。
一つの依頼に対し、何人でも依頼を受諾することが可能。依頼の達成は早い者勝ちで、もちろん依頼を達成できなかった者に報奨金はない。成功者のみに高額な報奨金が支払われる。
最も、依頼によっては情報提供のみでも僅かながら報奨金が支払われることもある。
ここまで読めば、いつでも冒険者になれること間違いなし!
だらだら冒険者をやるお話しを書くのも良さそうです。
ランクカラーの由来はパラノイア。黒がランク外扱いなのはIRだから。
N→R→O→J→V→A→I→P→B
Vert、Azur、Purpureは紋章学におけるカラー。
頭文字をばらばらにしたかったという事情によって採用。ランクの騙りを防ぐ為というのは後付けです。まぁ、Sepの中ではアルファベットはなるべく使わないようにしているので関係ないと言えば関係ないのですが。
お話しによって世界が変わるので、同じ言葉でも設定が同じになることはありません。
Sepの世界よりもヨルムの世界の方が冒険者に厳しいのは仕方ない。
Sepの世界では、亜精霊を討伐してくれたり、身近なお願いを聞いてくれる冒険者の地位は高めです。何よりも、冒険者=犯罪者ではない証明なので信頼されています。
ヨルムの世界では、華やかな冒険譚が吟遊詩人のネタにされることが多い一方で、冒険者なんて領地で仕事が出来ない厄介者や力自慢の荒くれ者がなる仕事、というイメージが大きく、冒険者の地位は高くありません。
その分、Sepよりも報奨金は高いんじゃないかな。たぶん、盗賊ギルドがやるような仕事も引き受けていると思うので。女性がなるような仕事じゃないのは確かですが、レイヤはその辺の冒険者に引けを取らない怪力の持ち主だったのは確かなのです。
ヨルムンガンドの国の世界観を補足するならロキ編を書かなきゃいけないような気がするのですが…。
それなら、ヨルムの土地開発みたいなゲームにすれば良い気がする。
ほら。オーディンに邪魔されたり、助けになるんだかわからないロキの助言を聞いて、本編で入れられなかった逸話(過去にフレイヤと何かあったよね?とか)も入れつつ、信仰心を稼ぎながら開墾したり文明を築いたり戦ったり。
…んん。どっかで聞いたような内容だ。




