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万事休す
勢いあまって逃げてきてしまった…
これからどうしよ。このままだとお兄様が城に戻ってしまい王宮直属の兵が私のことを探しに来てしまう。
今はまだお兄様の護衛部隊が探しているだけだろうから、撒くことができたけど………
「どうして逃げてきちゃったのだろう。このままだと今よりことが大きくなってしまうのは目に見てているのに」
そんなことを考えて心配し続けている間にも時間は過ぎていく。もうこうなったらお兄様に謝り倒してうやむやにしてもらうしかない。さっき逃げたことも含めて謝ればお兄様なら許していただけるはず。仕方がない。お兄様のところへ行こう。
そんなことを考えていた折、ちょうどお兄様直属の軍部隊長のセイレーンが私を探しに来ているのが見えた。
「姫様、ようやく見つけました。」
「セイレーン隊長、お久しぶりですわ。先ほどは失礼いたしました。お兄様のところまで送ってくださる?」
先ほど逃げたしたことは棚に上げて、何もなかったことにする作戦だ。
そうして隊長に私はお兄様が短期滞在している別邸に送ってもらった。




