6話 遭遇
急展開になってますけど、大丈夫です。
その後が、落ち着きます多分?
今後も読んでくだされば、ありがたいです。
間違いや誤字を指摘しもらえると
嬉しいですm(__)m
城に帰って来た、真樹御一行。
道中も舞花や咲音が、イジられていた。
もう葵やサラが、楽しそうに二人をイジる姿は、永年の親友の感じがした。
そんな感じで、舞花に咲音は精神的ダメージをおい。
疲れきってる、城につく頃には元気だったけどね?。
「この後、時間が有るなら。私の部屋でお茶会は、いかがですか?」
「えぇ良いわね、お茶会」
「お菓子も出てくるよね?」
「勿論ですよ、舞花」
「やったー!、おかしおかし~♪」
「まいちゃん...、お菓子で参加するの?。」
お茶会...いわゆる女子会、男性に聞かれてはいけない。
秘密の会話をするのだろう、『ルックスは良いけど、金がね~』『夜の方が~』とかアッチ系の話しをするだろう?。
主に自分の、偏見だけどね?。
「じゃ皆さんで、楽しんで来て下さい。自分は先に失礼します」
「えっ!マサキ君来ないの?」
「いや、流石にね~。女子会には参加できないですよ?」
「...真樹、変な想像したでしょ?」
「いえ、してないですよ?」
「......」
顔に出てたかな?、今ので分かったけど、感がよすぎるな葵は。
ほらまだ疑いの目してるし、サラは?を浮かべて首を傾げてる。
「実はねサラ、真樹って女性の足を、嗅ぐ趣味が有るのよ。それに下着は、大好物らしいわ」
「えっ、そんなですか!。マサキ様って...変態なんですね?。興味が有るのは、良いですけど、そ、その趣味はやめた方が...」
ちょーーと待って!!、葵は何言ってるの、この子!。
何で変態なんだよ、確かに考えたけどよ少しですよ少し。
「いえ、違います。断固として拒否します」
「ま、マサキ君が変態でも、私は気にしないからね!?」
「それは、それで気にしてください」
「フルっちは、変態でもフルっちだよ!」
断固として拒否してるじゃん、ねぇ皆聞いてますか?。
.....そんなに変態に、したいですか?
「そんな、"変態"がお茶会に、参加できる筈が無いですね。これは残念です"葵"が、変な事を言ってしまったので。本当に! 残念ですね」
ここで咲音、舞花と目があった。
「あ~ちゃんが、変な事を言うから~。マサキ君、冗談だって分かってるからね!。だから一緒に、お茶会しようよ?」
「あぁ~~あ、葵がカラかうから~」
ここで二人が、ノってくれるとは。
ふっ...良い感じの流れだ、このまま葵にお返しだな。
ひきつった顔しちゃて、感づいたみたいだか既に遅い。
やられたからには、やり返す、倍返しだ!。
聞いたことの有る、言葉だな?。
どこだったけ?、忘れたな。
「うっーー、謝れば良いでしょう!。器の小さい男!!」
器の小さい男で、結構ですよ~だ。
「嘘言って、ごめんなさい!」
羞恥心と怒りが、半々と言った所か?。
「はい、許します。因みに男として下着には、興味が有るのは間違えじゃないです。でも今回の、お茶会は辞退します。皆で、楽しんで来て下さい!。それでは、失礼します」
早口に述べて、何かを言われる前に、その場から去る。
部屋に通ずる廊下に、歩いていく。
...男として、下着に興味が有るのは、当たり前だ。
後ろから葵が、『ちょ、逃げるな~!』叫んでるが聞こえない振りだ。
「真樹、後で絶対に覚えてなさい。それに二人もよ...」
「まぁまぁ、葵も一本取られたね。それにしても、フルっちも男だね~『男として下着には興味が有る』だって」
「マサキ様も、男性なんですね。貴族には、もっと異常な方もいますよ?」
「へぇ~、そんなんだ?。凄いね貴族って」
~~咲音~~
マサキ君は、どんな下着が良いのかな?。
今度、聞いてみようかな?。
....何考えてるのよ私!、これじゃ私も変態に!。
でも、マサキ君は変態は嫌いなのかな....。
マサキ君も変態なら、私も変態の方が良いよね!。
「さく、顔に出てるわよ...」
「えっ! 顔に出てた?!、うぅー恥ずかしい...」
「こんな場所で、話すのは何ですし。私の部屋でしませんか?」
「おかし~おかし~♪」
「舞花は本当に、食べ物ばっかね」
「葵、それは酷いよ!。美味しいものが、有るのがいけない!」
皆でサラの部屋に、向かいながら。
お菓子や茶葉を、手にして楽しい時間を過ごした。
...............
