殲滅の始まり
そういえば、レポートの方は何とかなりました。
初っ端から移転前に書いてた事の続きで申し訳ないです。
なんのこっちゃ分かんないですよね。
簡単に言うと、
レポート作成サボって、
これ書いて、
提出期限40分前にレポートの事思い出す。
な状態だったんです。
どうでもいいですよね、すいません。
―――――体が熱い。
口から出る息すら熱く感じる。
どうすれば冷めるだろうか?
決まっている。
俺の中にある熱をすべて吐き出せばいい
どうやって?
本当に分からないのか?そんなはずはない、お前はわかっている筈だ。
…………
だんまりか、なら俺が言ってやる。
お前は自身の中にいる俺を出せばいい
そう、か
そうさ
今まで一人でご苦労さん
これからは二人で生きてこうぜ
そう、だな
さぁ、往こうぜ!
思う存分に!お前らしく!!
襲撃者たち、イージェ族は完全に集落を落とし終り、酒盛りに興じていた。
イージェ族の現族長であるイーベンはその様子を見て回っていた。
我々イージェ族は男女ともに戦場を駆け、種全体で狩りを行う珍しい種族だった。
今日は前々から決めていたナッツェ族の集落を襲う日だった。
ナッツェ族は美男子は生まれない代わりに女は必ず美女になるという変わった種族で、ナッツェ族の女の奴隷は高値で売れるのだ。
だが、ナッツェ族の集落は滅多に見つからないことでも有名であり、イージェ族がこの集落を見つけられたのは運が良かったことに他ならない。
この機会を逃す程愚かではないイージェ族はすぐさま襲う為に綿密に作戦を立てた。
男や老人は殺し、女子供は全員捕まえて奴隷として売る。
もちろん集落にある食料や金目になりそうなものは全て奪う。
綿密にしただけあって、作戦は上手くいった。
戦闘に適さないナッツェ族の抵抗はあまりに小さく、イージェ族はほぼ一人として欠けることなく集落を落としていった。
途中、ナッツェ族の中にいた見慣れぬ種族が4人、武器を持って抵抗してきた。
ナッツェ族の用心棒だろうか?
そう思い警戒してそいつらを見るが、全然強そうには見えない。
それどころか自分から飛びかかってきたくせに、足を震わせ、腰が引けていた。
敵と認識するのも憚れる。
一応念を入れ、相手の倍の数で囲み、殺した。
やはり弱かった。
集落にいたナッツェ族とまだ残っていた見慣れぬ種族数人を捕まえ集落の中央に集めた。
集落に放った火は隣に燃え移らないような家にしか点けていないので多少煙いぐらいだ。
ナッツェ族の男と老人を縄で縛り、女子供は十人ほど残して荷車に詰め込んだ。
残った女子供は自分等の奴隷とするのだ。
全員を売らずとも十分な金になると話し合った結果だった。
あちこちで数人の男が女を一人、物陰に連れて行く姿が見えた。
どうせ犯すのだろう。
よくあることだ。
残った者は集落にあった食料や酒を飲み、騒いでいた。
捕えたナッツェ族の男を色んな方法で殺して酒の肴にしていた。
これもよくあることだ。
弱者は強者に食い物にされるのがこの世界でのルールであった。
王都などに近ければ法もあり、平和であると聞くが方が通用する場で我々が狩りをするはずがないし、王都の重鎮共に奴隷を貢物としてくれてやっている為、多少のことは目を瞑ってくれる。
イーベンが一通り見回りを終わらせ、自分も酒を飲もうと杯を持った所でどこかで悲鳴が聞こえた。
最初イーベンはナッツェ族の男が殺されたか、犯されている女の悲鳴だと思った。
だが、悲鳴は連続して続く。
3つ、4つ、5つと途切れる間もなく悲鳴が流れた。
まだ抵抗する物がいたか……
イーベンは地面に突き刺さった2メートルを越す大きな斧を持ち上げ、悲鳴のする方へと駆けだした。
マグマのように熱かった熱は獲物を前にすると、一瞬で氷のように冷たくなった。
息を殺し、気配を殺し、草陰で女を襲っているイージェ族へと近づく。
奴らが自分の間合いに入った時、女をちょうど抱いていたイージェ族の男の首が胴と別れていた。
突然の出来ごとに唖然とする他の男たちの首も斬り飛ばす。
全員の首を飛ばした所で犯されていた女が大きな悲鳴を上げた。
あまりにうるさかったから殺すべきかと考えたが、それより先に近くで他の女を犯していたグループを襲うことにした。
5グループほど(1グループ約5、6人)を殺し尽くし、騒ぎ声の聞こえる集落の中央へと立ち並ぶ家の屋根の上を走る。
音もなく笑う。
嬉しい。
こんなにも俺の誕生を祝ってくれるなんて!!
縄で縛られた男を殺そうと無骨な剣を振り上げている男に飛びかかった。
さぁ!もっと祝ってくれ!!
新たな俺を!!
そういえば今回吉田義明って一回も出してないなー
今頃気づいた。
まぁそんだけ。
毎回タイトル考えんのも大変だなー
1話、2話で良かったのかもなー
でもそれだと見栄え悪いしなー