派閥の始まり
投稿しだして早三日、アクセス数が凄い数なんですけど(汗)
ネットに何かをアップするのがこれが初めてなんで普通の基準は知りませんが、
私的にはアクセス数見て3回くらい目を擦って確認し直したね。
いやほんと、見てくださってる方
どうもありがとうございます。
これからもがんばるよ!
イージェ族を追い払い、気を失った吉田義明は目を覚ましたとある家の玄関口で、義明の剣を取り合う少女と中年のおっさんを見つける。
中年のおっさんは義明の姿を見るとひきつった笑みを浮かべて立ち去っていく。
おっさんの姿が見えなくなるまで少女は義明の剣を持って睨み続けた。
―――――クィ、
なんか変な顔してたな、と思いながらおっさんの去っていった方向を眺めていた義明はワイシャツを引っ張られ、振りかえってみると先程の少女が二本の剣を小脇に抱えて義明の顔を見上げていた。
「何?」
そう義明が反応すると少女は何故か嬉しそうに笑って義明の右手を掴み、家の中に引っ張っていった。
「ちょ、おい危ないって」
義明は少女に引っ張られて体勢を崩し、片足で跳んで移動させられつつ家の奥へと連れて行かれる。
少女は義明をリビングに連れて行き、黒いもこもこした椅子に座らせ、少女はその対面に座った。
「私、ティーナ。」
少女は自分を指差しティーナが自分の名前だと義明に伝える。
義明も少女と同じように自分を指差して吉田義明といった。
「ヨシダヨ、シアキ?」
「よしだ、よしあき」
「ヨシェダ、ヨシェアキ?」
「あー、義明でいいよ、よーしーあーき!」
「ヨシアキ?」
正しく言えた事を伝える為大きく頷いてティーナの頭を撫でる。
ティーナはそれで正しいとわかってくれたらしく、ヨシアキ!と何度も繰り返した。
「ヨシアキ、これ、返す。」
ティーナはそう言って、抱えていた二本の剣を義明に渡す。
それを受け取った義明はありがとう、とティーナにお礼を言う。
だが、ティーナは顔をうつ伏せて横に振る。
「ヨシアキ、お礼、駄目。長たち、勝手、とった。返す。当たり前。」
ティーナは昨日、義明が集落を襲っていたイージェ族を倒して眠った後の事を語りだした。
ナッツェ族の長は単純にイージェ族から救われて良かったと思ってはくれなかったらしい。
義明が目覚めて自分たちに牙を剥く事を恐れたのだ。
長は義明を拘束することを命令したが、ティーナと一部のナッツェ族はその命令に従わなかった。
そのせいでナッツェ族は、助けてくれた相手を捕まえるわけにはいかないというティーナ達義明保護派と、襲われてからでは遅いと主張する長たち義明捕縛派の二つに分かれてしまっているらしい。
先程家の前でティーナと争っていた中年は義明捕縛派で、義明の武器である二本の剣を盗み出した所をティーナに見つかり取り合いになっていたらしい。
「そっか」
義明は俯いたままのティーナの頭を撫でた。
ティーナは驚いて義明を見る。
「ありがとな、俺とこの剣を守ってくれて」
「守る。当然。ヨシアキ、」
「うん。でも、ありがとう」
義明がそういうと、ティーナはどういう顔をするか迷った末に笑った。
ティーナの笑顔に義明も笑みを浮かべ、二本の剣を持って椅子から立ち上がった。
左手が少しの間使えなくなる為、武器の位置を変えなくてはいけない。
動き易くなるように何度か位置を変えた結果、主に左手で扱っていた白い短刀は左腰にベルトに挟み、黒い青龍刀は昨日と同じように腰の少し上の位置に仕舞った。
「ヨシアキ、カッコイイ!」
抜く時の動作がスムーズにいくことを確認していると、ティーナが手を叩きながら言った。
格好いいと久しぶりに聞いた義明はわずかに頬を赤くして頭を掻いた。
短いですが今回はこんな所で、
感想いただきました。
学校にテロリストの分かりやすい説明ありがとうございます。
成る程、男の子の空想の事でしたか。
んー、そうですねー
一応自分の中で考えてる話の進ませ具合だと違うんでないかなー
主人公最強設定はないし、
義明君の頭脳はそれなりでしかないから策謀に嵌められたりすんじゃないかなー
運動能力も上がってても体力はそんなにない子だし…
その内「はじまりの始まり」に出たキャラ設定の事とか義明君の事を詳しく書いてみようかな。
貴重なご意見ありがとうございました。
これからも何かあったら遠慮なく書いてね。
誤字の指摘とかもしていただけると助かります。
誹謗中傷は勘弁です。
名前だしていいか分かんないので今のところ書いてませんが、
出してもいいよーって方は感想のどこかに名出しOKって書いてくれると助かります。