..........
......
その頃、真樹は長い廊下を、歩いていた。
日記の事や、父さん、この濃密な一週間を思い出していた。
前から来てる人に、気づかずにぶつかってしまい。
尻を地面に強打して、倒れてしまう。
「...っう、いててて。すみません、ケガはありませんか?」
顔をあげて、あれまービックリ!。
目の前にイケメンがいた、訓練終わりなのか汗をかいていた。
スッーと手を伸ばして、此方に差し出す。
「古里、大丈夫かい?」
行動までイケメンかよ、はぜろ。
手を掴んで、立ち上がる。
イケメンの正体が"谷風陸"、程よく締まった筋肉。
女の子にモテモテ野郎、最近じゃメイドさん達にも、モテ始めってる話しじゃないか。
「すまないな、モテ男」
「会って早々に、それは無いじゃないかな古里?」
「いや、すまんな。最近さらに、モテてるって聞いたからな」
「それは、誤解だよ!」
ほうー誤解ですか、訳を聞いてやるぞ。
「メイドさん達にも、挨拶したりとか。困ってる時に、助けたりしただけだよ!」
それが好かれる、原因じゃ無いですか?。
まさか無自覚で、やってるですか?。
どこの主人公ですか、一番主人公ポイッけど...。
「.....何となく、分かりました」
「何となくじゃ、分かってないでしょう?」
「いえ、そんな事は無いですよ。...もう行って良いですか?」
そんな喋る事、無いから、さっさとこの場から去りたい。
俺苦手なんだよな、谷間の事、何でって言われても?。
何となく? だよな、本当に嫌いとかじゃないだよ。
側に居たくないってのが、有るだよなー。
「まだ時間が有るなら、風呂いかないか。そこで話さないか?」
風呂は好きだけど~、男と入るのはな~。
普通に考えて、嫌だろ? 女の子となら喜ぶけど。
....いや、風呂はやっぱ一人だな、ゆっくり浸かりたい。
「風呂は一人で入る派なので、遠慮して置きます」
「まぁまぁ、良いじゃないか。ほれ行くぞ」
「ちょ、まて、力強すぎ!。おい! 谷間!、人の話しを聞けぇぇぇぇぇ!!」
こうして半場強引に、風呂場に連れて行かれた。
物凄い力で、手を捕まれて抵抗も虚しく。
今は大人しく湯船に、浸かってます。
「もうお婿に、行けない~」
「大袈裟だな、古里は」
ハッハハハって笑ってるし、コイツいつか見てろよ。
イケメンの裸なんて、見て誰得だ!。
女の子だったら、得だろうけどさぁー。
......泣けてくる。
「泣いてるのか、古里?。そんなに風呂が嫌いか?」
「...風呂が嫌いじゃなく、さっきので谷間を嫌いになった....」
「いや、ごめんて、無理矢理じゃないと。古里逃げるだろ?」
「当たり前だろ、誰が男と入りたい?!」
本当に悪気有るのか?、こんな広い風呂で。
男二人で、仲良く並んで入る必要有るか?。
いや、無い、これならお茶会に行けば良かった。
それにしても、この風呂場、外国の温泉だよな。
形的に?、大理石の床に、真ん中にデカい風呂。
石鹸が一つしか無いし、リンスやシャンプーも無い。
これ女性からしたら、問題だよな?。
「ほら昔から、腹を割って話すのは。風呂場だって、決まってるだろう?」
「初めて、聞いたんだけど?」
「まぁまぁ、良いじゃないか。今日町に行ったんだろう?」
「何で、知ってるの?」
「舞花達に、聞いたからだよ」
あー成る程、こいつも誘われてたのか?。
うん? 何で来なかったんだ?。
「誘われてたんだろう?、何で?。」
「忍との試合に、熱中しちゃたね。行けなかったんだよ、本当なら忍と、一緒に途中から合流だったんだ。」
何? お前ら?、戦闘狂?。
「.......」
「別に戦闘狂じゃないよ、忍の戦い方が凄いから。手を抜けないだよ」
あれ読まれたか?、顔には出てないと思うけど?。
坂巻の戦いが、凄いって事はそっちが戦闘狂?。
「心を読んだ訳じゃないよ、言いたい事が、分かっただけだから」
「人はそれを、読んだと言うじゃないかな?」
「ハッハハハ、そうかもね?。 所で話が変わるけど、 咲音とはどうなんだ。気持ちは、知ってるだろう?」
「...ゴホッ....ゴホゴホ...ウッ..ハァ~」
本当に話が変わるよ、いきなり何だ?。
別に鈍感系主人公じゃないから、咲音の気持ちは知ってるよ。
