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Welcome Another World  作者: Cl
10/20

お別れの始まり

お気に入り登録数が200件行ってたー

一日でどんだけ増えてんだろ、子供みたいに口ポカーンと開けてすげーって呟いちゃったよ。ホント有難う御座います。


あ、電子レンジ買いました。

安くて良いやつがなかなか見つからず、ちょいとお高かったけど機能と見た目で選んだものを買いました。

近くの家電屋だったんでそのまま持ち帰ったらエライことに……

カートを持ってくればよかった(泣)

歩いて二十分の距離も、重いもの持ちながらだとかなり疲れる事を知りました。

真っ暗な部屋を台の上に乗ったディスプレイが淡く照らす。

光源がそれしかないこの部屋に、黒い人影が一つディスプレイの前に座っていた。

ディスプレイに照らされていてもそれは黒いまま顔もわからず、まさに影が座っているといった感じであった。

影はディスプレイの前に置かれた四角い台に手を置いて動かす。

手を動かす事でディスプレイに映る画面が変わっていった事から、それが操作パネルのようなものだとわかる。

影はディスプレイ映像を見る。

ディスプレイに映っていたのは吉田義明(よしだよしあき)やそのクラスメイト計18名が見る事になったネットゲームのキャラクター設定画面だった。

人型の素体の頭、胴、腕、足の4つが色分けされただけのものだ。

ただ、その映像は義明たちの見たものと違い、既に各部位に数字が打たれていた。


「うーん」


その映像を見ていた影が唸り声を上げる。

影は操作パネルを弄り、違う映像に変える。

だが、どの映像も人型の素体の映像で、数字が違う以外に変化はなかった。


「最近の子供はゲームばかりしてるって聞いてたんだけどな~」


影が映像を変えながら何やら呟く。

映像が一周して最初に見ていた映像に戻る。

その映像の人型素体に割り振られた数値は頭4、胴3、腕1、足2と表示されている。


「あの場にいた18人の内ちゃんと設定画面だとわかってパラメータ分けしたのがたったの三人だけか、

15人も適当にやるとは思わなかったな~。しかも適当にやった4人が既に脱落したっていうしな~。う~んこのままだと怒られるかも知んないし、もう何人か補充すべきかな~。」


影は溜息を吐いてやだなー、面倒だなーと小さく愚痴った。


「そうだな~、後5人死んじゃったら補充しに行こう。」


影は名案だとでもいうように手を叩く。


「よし、そうと決まったら今日の仕事はおしまいにして、どっか遊びにいーこおっと!」


影がそういうと、ディスプレイは映像を消し、完全に部屋を闇が覆い隠した。























吉田義明(よしだよしあき)は一人、外を歩いていた。

ルイツベーンの家で夕食を御馳走になった後、ティーナが眠くなったので一緒にティーナの家に帰ったのだ。

ルイツベーンがティーナの祖母だと言っていたからあそこで暮らしているのかと思っていたが、そうではなく、義明が今日目覚めた家がティーナの家らしい。

しかも聞いた話によると、ティーナには両親がいないらしい。母親はティーナを産んだ際に亡くなり、父親も母親が亡くなるのと同時刻に病で倒れた。

両親のいないティーナはルイツベーンに育てられ、とある事情から別れて暮らしているらしい。

義明はその事情が気にはなったものの、わざわざ言わなかったってことは言えないことなのかもしれない。そう思って黙っていた。


(自分のことさえ儘ならないってのに他人の事情に首を突っ込んでいられない)


まずは自分の事を優先しよう。義明はそう考えた。

ティーナが眠っているうちにこっそりと家を抜け出し、ルイツベーンの家に向かう。

暗くなったものの、外には何人か出歩いている姿が見えたのでティーナの就寝時間が早いのだろう。

道中何人かに声をかけられたり逃げられたりしつつルイツベーンの家に着いた。

チャイムなどない為ノックをして声をかけた。


「おやおや、どうしたね」


義明が聞きたい事とお願いがあると言うと、ルイツベーンはとりあえず上がんなと言って義明を家に入れた。


「で、なんだい?聞きたいこととお願いってのは」


ルイツベーンは義明にお茶を出して言う。


「まず、聞きたい事から……」


―――――――――――――――――――――

――――――――――――――

――――――



「ツベ!ツベ!!」


日が昇り、朝を迎えたナッツェ族の集落にティーナの大声が響く。

ティーナはルイツベーンの家に着くなり、勢いよくドアを開けて中に入っていく。

既に起きていたルイツベーンはティーナの様子に特に慌てるでもなく、ああ、いらっしゃいとだけ言った。


「ツベ!ヨシアキ!いない!ここ、いない!?」


ルイツベーンは今にも泣きそうなティーナの頭を撫でていった。


「ヨシアキは、…………集落を出て行ったよ」

というわけで今回は義明君がナッツェ族の集落から出た所でおしまいです。

この義明、集落のことなど考えない男である。


集落に根を張ると思ったかい?

そうはいかんのだよ!

だって一か所に留まってても話進まないし、何より私自身が日常を書くのが苦手だからね。


碌に喋る事のない主人公の日常なんてつまんないしね。


感想でラノベのオススメ教えて貰ってます。

読んだ事のある奴や途中で読むのやめたのもありましたが、知らない作品もあって興味が引かれています。

これからも待ってます。

もちろん普通に感想だけでも結構です。宜しくお願いします。

誹謗中傷は勘弁です。

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