今日だけでも、気づかないバカはいないぞ。
もし気づか無かったら、それこそ鈍感系主人公だろ。
「いきなり過ぎて、むせただろ。....確かに気持ちは、知ってるけど。何かをするつもりは無いよ」
「そうなんだ、学年一位の美女と、付き合えるチャンスだよ?」
「じゃお前は、付き合うのか?」
「残念、僕にも好きな人がいるからね。付き合わないよ」
チャンスとか、言っておきながら、付き合わないのかよ。
あれか、イケメンは美女を、選べる権利でも有るのか?。
もしそうだったら、最低なくそ野郎だな。
「へぇ~好きな人が、いるのか?。因みに誰?、俺は質問には答えたんだから、答えるよな?」
「ちょとした、脅迫だよ、それ。...古里なら良いかな」
「良いから、言えよ」
「舞花だよ」
「......」
「黙られたら、こっちが恥ずかしいだろう?」
躊躇わずに言いやがった、男か!。
....男でしたね、すみません。
こうゆう『好きな人を言う』のって、少し間があるじゃん。
もう~コイツ何なの?、まじで、男前過ぎるやろ!。
「素直に言ったらから、ビックリしただけだ。どこに惚れたの?」
「う~ん、どこって言われたら、全部だよ中も外も....。自分の事は後回しで、困ってる人を助けたり。人一倍に正義感が強いだよ、だから僕は舞花の側で支えたいし、守ってあげたい。言いたい事が、伝わらないかも知れないけど 。 今の僕が、言えるのはここまでかな?。」
本当に好きなんだな、真っ直ぐな気持ちが、伝わったよ。
ここまで好かれてる、舞花は幸せだな。
父さんと母さんも、こんな感じだったのかな。
二人は少しの間だけでも、幸せだったよね....。
「...告るのか?」
「日本に帰ったら、伝えるつもりだよ」
「いつ死ぬか分からない、世界だから。後悔だけはするなよ...」
「大丈夫だよ、絶対に舞花を、守るよ」
「....頑張れ」
短い時間だか、二人の友《男》は絆を深めていた。
本当に短い時間だが、腹を割って、全てを話した。
互いにどう思っていたか?、女の事まで全てを、笑いながら話していた。
互いに名を下で呼びあい、心友にまでなっていた。
「なぁ、陸さ...一つ聞いて良いか?」
「僕で答えられるなら、聞いて良いよ」
「世界...世界ウェルムをどう思う?」
「どうって、言われてもな....地球と変わらないと思う。僕達と同じ人間が生きていて、生命に溢れてるよ?」
陸はスゲーな、"同じ人間"に見えてるのか。
俺には無理だよ、そんな風に世界を見られない。
「陸には、そう見えるのか...」
「真樹には、どう見えてるんだ?」
「...まだ分からない、どんな風に見て良いのかが。分からないんだ」
父さんと母さんを、引き剥がした世界。
醜い人間が理不尽な都合で、呼び出した。
だけど俺はこの世界で、生まれた。
父さんと母さんが、結ばれてた世界。
本当に分からないだ、父さんを殺したのは。
.....俺なんだから、肉を刺す感触、温かい血に触れる感触。
一番許せないのが、俺なんだ、何で俺が生きてしまったのか。
生きる筈だったのは、父さん...古里初なんだから。
「真樹、泣いてるのか?」
知らない内に、泣いてたのか?。
感情を表に、出してしまったのか。
陸には、迷惑かけたな、すまないな。
「大丈夫だ、目にゴミが入っただけだ」
「風呂で目にゴミは、入らないと思うぞ。今はそうゆう風にしとく」
「....ありがとう」
それから、もうしばらく話して。
風呂から上がった、互いに部屋に向かって。
廊下を歩き、その間喋る事は無かった。
喋り尽くしたの、先程の涙が原因か分からないが。
「真樹、僕はこっちだから」
「おう俺は、こっちだ。嫌な風呂かな、って思ったけど案外悪くなかったよ」
「無理に連れてった、甲斐があったよ。また二人で話そうな」
「そん時は、楽しみにしとくよ。じゃあな...」
最後は手を振って別れた、互いに背中を向けて。
歩きだす、ふと陸は振り返り、真樹を見た。
「...暗いな」
彼の背中が暗く、闇に吸い込まれそうな、そんな感じがした。
もっと早く彼と話しいたら、変わっていたかな。
そんな事を想い、内に閉まいこみ、去っていく。
...............
..........
......
今は夜の22時ぐらい、陸と別れて部屋の前にいる。
何で? 入らないのかって?、扉の隙間から黒い煙が出てる。
意味が分からないと、思うが事実だ。
俺が気づいてるなら、他の奴等にも気づいて、騒いでる筈なんだよ?!。
少し前に廊下を通った、見回りの兵士が素通りしていた。
声をかけて『煙が出てるですけど!』、って言ったら。
『いえ、煙など出ていませんが?。勇者様もお疲れの様子で、もうお休みになられたら、いかがですか?』
逆に心配されてしまったよ、最後なんて哀れみな目で見られたよ。
で、扉を開けるかを、迷ってます。
俺にしか見えない黒い煙、原因が分からない状態で。
どうするか....。
ここは、ゆっくり開けて、ダメそうだったら諦める方で。
1、2、3で開けますよ、ふぅ~1、2、3!。
物凄い勢いで噴出した、黒い煙は瞬く間に、真樹を包んだ。
何も見えない、黒い煙が視界を遮っている。
「ゴホッ.....何なんだよ、早く閉めないと」
手探りでドアノブを、探し伸ばす。
....ここで違和感を感じる、扉は部屋の内側に有る筈なのに。
それが見当たらない、壁はある、触った感触が有るから。
覚悟を決めて、部屋の中に一歩踏み入れる。
一歩また一歩と、床を踏みしめて進む。
いくら進んでも、部屋の奥にたどり着かない。
ガクッ...さっきまであった、床が消失して落下する。
「な、何なんだよ、何がどうなってるーーーー!」
訳が分からずに、地面に激突。
「いったーーくない?....あれ?、痛くない?。ケガも骨も折れてない、えっ?、」
体を包んでいた、黒い煙はどこかに霧散していた。
目の前には、見た事のない景色が広がっていた。
「ここは、どこだ?」
辺り一面が花で覆っていた、色とりどりの花が。
赤、青、黄色、白、紫、黒、があった。
見渡す限り、ずっと続いてる、遠く遠くに。
人がいないか、辺りを見回しながら歩いてく。
何時間ぐらい歩いただろうか?、右も左も後も前も同じ景色。
真っ直ぐ歩いてきたけど、現に迷ってるかもしれない。
空腹も喉の渇きも、一切無い。
やっと歩き続けて、変化が表れた。
丸い円形の広場の中央、黒塗りの椅子に座ってる。
年老いた、爺さんがいた。
白髪で白い髭を生やした、仙人?、みたいな人が。
格好だってボロいけど、神々しいローブを羽織ってる。
手に持ってる杖は、今も生きてるように、脈動してる。
これだけで、この白髪の爺さんが異様か、分かるだろう?。
側まで近づいて、爺さんは目を開き、此方を見据える。
綺麗な宝石を、宿してるかのように、白い目だ。
その瞳に嘘や隠し事が、見られてる錯覚に陥る。
「このような、所に人間とは、珍しいの」
爺さんの年老いた声だが、ハリが有り若々しい感じがする。
耳にスゥーと入ってくる、その声には従わないといけない感じがする。
「そんな所で、立ってないで。此方でこの老人の、話し相手にならんか?」
「は、はい」
爺さんの正面まで、行き地面に座ろうとした時。
「おっと、これは失礼したな。今椅子を出そう....ほれそこに座りなさい、何か飲むか?」
手を"パンッ"と叩いて、同じ黒塗りの椅子が、地面から表れた。
爺さんと俺の間に、テーブルとコップも出現した。
椅子に座り、爺さんを正面から隅々と見る。
「ほれ、何か飲みたいのが有るか?。無いなら同じ物で、良いかの?」
「あ、それでお願いします。後色々聞いても、良いです..か?」
「もちろんだよ、"資格"を得し者よ」
資格?、意味が分からん。質問が多すぎる。
まず何から、聞こうか?。
「色々聞きたいので、まずココが何処なのか、爺さんは誰なのか、資格とは何か。とりあえずこの三つが、聞きたい事なので、教えて下さい。あっ....聞き過ぎるとダメですかね?」
「よいよい、"資格"得し者よ。ソナタの疑問には、全て答えよう。さて先ずは儂の名だが、モルータ"死と生を司る神"じゃ。」
神!、ちょうと待て....一回整理しよう。
今は変な場所にいて、そこであった爺さんが神だった。
.....ないな、流石にそれは無いよ。
「えっと....爺さんは、神だったって事ですか?」
「うむ、そうじゃ。死と生を司る神モルータ、資格得し者よ。」
やっぱり神様だった、うん、目の前に"神"がいるよ!。
読んでくださり
ありがとうございます。
もう一つ違う小説を、書いてみようと思ってます。
人生初の異世界~俺だけギフトを貰ってない~
これを勇者版を、書こうと思ってます。
まだ当分は、先だと思ってますが、書けたら読んでみてください。